メガネの調整を自分でしたい!メガネを使いながら微調整する方法

最終更新日:2019/01/16

メガネの調整を自分でしたい!

店員さんに伝えても、伝えきれないこの不具合。

ちょっとなんだよな~と違和感を感じながら掛け続けるメガネってストレスなんですよね。

繊細なメガネを自分で調整するってちょっと、勇気がいりますよね。

あくまでも、あくまでも自己責任ですがメガネを自分で調整することも可能です。

フレームやテンプル部分の調整は、ちょっと怖くてできないという方は、アイテムやグッズを使って、微調整することも可能です。

それでは、メガネの調整方法や、そのコツなどを御覧ください。

メガネの調整を自分でしたい!微調整しながら快適にメガネをかけるには

日々使っているメガネは使っているうちに劣化が生じて歪みが出ることがあります。
このようなことは体験したことがある方が大半だと思いますが、そのちょっとした歪みで使い心地が激変し、それがストレスになってしまうようになります。

この歪みによるストレスはメガネ屋さんで調整してもらえばすぐに解決するのですが、メガネ屋さんに行く時間がなかったり、ちょっと面倒だからと後回しになってしまったりで解消されないままになってしまいがちです。

このちょっとした歪みはメガネ屋さんで直してもらうのが一番確実ではありますが、ちょっとしたポイントを気をつけるだけで自分で微調整を加えることも可能です。

メガネを掛けた生活をできるだけノンストレスなものにしたいと思うなら、ちょっとした微調整を行う方法を覚えて自分でやってしまいましょう。

細かい作業が苦手でもちょっとポイントを抑えるだけで簡単に微調整が出来るようになる方法を紹介していきます。

メガネのテンプルの調整方法。まずはプロの技法を知ろう

調整する、と言ってもプロがどんなふうに調整を行っているのか知らないと手を出すのは怖いです。

これからもしっかりメガネとして活躍してもらうためにも、プロのやり方を知ってから作業に移っていきましょう。

プロの行うテンプル調整方法

プロは調整を行うときにメガネの調整専用の工具やヒーターを使って加工を行っていきます。

テンプルの調整を行うときはヒーターを使って、フレームを柔らかくしてから、形を調整していきます。

調整するのは2箇所です。
上から見たときにテンプルの角度がそれぞれ同じように内側に抱きついているか。
耳にかかる部分のテンプルの角度が適切か。

この2点を主に調整します。

それぞれ、テンプルの真っ直ぐな部分と曲がっている部分を加工するので、それぞれをあたためて全部で4箇所(2箇所×2パーツ)を一つずつ加工していきます。

テンプルの抱きつけ具合を加工するときは片方のテンプルに合わせるようにしても加工が行いやすいです。

耳に当たる部分の加工は、あたためて一度真っ直ぐにしてから曲げたい角度に合わせてもう一度曲げます。

プロはプロの道具を使って、このような方法で調整しています。

メガネのテンプル部分を自分で調整する方法

プロのやり方を覚えたら、家庭で出来る範囲の調整方法を覚えましょう。
※あくまでも調整しやすいやり方です。自己責任となります。破損させないよう丁寧に行ってください。

自分でメガネを調整するときには、お湯に浸けてフレームを柔らかくして加工を行います。

浸けるお湯の温度は40℃です。
このお湯の温度は高すぎても低すぎてもいけません。
低すぎると加工できるほど柔らかくなりませんし、高すぎると最悪の場合、フレームの変質や変色を起こしてしまいます。
必ず40℃のお湯を使って加工していきましょう。

では加工方法です。

マグカップなどの容器にお湯を入れて、そこにメガネを入れてあたためていきます。
あたためるのには1分くらい掛かります。
しっかりとあたたまったらじわじわと力をいれてゆっくり形を調整していきます。

急に力を入れるとメガネが折れてしまったり破損の原因となりますので、出来る限りじわじわとゆっくり作業を行ってください。

テンプルの幅や角度などをこの方法でじわじわと加工していきます。
これが済んだら一度掛けて確認してみましょう。

鼻パット部分を自分で調整するには

メガネの鼻パット部分も同じようにお湯に浸けることで自分で調整することができます。

※このやり方も同じく自己責任です。

加工するときには、鼻をうまくキャッチしてくれるよう内側に立たせるか、逆に痛みがあるようであれば広げて自分の鼻に合う形にします。

ここも慎重に行わなければポッキリ折れてしまって再生不可能な状態になることが考えられますので、できるだけ丁寧に行っていきましょう。

ちょうどいい角度になったかかけて確認し、バッチリだったら自宅で出来る調整はこのくらいです。

他の部分が気になっている場合は、無理に自分で手を出さず、メガネ屋さんでこんなことが気になっていると具体的に相談した上でプロに任せましょう。

購入店に頼めば保証期間内であれば交換をして解消できる場合もありますし、ちょっとした調整で解消される悩みだったりということもあります。

自分で調整することが出来るメガネですが、プロにやってもらうほうが確実ではあるので応急処置的な意味合いで、上記の方法を使っていくのがいいでしょう。

自分で調整する勇気がないあなたに。便利グッツをご紹介

自分で調節するのはなんだかハードルが高いと感じているそこのあなたには、メガネのズレを防ぐための便利グッズをご紹介します。

調整しなくてもメガネのズレを防げる便利グッズについて

  • ズレ防止用耳パッド
    下を向いたときにメガネがずり落ちてくるというお悩みをお持ちの方は、耳あて部分に取り付けるパッドを使ってずり落ちの防止をする方法がおすすめです。
    このパッドは耳あて部分に使用することで、耳と耳にあたる部分の隙間を少なくしてくれるものであるためどんな人にも使っていただけます。
  • 耳が痛いときも耳あてを加工
    メガネのつるで耳が痛いというときは耳あてに柔らかい素材で出来た専用のグッズを取り付けることで傷みを緩和させられます。
    スポンジ素材の物が多く、ふわふわとした掛け心地でメガネ生活を快適にしてくれます。
    メガネのサイズによっては付けられないこともありますが、こうしたグッズを使うことで悩みが簡単に解消されることもあるため、こうしたものも役立ててみてください。

上手に調整できたかをセルフチェック!

メガネの調整を終えたら、うまく調整できているかをチェックしましょう。
鏡を用意して以下の項目がうまく当てはまっているか、見直します。

メガネの調整ができているかをセルフチェック

  • メガネをかけて正面から鏡を見たとき、歪みがないか。
  • メガネをかけて大きくうなずいたりしたときにずれが生じないか。
  • メガネを外して真上から見たとき、左右のレンズの角度に狂いがないか。
  • メガネを外して真横から見たとき、左右のテンプルの高さは水平か。
  • メガネを外したときに、しばらく経っても鼻パッドの跡が残ってしまわないか。

これらのことがしっかりと解消されていたら調整がしっかりできている証拠です。
これらの点はお店でメガネのフィッティングをしてもらったときに店員さんも見ている点です。

出来る限りこれらの問題がない状態に近づけてうまく調整しましょう。
足りない箇所があったら調整の仕方を見直してみます。

調整は自分でもできますが自己責任の行為となります。
できるだけ応急処置だけの留めて、しっかりとした調整はお店でプロに行ってもらいましょう。

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