メガネのレンズが外れた時の応急処置とNGなことって?

最終更新日:2018/12/03

愛用しているメガネのレンズが外れてしまったら困りますよね。
特にお気に入りのメガネの場合、修理をしたいと考える人も多いでしょう。メガネのレンズが外れたら修理をすることは可能なのでしょうか。

ここでは、メガネのレンズが外れてしまった時に修理が可能かどうかを判断する方法と、レンズが外れた時のNGな応急処置、修理の方法についてお伝えします。

メガネが壊れてしまうのは視力が悪い人にとっては、とても大変なことです。
焦って行動するのではなく、落ち着いて対応してくださいね。

今回は、メガネのレンズが外れたとき修理とNGな応急処置、修理の方法についてお伝えします。

メガネのレンズが外れた!修理可能な場合

メガネのレンズが外れてしまうというアクシデントに見舞われてしまった方は、まず自分で修理ができるタイプの眼鏡かということを確認しましょう。

自分で修理できるメガネのタイプは『フルリム』と呼ばれるレンズか、フレームに囲われているメガネです。

ふちがなかったりハーフリムと呼ばれる半分しかフレームのないものなどは、少し特殊な構造になっているので、無理して壊してしまうよりはメガネ屋さんに修理を依頼するほうが賢明です。

自分での修理が無理というわけではないですが、それをきっかけにさらに悪くなることも考えられますので、不安に思ったらメガネ屋さんに持ち込むのがいいでしょう。

他にも自分での修理が可能な状態と、そうでないものがあるので少し紹介します。

【自分で直せるメガネの故障】

  • 丁番が外れたとき
    メガネのつる(テンプル)の折れ曲がる部分のネジがハズレた場合です。
    こういうときには精密ドライバーなどで修理することが可能です。

【修理できない場合】

  • ツーポイントのメガネが壊れたとき
    ツーポイントとはレンズに穴をあけているメガネのことです。
    そこを支点にしているので壊れ方によっては修理できません。

【セルフレームが折れてしまったとき】

セルフレームと呼ばれるプラスチックのメガネの場合は、フレームが折れてしまうと接合できない壊れ方をしている場合もあるため、修理ができないこともあります。もし壊れてしまったメガネが手元にあるなら、どんなタイプのメガネでどんな壊れ方をしているかで対応を変えましょう。

メガネのレンズが外れた!購入店以外での修理について

メガネのレンズが取れてしまったくらいのことなら、と修理を自分でしてしまう方もいらっしゃると思いますが、もしそうした故障が起きたらまずは購入店に持ち込むことをおすすめします。

少し面倒かもしれませんが、そのほうが確実な修理をしてもらえます。

もし購入店が近くにないなどの場合には、購入店以外のメガネ屋さんに頼ると思いますが、そのときはこうした症状だと概ねこういった対応をされるというテンプレートなものが存在するので、例外もございますが概ねこうなるだろうという予想できるものをまとめてみました。

メガネの故障と購入店以外に持っていったときの対応のされ方

『フレームが曲がってしまった』
その場ですぐ直せる状態であることもありますが、無理に力をかけたり何度も同じ部分を曲げようとしていると折れてしまうこともあるので、お店に持ち込みましょう。

購入店以外での対応
お店によってそれぞれですが、調整を行ってくれることが大多数です。
調整料などが掛かる可能性がありますが、その価格も1000円前後であることが多いようです。
メガネの状態によっては断られることもありますのでご了承ください。

『部品やレンズが外れてしまった』
ネジが抜けて分解されてしまったり、レンズが取れたりというときは破損がないのであれば簡単に直ることが多いです。
特殊な構造のものは料金が発生することもあります。

購入店以外での対応
メガネの状態によって無料から1000円前後ほどまでで、調整を行ってくれるお店が多数あります。
取り扱いのない商品だった場合や特殊構造だった場合などは、修理できない場合もあります。

