視力がいくつからメガネは必要となるのでしょうか?
大人の場合は、運転ができるかどうかがメガネをかけるタイミングとわかりやすいですが、子供の場合見にくいことを知るのは難しいようです。
そのタイミングを見極めるにはどうしたらいいのでしょうか?
メガネをかけるタイミングを間違えることのないようにするポイントや、子供のメガネを選ぶときに気をつけたいことを紹介します。
メガネは視力がいくつからかけるべき?一般的なメガネのタイミング
人それぞれ生活スタイルが違いますので、その環境によって必要性の頻度が違ってきますし、目が見えにくいと自覚があるかないか、目が疲れていないかなどによっても違ってきます。
また、自分では目がいいと思っていたけど実は遠視だった人、目が疲れやすいと思っていたら乱視があったなどという人もいます。
眼科などで視力検査をして指示をもらい従いましょう。
- 車の運転をする人
普通運転免許の合格基準は、両眼で0.7以上。かつ方眼で左右それぞれ0.3以上とされています。
片方の視力だけが0.3未満の場合は、もう片方の視野が左右で150度以上あり、視力も0.7以上とされています。
最も基準が厳しいと言われている大型第一種免許や第2種免許などは、両眼で0.8以上。かつ方眼で左右それぞれ0.5以上とされています。
更に、深視力を3回検査して、誤差の平均が2センチ以内となっています。 - 近視0.2未満
- メガネを普段からかけるべき視力です。
自覚がなくてもちゃんと見えていなく、無理がかかるので疲れ眼の原因になります。 - 近視0.7未満
持ち歩いていて、必要性を感じた時にメガネをかけるなど、メガネを考える目安です。
また、子供は自覚しにくいですので注意が必要です。
子供の視力について詳しくご紹介します。
視力でいくつからメガネが必要?大人と子供の違い
子供は実際には視力が下がっていても、自分では見えているつもりだったり、視力が悪い事に気がつかない事が殆どです。
また、成長期である子供は視力も変わりやすいです。
どんどん進んでしまう人、あまり変わらない人、逆に良くなる人などがいます。
定期的に視力検査をして、度数を合ったものにレンズを交換しましょう。
また、大きさも合わなくなってくるので、2年おき位を目安に買い替えをお勧めします。
逆にメガネをすると、眼が悪くなると勘違いしている人がいます。
間違えたメガネの使い方をしてしまえば眼が疲れてしまう原因にもなりますが、メガネをする事によって、余計な眼の疲れがなくなり視力が戻る(良くなる)場合もあります。
自分では気付かないうちに眼を駆使していて疲れさせてしまっていては、どんどん視力低下してしまう原因につながるので、正しいメガネの使い方をして眼を適度に休ませてあげましょう。
見えにくいまま放ってしまう事のデメリット
知らないうちに眼を駆使してしまう疲れによって、頭痛につながります。
ぼんやりとした見え方なので、ちょっとした段差などで転んだり状況判断が出来なかったりしてしまいます。
危険な事があっても気付くのが遅くなって事故に繋がったり、スポーツで不利になります。
また、プリントや黒板の字が見えにくくなってしまうという事は、勉強など様々な学校生活面で苦労します。
授業が理解できなくなり、勉強が嫌いになってしまう事もあります。
学校での検診で視力検査がありますが、メガネの検討をお勧めされているC判定も、黒板の字が見えにくくなる0.6位が目安です。
検査結果がDなら、殆ど黒板などの字が読めていない状態なのでメガネが必要です。
メガネは視力がいくつからでかけるか迷ったときには眼科へ
メガネをかけている子供を見て、「かわいそう」って思ったり、「子供のうちはメガネをかけない方がいい」って思ったりする勘違いをする人がいます。
しかし、弱視などで、出来るだけ早いうちからメガネをかけて、矯正してあげるという目的のものもあります。
普段は通常に生活が出来るのだからと大丈夫だと思い込んでしまう人や、後回しにしてしまう人がいますが、その分子供に知らず知らずのうちに負担がかかってしまい「かわいそう」です。
眼科に行って「目薬をさして様子を見る」のか「メガネを勧められる」のか様々です。
メガネを勧められる場合は、度数やPD(眼と眼の間の距離)などを処方箋として記入して出してくれます。
徐々に視力が悪くなった人、元々視力が良くない人もですが、子供は視力が悪いという自覚がしにくいです。
メガネを初めてかけて、見え方にビックリする子がたくさんいます。
勝手に思い込んだり決め付けて判断せずに、眼科での指示にしたがいましょう。
ただ、「様子を見る」場合、その期間の間、更に目に負担がかかって視力低下に繋がる可能性があります。
その位様子を見ればいいのか把握して、定期的に視力検査を受けましょう。
どのくらいの視力にするべき?メガネをかけるときの度数や選び方
メガネの度数を決める時は、その人の生活スタイルによっても違ってきます。
合わないものを使用していれば疲れてしまいます。
見えやすいようにと、とにかく強い度数のものを使用していれば眼がビックリしてしまいますし疲れてしまいます。
「見えやすい」けど「疲れずに付けていられる」度数を目安に適切に作りましょう。
また、視力は、思考力や推測力、想像力などといったものと関係があります。
視力が見えにくければ勉強にも影響が出るので、合ったものを使います。
最初の数日は見え方に慣れないための違和感が感じる場合もあります。
疲れてきたと感じたら外すなどして、少しずつ慣らしてあげましょう。
また、眼科で度数を決める時に、先生が判断した度数のレンズでお子様が試すと思います。
その時に、遠くを見たり、近くを見たりしてもグラッとしないか、頭が痛くならないかなどをよく確認しましょう。
ちょっと位なら大丈夫と我慢してしまう子や遠慮してしまう子もいます。
また、メガネがちゃんとフィットしているかも大切です。
しっかりとレンズの真ん中の位置と黒目の真ん中の位置が合うものなど、サイズ選びもしっかりしましょう。
メガネをかけてからも定期的に検診を受けましょう
メガネをかけたら見えやすくなる分、眼にかかる負担が減ります。
しかし成長期の場合は視力が変わりやすく、特に低下が進みやすい時期になります。
なので定期的に視力検査をしましょう。
見えにくくなったらその都度、特に度が進んでいないようだったり、見え方に変わりがないようなら年に1回位眼科に行く位でも大丈夫です。
それ以外にも、購入したメガネ屋さんでも視力検査をしてくれます。
メガネをしていない状態と、している状態の視力を測ってもらって視力の変化を見ましょう。
また、メガネを使用していると歪んできますのでフィッティングしてもらう事は大切です。
ズリ落ちてくるようになっていたら、目の位置も変わってきますので見え方に変化が出て違和感があります。
また、店舗によって違いますが、購入してから3ヶ月以内は違う度数の無料レンズ交換のアフターサービスがある場合が多いので確認しておきましょう。