チタンフレームのメガネにはどのような特徴があるのでしょうか?いつもはフチの印象が強いセルフレームをかけている人も、チタンフレームの特徴を知ると欲しくなってしまうかもしれません。
チタンフレームのメガネは、華奢ですぐに壊れてしまうイメージですが実際はどうなのでしょう。チタンにこのようなメリット・デメリットがあります。
また、チタンフレームのメガネが似合うのはどんなタイプの人なのでしょう。チタンフレームのメガネについて紹介します。
メガネフレームに向いている?チタン素材について
メガネのフレームにはセルフレームに使われるプラスチック以外に、金属が使われています。
メタルフレームと呼ばれる事がありますが、使われている金属の素材の種類は、チタン、金、ステンレス、アルミなどがあり、その中でも強度や軽さなどのバランスが一番優れていると言われているのが、チタンです。
チタンは、強度が優れているだけではなく、汗などに含まれている塩分が付着しても錆びる可能性の極めて低い特性を持っています。
また、皮膚かぶれを起こしづらい素材ですので、金属アレルギーを持つ人も安心して使用することの出来る金属なのです。
チタンにも種類があり、バネのようなしなやかさを持つ「ベータチタン」や、形状記憶効果のある「NT合金」というものもあります。
それぞれの特性に合わせて、毎日より良いメガネを作ろうと開発されているのですね。
メガネフレームにおすすめなチタンとは
メガネフレームにおすすめなチタンとはどのようなものなのでしょうか?
メガネのフレームに使われているチタンは、すべてが不純物の少ない純チタンというわけではありません。
チタンにバナジウムやアルミニウムを加えた「ベータチタン」や、ニッケルと合わせた「NT合金」などがあります。
他にも合板のクラッドチタンや、エクセレンスチタンや、カーボチタンなど、企業努力によって、チタンの良さを活かしながら、それ以上に効果の高い金属が開発されています。
それらの金属の特性に合わせて、ツルやブリッジの部分にだけ使用したり、細かい装飾を入れることが出来たりなど、より良いメガネのかけ心地を実現することが出来るのです。
だだし、合金や合板は、他の金属と合わせて作られているため、金属アレルギーを持つ人は、チタン以外にどんな金属が使われているか、特にニッケルはアレルギーが出やすいとされるため、メガネを購入の際は気をつけるようにしましょう。
チタンフレームメガネのメリット・デメリット
とても便利なチタンフレームメガネメガネですが、その中でのメリット・デメリットをご紹介します。
チタンフレームメガネのメリット
一番の特徴とも言えるメリットは、その「弾力性の高さ」です。
時計やゴルフクラブにも使われる強靭さとしなやかさは、両方の特性を必要としているメガネにピッタリの素材と言えます。
次にあげられるメリットは、「錆びづらさ」です。
メガネは常に人の肌に触れ続け、最低でも数年間は使用しますから、すぐに錆びない素材が求められています。
その点チタンは錆びづらいですから、汗や水などがついても、簡単に錆びることがありません。
もう一つのあげられるメリットは、「肌に刺激が少ない」という点です。
金属の中には、汗などによって化学反応を起こし、人間の肌に対して刺激を与えてしまうものがあります。
チタンは安定した金属ですので、ほとんどの人間にアレルギーを起こすことのない金属と言われています。
チタンフレームメガネのデメリット
良いことづくめのチタンですが、デメリットもあります。
まず第一にあげられるものは、「高価」です。
メガネの素材として使われている量はそれほどはありませんから、目が飛び出すほど高価というわけではありませんが、数万円を超えるものは珍しくありません。
次にあげられるデメリットですが、「デザインのバリエーションが少ない」です。
メタルフレームと並んで人気のセルフレームはカラーバリエーションやデザイン種類が豊富ですが、チタンのようなメタルフレームは、バリエーションが少ないのが悩みどころです。
ツルの部分におしゃれで細かい細工がされているものもありますが、その分値段も高くなりがちなのがデメリットと言えます。
チタンフレームのメガネの相場とは
チタンフレームのメガネの相場とはどのくらいのものなのでしょうか?
セルフレームは、数千円くらいからありますが、純チタンでしたら、1万5千円くらいから数万円、チタン合金でしたら、1万2千円くらいから数万円といった金額が目安となります。
チタンフレームメガネはやや高価ですが、耐久性などを考えると、それほど高すぎるというわけではありません。
それに、セルフレームでも、特別な素材が使われていたり、ハイブランドのものでしたら、びっくりするような値段が付けられることもありますので、一概にはチタンの方が高いとは言い切れません。
ですので、自分の予算と体質や、メガネの扱い方などを考えて、自分に合う素材のメガネを購入するようにしましょう。
チタンフレームのメガネにしたいけれどレンズの厚みが気になるときは
チタンフレームメガネの良さは、なんといってもその高い強度
そのため、細いフレームでもメガネを作ることが出来るのが魅力の一つです。
しかし、チタンフレームのメガネにしたいけれど、視力が悪くてレンズの厚みが気になるときがありますよね。
そのような場合は、こんな事を試してみてください。
- レンズを圧縮する
視力を矯正するために厚くなってしまったレンズは、圧縮をかけて薄くすることが出来ます。
それをすることで、チタンフレームからレンズがはみ出すこともありませんし、レンズの厚さによって生じた瓶の底のような線も無くすことが出来ます。 - コンビフレームにする
コンビフレームとは、セルフレームとメタルフレームを合わせたフレームの事です。
ですので、レンズ周りをセルフレームにして、ツルやブリッジのなど他の部分をチタンフレームにするのです。
そうすれば、厚みのあるレンズも、太いセルフレームでしっかり包むことが出来ます。
加工もしやすくメリットの多いチタンフレームの魅力が充分に理解いただけたでしょうか?
実際にメガネ店に行って、ぜひ一度手に取って見てください。