カラーレンズメガネは夜にかけてもいい?夜も使えるメガネ

最終更新日:2019/09/23

夜に運転をすると、対向車のライトが眩しく感じるときがありますよね。そんなときはカラーレンズメガネが必要なのかもと思ってしまいます。しかし、夜に運転をするときにカラーレンズメガネをかけてもいいものなのでしょうか?

夜の運転をするときにカラーレンズメガネをかけることはできますが、透過率や偏光度に気をつけなければいけません。

夜にもかけることができるカラーレンズメガネについて紹介します。

夜にかけてはいけない?カラーレンズメガネとは

カラーレンズメガネには規格が存在します。

車のスモークフィルムと同じように、カラーレンズの濃さによっては日常生活に支障が出る可能性があります。そういったことを防ぐために適切な規格が定められているのです。

サングラスやカラーレンズメガネ愛用者の方はチェック必須です。

JIS規格

定められているのは、レンズの透過率と、その度合いに対する運転や路上での使用に関して。

視感透過率8%以下のものは、運転、または路上での使用が禁止となっています。

8%以下というとかなり濃いです。信号機も認識しづらい暗さなので、昼間であっても禁止ということです。視感透過率75%未満のものは、夕方~夜間時における運転、路上での使用は危険なので禁止と定められています。薄暗い場所にも不向きとなります。

視感透過率とはレンズに光を通す透過率のこと

低ければ低いほど見えにくくなります。メガネ屋に透過率を測る機械があったり、購入時にレンズの袋に書いているので確かめておきましょう。

注意すべきポイント

運転はもちろん、「路上での」使用が禁止なこと。

徒歩での散歩や買い物の時にかけるのもだめということです。この規格は2018年に新たに追加されたものなので、改めて注意が必要となります。

法律的に罰せられるわけではないですが、そもそも濃度が濃いものは視界が悪く危険ですし、視力の低下も招いてしまいますので、気をつけましょう。

夜にかけてはいけないカラーレンズメガネの透過率について

視感透過率75%未満、農度が約25%を超えるレンズは、夕暮れや夜間にはかけると視界が悪く、かけてはいけないこととなっています。夕暮れや夜間にかけることが多い場合は、適したカラーレンズを選ぶ必要があります。時間帯や季節、天候と、カラーレンズの透過率によって視界の見え方は大きく異なってくるので、注意が必要です。

晴れている日、太陽光が眩しい日、真夏の日中

太陽光が眩しい日、特に真夏日だと、透過率30%程度でも眩しさを感じる場合があります。

その場合は透過率15%前後のものを選ぶのが眩しさを和らげることができていいでしょう。

冬の晴れの日

冬場でも、晴れていると太陽光が雪に反射し眩しいことがよくあります。

ただし夏に比べて暗いことが多いので、透過率30%以上のものが適度に光が入るのでおすすめです。

カラーレンズメガネを普段もかけたいのならこの濃さがおすすめ

透過率が高いほどレンズの色は薄くなります。
数字で表してもいまいちわかりにくいという方のために、農度別に特徴をご紹介します。

農度 10% カラーレンズで一番薄く、夜間の着用もOKです。見た目には少し色が入っているぐらいです。
眩しさを軽減できる効果も少しです。
農度 25% 色が入っているのがはっきりとわかり、顔の雰囲気も変わります。
農度 50% サングラスに多い農度。室内でも見分けがつくので街での普段使いにもOKです。
農度 75% サングラスに多い農度。屋外での眩しさをかなり軽減できるので山や海などアウトドアシーン向け。

もしメガネをかけ変えるのが面倒な場合は、ビジネスシーンにもオフシーンにも幅広く適した農度10%程度のものがおすすめです。うっすらと色が入っている程度ですが、クリアレンズよりは眩しさを防止する効果があります。車を運転する際は目を酷使するため、負担を軽減するためにも夜間に運転する場合は15%までにとどめるのがおすすめです。
ちなみに色の濃さと紫外線カット率は関係ないので、紫外線対策をしたい場合は紫外線カット機能がついているレンズを選びましょう。

夜にカラーレンズメガネをかけて運転する場合

運転用サングラスを使う

運転用サングラスとして売られているものは、日中の強い日差しの眩しさを防ぐ農度の濃いものと、ライトの眩しさなどを防ぐ夜間用の薄めのものがあります。

太陽光が強く乱反射が起こると、信号や標識がわかりにくかったり対向車のガラスが反射したりと運転しづらくなります。

運転用サングラスは、ドライバーの方は常備しておくことをおすすめします。

運転に適したレンズカラー

日中 カーキ、グレー、ブラウン系など 景色の色をさほど変えずに、道路からの反射を軽減できます。
また信号やブレーキランプの赤色がはっきり見えやすい色でもあります。
夜間 イエロー、グリーン、クリーム色など 目に優しく、ライトによる眩しさの刺激を軽減してくれます。

 

カラーレンズメガネは目的やかける時間によってどんなものにするかを選びましょう

カラーレンズの色別効果を知って、自分のなりたい印象やシーン別に合わせて選んでみましょう。

グレー系
景色の色味の変化が大きくないのが特徴です。
落ち着いたクールな雰囲気で、自然なスタイルでかけられるカラー。日差しを遮る効果が高いです。
カラーレンズ初心者さんにもおすすめ。
ブルー系
涼しげなカラーであるブルーは、透明感、清潔感を引き出します。
強い日差しや対向車のヘッドライトの眩しさも軽減してくれます。
ブラウン系
日本人の肌に馴染みやすいカラー。立体的に見せてくれます。
眩しさをおさえつつコントラストを上げてくれます。
グリーン系
目に優しいカラーです。普段から光に弱い、目が疲れやすい方にもぴったりなのがグリーン。
赤や青系の激しい光をカットしてくれます。景色の色味の変化が少ないのもGOOD。
イエロー系
夜間や曇り、雨の日など天気の悪い時にも、コントラストを上げてくれて視界を明るく鮮明に見せてくれます。
夜間のドライブなどにもぴったり。
ピンク系
肌の血色を良く見せてくれる色です。
薄めのピンクだとふんわりと女性らしく、濃いめのピンクはファッション性が高いのでオシャレな男性にもおすすめですよ。
フェスやイベントの時にかけるのにもぴったり。

 

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