運転をするときはメガネをかけますか?それともコンタクトですか?慣れているものが一番ですが、運転に向いているメガネや運転に向いているコンタクトはあるのでしょうか?
見えるからといって、普段のメガネやコンタクトで運転するのではなく運転に向いているものを選ぶことで疲れにくくなるでしょう。
運転に向いているメガネやコンタクトの選び方や運転に関する視力の疑問を紹介します
運転に向いているのは?メガネORコンタクト
昔は眼鏡だけが視力を矯正してくれるものでしたが、技術の発達によりコンタクトレンズが普及し労なく男女がコンタクトレンズを使用しています。
今までは眼鏡だったけれどコンタクトレンズに切り替えたという方も多くいらっしゃいます。
日常生活では何の支障もなく使えているけれど、運転をするとなるとどうなのだろうと疑問を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
運転をするときには視力に合わせたメガネが必要
眼鏡が必要となる人の免許証には眼鏡等という表記がされているので、その場合には眼鏡やコンタクトレンズでの矯正が必須となります。
この視力を矯正するものについてですが、眼鏡等という表記であるため眼鏡だけにこだわらなくてもよいのです。
運転をで必須なのは「運転に支障をきたさない視力」「検査時に合格ラインに達していること」
そのため運転をするときに眼鏡やコンタクトレンズ、度付きのサングラスなどで運転できる視力が維持されているのであればそれでOKです。
カラーコンタクトレンズも使用して大丈夫です。
とにかく「運転時に運転ができる視力であること」が大切なのですね。
運転用のメガネを選ぶときのポイント
眼鏡は昨今、何を見たいのかという用途によってレンズの度数や種類を使い分ける使い方をするようになってきました。
運転用のメガネを用意する
これは目のためにも勧められている使い方なのですが、その理由は例えばパソコン作業をするときと車の運転をするときでは見ている物との距離が異なることが挙げられます。
このどこを見るかという距離は「視距離」と呼ばれています。
パソコン作業の時は目からパソコンの距離が45~75cm、作業にはキーボードも使いますのでその距離を考えるとパソコン作業の時に見えていてほしい目からの距離は近距離から中距離の範囲になります。
これを運転時で考えてみましょう。
運転をするときは一番近くてカーナビなどを操作する作業をしますね。その地点がだいたい目から75㎝前後の距離です。
運転の時はさらにそこから先の遠くを見ることになります。
距離でいうと70cm~∞cm…という感じになると思います。
数字にしてみるとパソコン作業の時とは大きく見たい物との距離が違うことがわかりますね。
見たい物に対して合った度数のレンズが入った眼鏡をそれぞれ目的に合わせて使い分けていくことは、広い範囲を見るためにしっかりと強制される眼鏡を使い続けることで生じる余分な目の疲れを防止できます。
パソコン作業や運転だけでなく、スポーツをするとき、室内で趣味に使用する場合などいろいろな用途が考えられます。
眼鏡をかける時間が長い方はこのような使い分けを行って目を労わりながら、視力と上手に付き合っていくことを始めてみてはいかがでしょうか?
運転に向いているコンタクトとは
眼鏡と同じようにコンタクトレンズにも運転に向いているもの、そうでないものがあります。
乾燥に強いコンタクトを使う
コンタクトレンズの最大の敵は乾燥です。
運転中にコンタクトレンズの影響で目が乾き、気になって運転に集中できないという状況にならないように乾燥対策をしなければなりません。
ですがいちいち止まって目薬を射すわけにはいきませんので、運転時にコンタクトレンズを使用する方の場合は、「乾きにくいコンタクトレンズ」を選んで使ってみましょう。
乾きにくいコンタクトを使用すればはっきりとした視界の確保、そして夜間のにじみなども回避しやすいです。
乾きにくいほかにもUVカット性能のあるものや、高酸素透過性というコンタクトレンズをつけていても瞳に酸素が通る機能がついている種類のものもあります。
自分の目に合うものがどんなものであるかということを今一度考えながら、新たなコンタクトレンズを選んでみてもいいかもしれません。
ただ、コンタクトレンズは矯正する目の種類によっては運転するときには眼鏡のほうがいいという場合もあります。
乱視専用レンズや遠近両用レンズのコンタクトレンズは夜間運転に向かない
コンタクトレンズを使って運転してはいけないということではありませんが、なるべくなら安全運転したいものです。
こういった些細なことが事故につながらないとも限りません。
乱視や遠視を持っている方は運転中のコンタクトレンズの使用を医師に相談してみましょう。
運転にメガネやコンタクトが必要なくなった場合
運転に眼鏡やコンタクトが必要なくなった、という場合はまれではあると思いますがレーシック手術を受けた、という方などは限定解除申請が必要になります。
もし裸眼で運転できる視力に回復したら、限定解除をしておくことを忘れないようにしてください。
なぜこれが必要になるかというと、視力がよくなっていたとしても免許証には眼鏡などでの視力矯正を行った上で運転を許可されていることが記載されているため、見えていても違反になってしまうためです。
視力矯正器具が必要であるとした免許を持った状態のまま、裸眼で運転することは免許条件違反として罰則が科せられます。
知らない間に問題になっていた、では許されませんので視力が回復したらまずは免許の限定解除申請をする、ということを忘れないようにしてください。
運転免許の更新前にはメガネやコンタクトの視力チェック
運転免許の更新の際にはそれより前にメガネやコンタクトレンズの視力をチェックしておきましょう。
運転免許を持っている方は当然知っていると思いますが、運転免許の更新には必ず視力検査があります。
そしてその視力検査、通ればもちろんなにも問題ないですが、引っかかってしまうととても厄介です。
運転免許更新の視力検査時に必要な視力は両目で0.7
この数値に届かなければ、長時間かかった免許更新の最後にさらに別室に呼ばれて…と二度手間なことになってしまいます。
わざわざ足を運んで免許を更新しなくてはいけないのに時間をさらに割くのはいただけません。
更新時期が近付いてきたら視力検査を受けて眼鏡やコンタクトレンズの度数を見直してみましょう。
運転をするときの眼鏡やコンタクトレンズについてご紹介しました。
視力が低いということは意識的に事前に準備をしておけるということでもあります。
裸眼の方よりも対策しておけるメリットとして受け取って、完璧に更新検査をパスしましょう。