近視が強い方は眼鏡のレンズの厚みが気になりますよね。また厚みのある眼鏡をかけると、目が裸眼よりも小さく見えてしまうのも悩みです。
そこでレンズに厚みがあっても、できるだけ目が小さく見えないポイント、その理由についてご紹介をいたします。
新しく眼鏡を買い換える際には、紹介したポイントを思い出してメガネ選びをしてみてくださいね。
眼鏡のレンズに厚みがあると目が小さく見える理由
視力検査では一番上の大きな輪もかなり近づかないと見えないほど悪く両目とも0.1もありません。
しかし、眼鏡をかけた時に輪郭がメガネのレンズを通した部分だけ引っ込んだり目が小さく見えるという話はよく聞きます。
そしてある日、子供を公園で遊ばせている時に知り合った同じく子連れのお母様と子供の眼鏡の話になり、まさしくその現象で困っていると聞きました。
そこでそのお母様と眼鏡をかけた時に目が小さくなったり輪郭が歪む原因について話を深めてみました。
まず気がついたのは度数が強いレンズだでレンズを薄型にしていないという点です。
しかし、そのお母様はレンズが厚いほうが却って丈夫なのではないかとも考えて薄型を選ばなかったそうです。
眼鏡のレンズに厚みがある場合はフレームの大きさに注意
目が小さく見える場合には輪郭が引っ込むのもセットになって起こる現象です。
歪んで見える輪郭
レンズを通して輪郭が見える部分が引っ込みます。という事はレンズが大きいと輪郭にかかるラインが増えて引っ込んで見える部分も多くなります。反対にレンズが小さいと輪郭にかかるラインが少なくなるので引っ込んで見える部分も減ります。
そのため、眼鏡のフレームのレンズが入る部分が小さいものを選ぶとレンズの面積も小さくなり、輪郭が引っ込んで見える部分を減らす事ができます。
また、同じ大きさのものを大きな輪と小さな輪で囲んだ場合、大きな輪で囲む方が中の事物が小さく見えます。そのためレンズを囲むフレームが小さいほうが中の目は大きく見えます。
目が小さく見える場合は目とレンズの距離感が重要
さて、目が小さく見える原因はレンズの厚みだけではありません。
先にご紹介した公園で出会ったお母様のお子様の眼鏡についてですが、レンズの厚み以外の原因については実際にお子様が眼鏡をかけている様子を見ないと検証できませんでした。しかし、後に他の要因について思い当たりました。
眼鏡のレンズと目の距離
ある時子供達が「キャッキャッ。ケタケタ」と大笑いしているので何かと思って見て見ると私のメガネで遊んでいました。メガネを顔に当てて腕を伸ばして距離を遠くして、それを見ている子供が笑い転げています。メガネを遠くしていくと目がみるみる小さくなってカエルのような顔に見えるのです。
そうです。メガネが顔から遠くなると目が小さく見えるのです。
側面にフレームが無いのでメガネに視線がいかないので、輪郭が引っ込むのも気にならないのかもしれません。よく見るとレンズを通して見える部分の輪郭が引っ込んでいますが、いままで一度も気になったことはありませんでした。
眼鏡のレンズの厚みを薄くするメリット
一度ツーポイントの眼鏡を作ろうと思った事があったのですが、その時に限ってはお店の方に薄型ではなく標準の厚みのあるレンズを勧められました。
「フレームが無いのでフレームからレンズが飛び出て見栄えが悪くなるという事はありません。
ツーポイントなのでレンズに厚みがある方が丈夫になりますよ」
という理由からでした。
確かに、フレームからレンズがはみ出ているのは見た目に格好がいいとは言えません。
そうして、レンズの重さも気になります。
眼鏡は常にかけるもの
眼鏡を支える部分は耳の付け根と鼻の付け根です。その小さな4点に重みが集中するので、レンズ程度の重みでもかなりの負荷となります。やはり軽いほうが良いでしょう。眼鏡が重たいと外したときに鼻の付け根にくっきりと鼻パッドの後がついてしまいます。
そうしてレンズが薄いと目が小さく見えてしまうという現象を軽減することもできます。その効果は劇的ではありませんが、いくらか緩和されるのは確かです。
眼鏡の厚みで目が小さく見える場合はフレームのカラーにも注意
フレームのカラーも見え方に影響を与えます。
同じ大きさの物を濃い色の輪と薄い色の輪で囲んだ場合、濃い色の輪で囲んだ物の方がくっきりと強調されて見えます。
そのため、黒など濃い色のフレームを選ぶと中にある目はくっきりと強調されてみえます。目を強調したい場合にははっきりとした色を選ぶと良いでしょう。
しかし、実際に他の人はそこまで気にして目や輪郭を見ていない場合が殆どでしょう。