部品やレンズの紛失があった場合』
部品の取り寄せと交換を行う必要がありますので、部品代などが発生します。
加工費などのかかるお店もあるので、即日では直らないことが多いです。
修理にかかる期間は取り寄せなども含めて1週間ほどです。

購入店以外での対応
部品の紛失の場合はお店に同じ商品がなければ断られてしまったり、時間がかかってしまったりということが発生します。
レンズの紛失の場合は度数を調べたりなども再度行うことになりますので、再検査なども行う必要があります。

その他にもいろいろな状態のメガネをお店に持ち込むことがあると思いますが、大抵の場合は修理を行ってもらえます。
断られるときは出来ない理由をしっかりと教えてくれるはずですので、購入店にもちこむなど他の方法を探しましょう。

メガネのレンズを止めている糸が切れてレンズが外れたときは

メガネのレンズをナイロンの糸で止めている種類のメガネを使っている方で、そこが切れてしまったという方は応急処置ができます。

このナイロールと呼ばれるレンズ固定の生命線が絶たれてしまった場合は、その場しのぎでもレンズを固定する必要が出てきます。

そのときにしていい対処方法が『セロハンテープでの固定』です。
セロハンテープで固定するとあとからリカバリーするのも簡単なので、その方法でしのいで、メガネ屋さんに持ち込むのが一番安全です。

セロハンテープの粘着面がレンズなどに残ってしまっても、エタノールで拭き取ることが出来ますし、原状復帰が簡単にできる応急処置なのでおすすめです。

もし、こうした事態になったときに応急処置でこれ以外のやり方をしてしまうと、原状復帰が難しかったりということになるので気をつけましょう。

絶対にやってはいけない応急処置は瞬間接着剤などを使って、接着しようとすることです。

レンズに変質を起こさせてしまったりということになりますし、見えていてもナイロールを張り替えるときにレンズも変えなくてはならないということになってしまう可能性もあるため、応急処置は必ずセロハンテープで行いましょう。

メガネのレンズが外れた時にNGな応急処置

レンズが外れたりなどの場合に応急処置として見られるのが、

  • テープ類での固定
  • 瞬間接着剤での固定
  • その他接着剤での固定
    などがありますが、これらの中でやってはいけないことが2つあります。

そのやってはいけない2つが、

  • 瞬間接着剤での固定
  • その他接着剤での固定

これらはフレームの種類などにより効果をなさなかったり、固定しきれなかったり、メガネ屋さんでの修理をしにくくしてしまったり、レンズのコーティングにダメージを与えてしまうというデメリットが多数生まれるのです。

壊れてしまったメガネをメガネ屋さんで直すつもりで応急処置するなら、原状回復を出来る手立てを考えるのがおすすめです。

接着剤の使用は修理を難しくしてしまうため、もう捨ててもいい、買い替えるんだという意気込みがあるときの最終手段にするのがいいでしょう。

メガネのレンズが外れたらメガネ屋さんで修理が安心

もしメガネが壊れてしまったら自分でなんとかしようとせず、とりあえず店舗に持ち込み相談をすることをおすすめします。

店舗に持ち込むと具体的な解決案をくれるだけでなく、修理を請け負ってくれたりしっかりとしたケアを受けられる他、自分で修理したときに起こる焦点のズレを起こすことなくきれいに修理してくれます。

歪んだメガネを掛けていると目にも負担がかかるほか、応急処置がかえってメガネをだめにしてしまったりということもありますので、とにかくメガネにトラブルがあったらメガネ屋さんへ、ということを実践していただくと心地よくメガネを使っていけるのではないかと思います。

修理にも保証が付きますし、プロの手による修理でさらにきれいになって帰ってくるので修理はメガネ屋さんに任せたいですね。

他店で購入したメガネのことでもちゃんと対応してくれる店舗がほとんどですから、あまりめんどくさがらずに持ち込んで心地よく生活しましょう。

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