愛用しているメガネのつるが白くなる時ありませんか?
メガネが全体的にくすみ、白く汚れてしまったつるをそのままにしておくのは嫌ですし、なんとか綺麗にして復活させたいところです。
そもそもメガネのつるが白くなるのはなぜなのでしょうか。
白くなったつるを綺麗に復活させるには、どのような方法があるのでしょうか。
メガネのつるが白くなる原因と対処法、お手入れの際の注意点についてご説明します。
メガネのつるが白くなる原因
メガネのつる(耳にかけるテンプル部分)が部分的に白くなってくる事があります。
白くなっていると拭いても洗っても取れないし、かと言ってそのままにしておくと見た目も気になります。
まずは白くなってしまう原因について知っておきましょう。
- 油分
汗や皮脂、化粧品やファンデーション、整髪料などの油分が原因の場合があります。油分がついたままでいると、フレームと油分が化学反応を起こしてしまい、フレームの油分が抜けて乾燥してしまい白くなってきてしまいます。 - 劣化
長い間使っているうちに素材の劣化によって変色してしまう事があります。元々の素材の質が劣化により変わってしまうのです。 - 薬剤
仕事などで特殊な薬剤などが付着し、油分が抜けたり素材が変化する事があります。 - 紫外線
紫外線の影響による素材の日焼けが起きてしまうことがあります。
どの原因に当てはまるか把握して、合わせた対処をしましょう。
メガネのつるが白くなる時にやってはいけないこと
●超音波の洗浄機
白くなっていたら、汚れかと思って超音波のメガネ洗浄機にかける事を考える人も多いですが待ってください。
もしも、その変色の原因が、油分などが原因の乾燥が原因だったとしたら、逆にテンプル部分の乾燥を悪化させてしまう可能性があるので注意が必要です。
つる(テンプル)部分が白くなっているけど、どうしても超音波で洗浄をしたい場合は、つる部分をもって洗浄液に付かないようにして、レンズ部分だけ軽くかける程度にしましょう。
●フィッティング
つる部分を調整するフィッティングも、素材が変化してしまっている部分には負担がかかります。
素材が痛んでいたり劣化しているのに、無理にフィッティングをしてしまうと亀裂が入ったり最悪の場合は折れてしまう原因になります。
メガネ屋さんに持って行っても、損傷が激しいメガネは断られる事が多いです。
白くなるメガネのつるを復活させ、綺麗なつるに仕上げる方法
白くなってしまったメガネは早く綺麗にしたいですよね。
劣化していると、素材自体が弱っているので折れやすく、購入し直した方がいい事が殆どなのですが、その前に見た目がキレイになるようにして、長く大切に使う事も大切です。
メガネのつるを綺麗にする方法
メンテナンスクリーム
とても細かい粒の研磨剤が入ったクリームで、細かな傷などにも対応できます。
また、使用しているうちにできるような細かい傷の他にも、くすみなども磨かれツヤ感が出ます。
研磨剤で白くなってしまった表面を少しずつ削って、油分で変色してしまった見た目を綺麗に戻す事が可能になります。
メラミンスポンジ
様々なところで色々な商品名で市販されている白いスポンジのようなメラミンスポンジは、水だけで汚れが落ちるという事で有名です。
キッチンや洗面所など使い道が多いメラミンスポンジですが、白くなってしまったメガネのつる部分にも使用できます。
通常通り、メラミンスポンジを水で濡らして軽く絞って、気になるところを力を入れすぎないように磨きましょう。
あまり力が入ってしまうとメガネが変形してしまったりする可能性がありますので、優しく心がけます。
綺麗になったら、その部分を水で洗い流して、ティッシュなどでよく乾かしましょう。
メガネ屋さん
研磨を頼んだらやってくれる事があるかもしれません。
店舗にもよりますし、どこで購入したかにもよるかもしれません。
状態などを見て出来ると判断されたら、もしかしたらやってくれるかもしれません。
白くなったメガネのつるは、歯磨き粉でも復活できる
白くなったメガネのつるは、拭いても洗っても取れないので、その変色した部分の表面を削り取ってしまう事になります。
しかし専用の研磨剤はもちろん、メラニンスポンジもないけどすぐにどうにかしたいという場合は、研磨剤入りの歯磨き粉があっても代用可能です。
●注意
絶対にレンズに付かないようにしましょう。
もしもレンズに付いてしまうとコーティングが剥がれてしまったり、傷が入ってしまいます。
●歯磨き粉を使用したやり方
必要な物は研磨剤が入っている歯磨き粉だけです。
研磨剤入りの歯磨き粉を少しだけ指に出して、変色した部分を力を入れないように、そっと優しく撫でるように軽く擦りましょう。
変色している部分が落ちてきたら、メガネ用クロスなどを使用して軽く磨きます。
後は水などを使用してキレイにふき取って、しっかりと柔らかいティッシュなどで水気を吸い取りましょう。
あくまで緊急時の代用です。
通常は専用のものを使用する事をおすすめします。
メガネの正しいお手入れ方法と注意点
普段のお手入れを正しくするする事によって、白く変色しにくく、メガネを長持ちする事が可能になります。
正しいメガネのお手入れ方法をご紹介します。
メガネのお手入れ方法
洗う時は水を使用する
お湯で洗ってしまうと、油分が余分に抜けてしまい乾燥がすすんでしまいます。
必ず洗う時は「お湯でなく水を」使用しましょう。
洗剤やクリーナーなどはメガネ専用のものを使用する
食器洗剤をそのまま使用する方がいますが、食器洗剤を薄めずにそのまま使用してしまうと洗浄力が強すぎてしまいます。
また、洗剤の種類によってはメガネに合わない場合があります。
できるだけメガネ専用の洗剤やクリーナーなどを使用しましょう。
泡タイプで洗い流すタイプのものや、スプレータイプで吹きかけるもの、アルコールが入った拭くタイプのものなど種類豊富にあります。
汚れ具合や状況に合わせて、合ったものを使用しましょう。
こまめに綺麗にして、油分をそのままにしておかない事が大切です。
メガネを購入した時などに付いてくるメガネクロスは、軽い汚れをこまめに拭く事に適していますが、それだけでは皮脂などの油分が取りきれないので注意が必要です。
「研磨」や「削る」という言葉がたくさん出てきましたが、やすりやクレンザーなどは使用しないようにしましょう。
レンズは傷つきやすいので、どの方法にしても必ず気をつけましょう。