遠視のメガネで目が大きくなるのはナゼ?対処方法を紹介します

最終更新日:2019/02/08

遠視のメガネは目大きくなるのが悩みというお子さんは多いのではないでしょうか?小さい頃は、とくに気にしていなくても小学校に上がると他の人と違うという部分に悩んでしまうこともあるでしょう。

だからといって、メガネをしないという選択肢はないですよね。

そんなときにはなるべく目が大きく見えないメガネを選んであげましょう。

遠視メガネは目大きくなる。その理由とは

遠視のお子さんの悩みが、メガネをかけると、目が大きくなるという他人からの見え方を気にしていることだという人もいるでしょう。

大人であれば、メガネをかけて目が大きく見える人は遠視なんだと理解することができるかも知れませんが、小学校の低学年のうちなどは、なかなかその辺を、周囲の友達だけでなく当の本人も理解ができないこともあるでしょう。

なぜ、遠視の人がメガネをかけると目が大きくなるのでしょうか。遠視の人は、遠くはのものは見えますが、近くのものが見えにくい人のためのメガネです。

近くのものを見やすくする為、レンズは凸レンズになっています。つまり虫眼鏡と一緒なのです。凸レンズを通してみるものは、外側に引っ張られた状態で見えます。よって、眼鏡をかけている人の目も他人から見れば、大きく見えるということになります。実物より大きく広がってみえるのです。これが眼鏡をかけると目が大きくなることの要因です。

逆に、近視の人は近くのものは見えますが、遠くのものもは見えにくいのが特徴です。それを矯正するメガネのレンズは、凹レンズになっています。虫メガネの様に使用してみるとわかると思いますが、近くの見たいものは小さく見えます。よってかけている人の目も小さく見えるのです。

遠視のメガネで目大きくなるのをどうにかしたい

遠視のメガネで、子供の目が大きくなるのをどうにかしてあげたいという親も多いでしょう。

大人であれば、目を大きく見せる為に、レンズの小さい物を選ぶという人もいます。ですから、その逆を考えて、レンズが大きい物を選ぶと、それだけ目が小さく見えます。しかし、これはあくまで目の錯覚を利用した方法です。レンズ部分のフレーム周りとの対比によるものにすぎません。

目が大きくなるのをどうにかしたいからといって、極端に大きすぎるメガネを選ぶというのも良くはありません。目と頬の間にメガネのフレームという境界線ができるので、そのバランスを見ながらベストな物を選ぶのが良いでしょう。

遠視メガネで目大きくなるのが嫌だからといって外すのはダメ

昔に比べ、最近はメガネをかけている子供も、多くみかける様になりました。しかし、子供にとってかけ始めのうちは、そのメガネの掛け心地に違和感があるため、外したがる子供もいるのは事実です。

更に遠視となれば、メガネのせいで目が大きくなるのを気にする子もいるでしょう。小学校低学年であれば、そんなちょっとしたことでも気になる年頃でもあります。

子供の視力は、生まれた直後に急速に発達し、小学校の低学年ころまでには、完成されると言われています。

遠視であれば目が大きくなるのが嫌だとか、メガネの掛け心地が好きではないとかいう理由で、必要なときだけかければよいのではと考えがちですか、それは違います。かけたり外したりすることで、調整機能が不安定になってしまうため、余計に目が疲れてしまいます。目だけでなく、頭が痛くなったりすることもあるでしょう。

遠視の子供は、そもそも遠くも近くも上手に見えていないことが多く、視力自体が発達していないのです。遠視そのものを治すことはできないとしても、早期にメガネを使用することによって、成長に合わせて屈指度が変わりメガネが必要でなくなる場合もあると言われています。勿論、大人になってもかけ続けている人も多くいます。

しかし、早期よりメガネをしっかりかけて目を矯正することは、とても大切なことです。子供は目の筋肉を調整して、ピントを合わせる力があります。メガネがなくてもなんとかなったり日常生活は支障なく過ごすことができることもあるかも知れませんが、できるだけしっかりとメガネをかけて視力を発達させてあげる事が大切になります。

遠視のメガネも薄型レンズにすることで目が大きくなるのを抑えられます

遠視が強い場合、どうしてもレンズが厚くなり、それ故に目が大きくなってしまうという悩みをかかえている人もいるでしょう、お子さんであれば、レンズが厚くなればその分、メガネ自体も重くなり不自由を感じている、授業中にメガネが下がってきたり、体育の時間に重たいメガネを使用するのは本当に辛いことだと思います。

そんなお子さんの苦痛をなんとかしたい、なんとかしてあげたいというのであれば、レンズを薄型にしてみるという方法を検討してみてはどうでしょうか。少しでも軽く、薄く、目が大きく見えないようにレンズを仕上げるという技術は特殊技術であり、どこのメガネ店でもできるわけではありませんが、メガネ店次第ではその様なレンズ加工を行っているところもあるので相談してみると良いでしょう。

軽くなることで、それだけ子供の負担も大きく軽減できるはずです。但し、厚いものを薄くするというのは、それだけ特殊な加工や特殊なレンズを使用するため、費用もそれだけ多くかかります。

高額であったとしても、もしお子さんが悩んでいるのであれば、どうにかしてあげたいと思うのが親心です。一度メガネ店へ出向き、相談してみると良いかもしれません。

遠視メガネで目大きくなるのはコンタクトで解決

もし、メガネで目が大きく見えるのが嫌だとか、メガネの掛け心地に不自由している、運動中にはメガネだとどうしても動きにくいなどというお子さんもいるかもしれません。そんなときは、遠視のメガネではなく、コンタクトレンズを使用するという方法を検討してみてはどうでしょうか。

果たして子供がコンタクトレンズを使用できるのかと疑問に思う人もいるかも知れませんが、コンタクトレンズを使用できる年齢というは、特に決まりはありません。基本的に、自分自身でレンズの付け外しやケアができるのであれば、幼児や子供であっても使用が可能です。

但し、眼科医が必要と認めた場合に限りるので、まずは眼科医に相談しましょう。サッカーなどの運動クラブなどに入っているのであれば、練習や試合のときにだけ、レンズを使うという方法で対応することもできるでしょう。
また、遠視用のコンタクトレンズには、度数の設定がある場合もあります。必ず、親も一緒に眼科医と相談して決定してあげましょう。

勿論、使用条件や、使用環境によっては使用できないこともあります。コンタクトレンズを使用するということは、良いことばかりではありません。デメリットもあります。適切に使用しなかった場合には、目に障害が発生する危険もあります。できれば、メガネを使用することが無難です。

メガネであれば、薄いレンズにする、濃い色のフレームにする、ちょっとフレームを太めにするなどの工夫をしてあげることで、お子さんの目が大きく見えるのを防ぐことができます。フレームが薄いメタルフレームなどは、軽さの点ではおすすめですが、目の大きさやレンズの厚さが目立ってしまうこともあります。

少し太めでも、軽いタイプのメガネフレームも存在します。一緒に眼科やメガネ店へ出向き、遠視のお子さんの悩みが少しでも解消されるようなメガネ選びをしてあげましょう。

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