プラスチックメガネを愛用している人の中には、メガネのツルが曲がって困っている人もいるのではないでしょうか。力任せに曲げると折れてしまいそうですし、メガネ屋さんに行って直す時間もない。そんなときは、自分でメガネのツルを直してみましょう。
ここでは、自分で直すプラスチックメガネのツルの直し方についてお伝えします。コツやポイントを知って、愛用のメガネを元通りに戻しましょう。
また、自分で直す時の注意点についてもご紹介しますので、そちらもチェックして失敗しなように直してくださいね。
プラスチックメガネの扱い方によってはメガネが曲がってしまいます。曲がる原因を知って、メガネを大切に扱いましょう。
プラスチックのツルを直したい!自宅でメガネのツルを直す直し方
セルフレーム(プラスチック製フレーム)メガネを使っている方で、ちょっと困ったことになってしまったという状況の人がこのページを見ていらっしゃると思いますが、曲がってしまったつる(テンプル)はお湯につけて柔らかくすることで直すことができます。
お店に持っていくのはなかなか面倒です。
お家でできる程度の修理であれば自分でやってしまったほうが早いかもしれません。
お湯につけてじっくりとあたためながらテンプルを調整していくだけで簡単にテンプルの曲がりは改善できるはずです。
自分で修理を行う際には傷をつけてしまったり、新たなトラブルにならないようしっかりと気をつけながら作業を行いましょう。
次の項目でどんなものの用意がいるのか、そして手順はどんなものなのかということを紹介していきます。
注意することなどもいくつかありますので、しっかりとお読みになってから作業に移っていただけると幸いです。
プラスチックメガネのツルの直し方で必要なもの
セルフレームのメガネを直すときに必要なものは、
- 40℃のお湯
- お湯を入れられる容器
- 丁寧に直す気概
これだけです。
お湯は少し熱めのものを用意しておいてメガネを入れている桶などの方の温度に合わせて追加していくなどの準備すれば作業を行いやすいでしょうね。
メガネのつるを直すだけではありますが、しっかりと準備してメガネをつかやすい状態に戻すために集中して作業しましょう。
メガネは急に力を加えたり熱湯のような熱いお湯をかけてはいけません。
理由などは後述していますが、丁寧にメガネを扱うことを念頭に置いて作業していけばそんな状況にはなりませんよね。
丁寧に直すという気概を大切に、うまく直せることを願いながら作業しましょう。
メガネのツルの直し方の手順
お湯の準備ができたら、メガネをお湯に浸してフレームを柔らかくしていきます。
マグカップなどのものをお使いであれば焦らず片方ずつ、メガネ全体が浸かるようなら温度が下がらないうちにはじめましょう。
1分以上浸けているとお湯に浸けていなかったときよりも、調整しやすくなっているはずです。
あたたまったらじわじわとテンプルを調整していきます。
折らないよう力をかけすぎず、じわじわと、ゆっくり曲げていきましょう。
テンプルだけでなく鼻あて部分が金属のものなどはその部分も調整を加えて使いやすい形に導きます。
たったこれだけでメガネがより使いやすく復活します。
これだけではありますが、注意することがいくつかあります。
それは以下のようなことです。
メガネのツルの直し方で注意したいこと
- 絶対に熱湯は使わない。
- お湯は40℃以上にならないように。
- 急に力をかけない。
- 丁寧に扱う。
プラスチック製のフレームには熱湯をかけてしまうと白く変色したりという変質が起きてしまいます。
さらにメガネのレンズは熱に弱く、レンズのコーティングがひび割れを起こしてしまうこともあるため40℃以上のお湯はおすすめできません。
急に力をかけてしまうとポッキリ折れてしまったりというトラブルのもとになりますし、丁寧に扱わなければ傷が増えてしまう結果となる可能性もあります。
自宅で行うメガネの修理は自己責任ですから、できるだけ丁寧に扱い、快適なメガネと出来るよう尽力しましょう。
プラスチックメガネのツルが曲がる原因
こうした修理は実際のところ言ってしまうと面倒です。
ですがメガネは日々私達視力の弱いものの助けとなってくれている存在です。
失くしてみなければ大切さがわからないなどというセリフがありますが、メガネがまさにそれにあたると思います。
ではそんな大切なメガネがどうして曲がってしまうのか、不慮の事故ということもありますが、ただ普通に生活しているだけのつもりでもメガネが歪んでしまっていることはよくあります。
何が原因になっているのかまとめてみました。
メガネのツルが曲がる、歪んでしまう原因とその直し方
- 片手ではずしたり、かけたり
片手でメガネを外したりかけたりしていると、どちらか片方にだけフレームが引っ張られ歪んでしまいます。
目で見てはっきりとした歪みにはなっていないかもしれませんが、メガネ屋さんでしてもらったフィッティングを崩してしまう原因となるので、できるだけ両手で行うほうがいいです。 - 高温の環境に置く
メガネは熱に弱いアイテムです。
レンズのコーティングに影響がある云々以前に、メガネがプラスチック製ならなおさら熱に弱いです。
直射日光のあたる車のダッシュボードなどにメガネを放置してしまうと、フレームであるプラスチックはどんどん柔らかくなり重力に負けて歪んでいきます。
こうした状況は避けたいですね。 - かけたままのお風呂
これも高温の環境にメガネを追いやることに繋がります。
高温にさらされる可能性が高まる上、私達が使っているシャンプーやコンディショナーなどの洗剤はメガネにとって薬品として害になる可能性があります。
レンズのコーティングは確実に駄目になってしまうでしょうね…。
こうした場所には持っていかない、お風呂用のメガネとして犠牲になってもらう格安なものを入手するなどで対処しましょう。
これらの他にもいろいろな原因でメガネが歪んでいく可能性はあります。
メガネはオシャレアイテムだったり、視力の矯正器具として扱われていますが基本的に消耗品です。
丁寧に使えば長く使っていけますので、できるだけ調整のためにお店に持ち込んだりしながら快適な状態で使える環境にしておくことをおすすめします。
快適に使えているということはメガネもちゃんと機能しているという証拠です。
メガネをちゃんと機能させる状態を作れば劣化も最小限で済みますね。
メガネを丁寧に扱って、できるだけ長くつかっていけるといいですね。