メガネの上からサングラスをかける「オーバーグラス」にはどのような特徴があるのでしょうか?
普段、メガネをかけていると眩しくてもサングラスをかけることはできません。そんな悩みを解決してくれるのがオーバーグラスです。
運転中やスポーツなどで役立つオーバーグラスの選び方を紹介します。選ぶ時にはサイズやカラー、重さなどもチェックしてみてください。
サングラスを上からかけるメガネ「オーバーグラス」とは
サングラスを上からかけるメガネ「オーバーグラス」というものがあることをご存知でしょうか?
視力の悪い人は、普段メガネをかけていますが、太陽の光や、道路や水面からくる反射光が眩しく感じられた時はサングラスをかけたいと思っても、いちいちかけかえるのは面倒ですよね。
そんな時に、便利なのがオーバーグラスです。
オーバーグラスは、メガネの上からかけられるサングラスですので、ちょっと眩しいなと感じた時にさっと装着することが出来ます。
メガネはかけたままですので、外す必要もありませんし、それによって一時的に視界がぼやけることもありません。
メガネとサングラスを二重にかけますので、「重たいのでは?」と考える方もいるかと思いますが、オーバーグラスは思いのほか軽く、かけている時間が長時間ではない限りは、その重さを負担に感じることもありません。
また、メガネの上からかけられるフリーサイズですので、ひとつのものを家族間で共有することも出来ます。
メガネの上からかけるサングラスの料金
メガネの上からかけるサングラス、オーバーグラスの料金についてご紹介します。
オーバーグラスは、いわば度なしのサングラスと言えますので、度入りのメガネよりは比較的安価です。
平均的な値段は、2千円から2万円程の間の商品が多いです。
値段の差は、ブランドや品質、大量生産かどうかなどがかかわることで変わって来るようです。
とはいえ、「安い=品物が悪い」、「高い=品物が良い」という訳ではないようです。
実際に手に取ったり、商品の評価や評判などを見て買うようにすると、失敗も少ないです。
また、サングラスをかける時の主な目的は、「光の眩しさを軽減させる」だと思いますが、それ以外にも、「目を紫外線から守る」という事も重視して選ぶようにしましょう。
特にあまり良くない品物ですと、光の眩しさも抑えられない上に、紫外線が瞳に入って、目にダメージを与えてしまう恐れもあります。
きちんとレンズにUVカットの加工がされているのかを確認して購入するようにしましょう。
メガネの上からかけるのでサイズを確認することが大切
オーバーグラスは、サングラス用に作られたものだけではなく、「花粉対策用」、「レジャー・スポーツ用」、「メガネ型ルーペ」などがあります。
それらのものは、メガネの上からかけられるように、大きく作られているとはいえ、実際にかけてみたら、窮屈に感じたり、小顔の人ですと逆にブカブカで返って邪魔に感じる可能性もあります。
メガネの上からかけるのでそういった事が起きやすいため、サイズを確認することが大切です。
購入の際は、自分がかけているメガネのツルの内側の数字でサイズを確認したり、大きいレンズのメガネでも問題なく使用できるかなどのポイントを事前に確認しましょう。
最も良いのは、メガネ店で実際に試着をすることです。
ただし、オーバーグラスを取り扱っていない店もありますので、事前に電話などで扱っているかどうかを確認してから行くようにしましょう。
サングラスのレンズカラーは何色がいい?色の特徴
いざサングラスを買おうと思っても、サングラスのレンズカラーは何色がいいのでしょうか?
レンズの色の特徴についてご紹介します。
オーバーグラスの場合も、レンズカラーは黒だけではなく、グレーやブラウン、イエローなど、いくつかの種類があります。
自分の好みや用途に合わせてレンズカラーを選びましょう。
- 黒
サングラスと言えば、黒のレンズを思い浮かべますが、オーバーグラスの場合は、真っ黒なレンズは比較的少ないと言えます。
というのも、オーバーグラスをかける場合は、運転する時が多いので、曇りがちな日やトンネルに入った時に、視界が暗くなりすぎてしまうからです。
運転時に使用する目的で購入する場合は、色の薄いレンズにしましょう。 - グレー
オーバーグラスによく見られる色のひとつがグレーのレンズです。
グレーは黒よりも薄い色をしていますので、少々周囲が暗くなっても、視界が暗くなりすぎることはありません。
とはいえ、雨で周囲が暗い日や、夕方などは、暗く見えてしまいますので、注意が必要です。 - ブラウン
グレーと並んで人気の色なのがブラウンです。
視界もクリアに見えるうえ、色のコントラストも損ないづらいのでおすすめの色です。
特性はグレーと近いので、暗い日や時間には不向きです。 - ブルー、グリーン
アウトドアのレジャーやスポーツを楽しむ方におすすめなのが、ブルーとグリーンのオーバーグラスです。
色のコントラストを変え過ぎずに眩しさを抑えてくれますし、コーディネートの一環としてもおすすめなカラーです。 - イエロー
サングラスの中でも少し変わった特性があるのがイエローです。
イエローは周囲を少し明るく見せる効果があります。
暗い日や時間に車のライトが眩しくて視界が邪魔されることって時々ありますよね。
そういった時に、イエローのレンズにすると、周囲は暗くしないのに、ライトの光を抑えることが出来るのです。
メガネの上からサングラスを装着するので耳が痛くなることも
軽くて手軽なオーバーグラスですが、メガネの上からサングラスを装着するので耳が痛くなることもありますので、注意が必要です。
軽量に作られているとはいえ、0グラムではありませんので、長時間かけていると、重さや違和感を感じることは十分にあり得ます。
また、オーバーグラスをかけることで、元々かけているメガネのツルに負荷がかかり、それが耳に当たって痛く感じることもあります。
そういった場合は、オーバーグラスをかける時間を短くするか、メガネ店に持っていってツルの角度などを調整してもらいましょう。
場合によっては有料になることもありますが、メガネを購入したお店であれば、無料で行ってくれることの方が多いです。
遠慮せずに、まずは相談をしてみましょう。
そのようにして、オーバーグラスを上手く使えば、わざわざ高額な度入りサングラスを購入する必要もありませんので、お財布にも優しい方法といえます。