メガネがよく落ちてしまう、きつくてメガネをかけにくいなど、メガネに関してのお悩みをお持ちの方もいますよね。自分がかけているメガネの位置が正しいかどうかわからずに困っている人もいるでしょう。
メガネの位置が正しいかどうかは、自分でフィッティングを行なうことで判断することが可能です。自分のメガネの位置を調整したいと思ったら、まずはチェックをしてみましょう。
ここでは、メガネの位置が正しいかを自分で判断する、フィッティングの方法についてお伝えします。
また、自分に合った快適なメガネの状態についてもご紹介しますので、そちらも併せてご覧ください。自分に合ったメガネをかけることができれば、毎日の生活も過ごしやすくなりますよ。
メガネの位置が正しいかはフィッティングでチェック
フィッティングとはメガネが正しい位置で顔にかかる状態に合わせることです。
正しくフィッティングされていないと、ずり落ちてきたり見た目が悪いだけでなく、きついことで傷みを感じたり頭痛や肩こり、目の疲れなどを引き起こすことが頻発します。
フィッティングはメガネを購入するときにお店でやってもらえることがほとんどですが、使っている間に歪んでしまったりしてそれが崩れてしまうことなどもあり定期的な調整が必要です。
正しい位置でメガネを掛けていないと目の焦点が合わず、無駄に疲れてしまったりなどの問題もたくさん起きてしまい健康被害が出ることも稀にありますので、快適な状態にないと感じたらフィッティングを見直してみたり、店に持ち込んだりという方法で調整を行う必要があります。
ではその調整、フィッティングはどのように行っていくのか、ということを紹介していきます。
メガネの位置が正しいかチェックするポイント
メガネの位置が正しいかチェックするのにはいくつかのポイントがあります。
それらを見ていき、今自分がかけているメガネはきちんと正しい位置にかかっているのかを確かめてみましょう。
メガネが正しくかけられているかチェックするポイント
- メガネをしっかり掛けた状態で大きくうなずいたり、頭を左右に振ってメガネがずれないか。
- メガネを掛けて正面から鏡を見たときに左右が平行になって顔にかかっているか。
- メガネをかけて真正面から平行に鏡を見たときに、瞳がレンズの中心にあるか。
- メガネを外して真上から見たとき左右のレンズの向きがあやふやになっていないか。
- メガネを外してレンズが自分の法を向くように持ったとき、左右のテンプル(つる)の角度が揃っているか。
- メガネを外して真横から見たときにテンプルの高さがそろっているか。
- メガネを掛けてテンプルの先端が耳の付け根に沿って曲がっているか。
- メガネをかけて真正面から鏡を見たとき、鼻パッドは肌に平行に、かつ均一な圧力で接触しているか。
これらが自分で確かめられるメガネg正しくかけられているかのチェック項目になります。
これらのうち2つ以上がうまく出来ていないと、うまく合っていないメガネを掛けているということになります。
どれかひとつでも欠けていたら調整をしに行くほうが賢明です。
フィッティングで正しいメガネの位置を判断するには
メガネ屋さんでフィッティングをするときに見ているポイントがあります。
そのポイントを見て自分で調整を行えば、応急処置的にある程度正しい位置でメガネを掛けられる状態を作れるのではないでしょうか。
メガネ屋さんが見ているフィッティングのポイント
- レンズが目に対して正しい位置にあるか。
レンズの本領を発揮できる位置に瞳を合わせることで正しい位置でものを見られるようにします。 - 顔に対してフレームが正しい位置にあるか。
メガネを支えているのは『鼻』『顔の脇』『耳の後ろ』の3つの点です。
この3点にかかる重さのバランスが取れていないとどこかひとつに負担が集中してしまったりして、体に影響が出てきたりします。 - フレームと顔のバランスが取れているか。
メガネのサイズが顔にあっているか、という部分はメガネのデザインによって変わってきます。
人によって合うメガネのレンズやフレームの形は違います。
メガネのデザインや形があっている上で、さらにそのバランスが取れているかを見ていきます。
この3点がメガネ屋さんでフィッティングをしてもらう際に、私達が見られている部分です。
これらを自分で補おうとすれば出来ないことはないと思いますが、無理して自分で調整するとメガネを壊してしまうこともあるため調整はなるべくメガネ屋さんで行いましょう。
自分に合った快適なメガネとは
ここまでどんな点を注意してフィッティングがされているのかということを見てきましたが、ではどんな眼鏡が理想的なのでしょうか?
その定義についてお話します。
快適なメガネとは
メガネを快適に使うには『よく見える』『よく掛かる』『よく似合う』という3つの点を満たすことが必要です。
そしてその3つは下記のような項目を通して満たすことになります。
- 光学的要素
メガネの光学的な正確さが備わっている状態を『よく見える』状態といいます。
メガネはレンズの種類や度数、瞳孔間距離など光学的な部分で私達の『見る』を助けてくれています。 - 力学的要素
耳と鼻の三点がしっかりと支点、力点、作用点として作用している状態を『よく掛かる』状態に保つことで快適なメガネとなります。
メガネの重さや大きさ、レンズなどでもそれは変化します。 - 美的要素
全体の雰囲気や顔とメガネのバランスを合わせて『よく似合う』状態を作ります。
顔やファッションに似合うこともメガネには必要なことです。
これらすべてが合わさり、『よく見え、よく掛かり、よく似合うメガネ』が快適なメガネとなります。
メガネを正しい位置に調整したいときはメガネ屋さんで
メガネが正しい位置にかかっているかどうかということは自力で調整すればできそうなものですが、無理に行うと壊すだけでなく、今以上に調整が狂い、体に影響が更に出るような状況となってしまう可能性も考えられます。
メガネの正しい位置を自分一人で見るのには限界がある部分もありますし、他人から見てもらうことではじめて分かるバランスなどもあるため、できることならメガネの調整はメガネ屋さんでプロに行ってもらうのが一番です。
メガネを長年使っていても、メガネ屋さんで毎日メガネを扱っている方のほうがやはり知識や経験は上です。
今後も安心してメガネを使うためにも、定期的にメガネ屋さんにメガネを持ち込み調整を行ってもらいフィッティングしてもらうほうがいいです。
できるだけ無理をせずにメガネを正しく調整してもらいましょう。