老眼鏡のレンズの価格とは?老眼鏡の値段と正しい選び方

最終更新日:2018/12/31

老眼鏡のレンズはどのくらいの価格なのでしょうか?近視や乱視のメガネよりも値段は高い?それとも安い?

老眼鏡の値段はどのようにして決まるのでしょう。普通の度入りのメガネと同じように、老眼鏡にも安いものと高いものがあります。高いものが良いというわけではなく、自分に合ったものをかけることが本来のメガネをかける目的となるので、老眼鏡を選ぶときにもこのようなことをポイントに決めるといいでしょう。

老眼鏡のレンズの値段や正しい選び方を紹介します。

老眼鏡はレンズの価格で決まる?レンズの種類

老眼鏡と言っても、どのような時に、どのような事に使用するかによって違ってきます。

  • 手元用
    本を読んだり書類を確認する時などだけに使用する手元用の老眼鏡で、通常時は外して、近くを見るために使用する時にのみ付けるため、付け外しが多くなります。
  • 遠近両用
    一見通常のメガネですが、レンズの度数が上側と下側で徐々に違っています。
    お買い物などをしたり、近くのものを見たり、運転したりなど、付け外しをしなくても1本で大丈夫なメガネです。
    比較的遠くを見る時は中心よりも上側のレンズを、近くを見る時は下側のレンズを使用している事になります。
  • 中近両用
    お手元などの近くを見る時と、デスクワークや室内での生活が中心の方に向いています。
    こちらもレンズの度数が上側と下側で違っていて、遠近よりもその度数の差が少ないです。
  • サポートレンズ
    近視の方がメガネを使用していると、遠くにピントが合うように作られているので、近くを見た時は目が疲れてしまいます。
    なので、近視の方で疲れ目の方や老眼が気になってきたばかりで遠近には抵抗があるという人におすすめです。
    店舗によってレンズの名称は様々です。

通常の「老眼鏡」として市販されている既製品は、手元用の老眼鏡で度数の表示があります。

とてもお安いものから市販されていますが、ちゃんとしたメガネ店で視力を測ってもらい、ご自身に合わせて作ってもらった方が眼のためにもお勧めします。

フレーム、レンズによっても値段は違ってきますし、店舗によって様々です。

遠近レンズや中近両用レンズ代がフレーム代にプラス5000円位だったり、そのフレームによっては、フレームや遠近レンズ込みで15000円位だったりします。

また、更に乱視や、ブルーカット、本格的な紫外線カットなどもオプションになって別料金のところが多いです。

老眼鏡の価格がアップするのは仕方のない事?その理由とは

近視用や遠視用よりも、遠近両用レンズや中近両用レンズなどは値段がアップしてしまいますが、理由がしっかりとあります。

近視用のレンズなら、レンズの中央がへこんだ状態で遠くにピントが合うようになっています。

度数が高ければ高いほど(強いほど)そのへこみ方に差があるので厚みが出ます。

遠視用のレンズの場合は、逆にレンズの中央がぷっくりと膨らんだような形で、近くにピントが合うようになっています。

こちらも同様に、度数が強いほど膨らみが大きくなります。

どちらも黒目と黒目の間の距離を測り、レンズの中心地と黒目が合うように作られます。

遠近両用レンズの場合

真ん中を中心として、そこから上側に向かっていくほど遠くが見えやすくなります。

中心部分は、中間辺りの空間(室内やオフィスなど)が見えやすく、下側に向かっていくほど近くの手元などが見えやすくなります。

レンズも特殊ですし、黒目の位置も距離だけでは測れないために、どうしても近視だけなどよりも金額がアップしてしまいます。

安いフレームを使用して、予め遠近両用レンズセットとして比較的にお手ごろに市販しているところもあります。

遠近両用レンズの注意点

老眼鏡として手元用の既製品がお安く市販されていますが、付け外しが必要な事と、黒目の距離や細かい度数が合わせにくい事、フレームが弱くフィッティングが難しいなどデメリットもあります。

老眼鏡はレンズを変えられるものがお得。お店で買うメリット

老眼鏡を購入する場合は既製品じゃなく、ちゃんとしたメガネ店を選び、ご自身に合ったものを作ってもらいましょう。

合わないものや間違えた使用方法で使い続ける事でデメリットがあります。

自分に合わないレンズは目が疲れる

用途に合わせていないと、目に負担がかかり視力低下につながる可能性がでてきてしまいます。

メガネを使用していると目が悪くなると勘違いをしている人がいるようですが、しっかりとご自身に合ったものを、使用方法を守って使用する事が大切です。

しかし、年齢によって見え方はどうしても変わってきてしまいます。

メガネ店で購入し合わせて作ったものは、殆どのお店でアフターケアがあるかと思います。
メガネのフィッティングやメンテナンスはもちろん、一定期間ごとに視力検査をしてもらい合わせてもらいましょう。

度数が合わなくなってきたら、レンズのみ交換できます。

そこの店舗によりアフターケアが違ってきますが、例えば購入してから3ヶ月以内ならレンズの度数が合わない場合の無料交換サービスがあったり、1年以内でも通常よりお安くレンズのみ交換が出来たりするところなどあります。

肌に優しい素材のフレームや壊れにくいフレームなど様々ありますし、せっかくなので気に入ったものを長く使い続けましょう。

今まで眼鏡をかけていない人は安い価格の老眼鏡をかけがち

初めてのメガネだったり、老眼鏡で普段は使用しないから(細かい字を読む時だけにしか使用しないから)という理由で安い既製品のものを選ぶ人がいます。

しかし、先ほどもご紹介したように、通常メガネを作るときは、その人の黒目と黒目の位置を測って、レンズの中心と合わせて作ります。

既製品の場合はその位置がバラバラで疲れの原因になりやすいです。

目に合っていないものを使い続ける事で、疲れ目から、目の奥側に痛みや違和感を感じたり、頭痛や肩こり、視力低下、老眼度アップ、酷くなると吐き気まで出るようになってしまう可能性があります。

また、既製品は、フレームが弱いためにちょっとした負担で歪んだり折れたりしてしまう可能性がありますし、フィッティングもしにくく、付け心地も良くないものが殆どです。
基本的に他店で購入したメガネだとしても、無料でフィッティングをやっているメガネ店がありますが、あまりにも安い素材のものなどは断る場合があります。

フィッティングの負担でさえかけない方がいいほど危ないと判断されたりするのです。

安い老眼鏡レンズの落とし穴。老眼鏡の選び方

最初のうちは安いものを選びたい人が多いようですが、その使用方法などによって適切なものを選ぶ事が大切です。

先ほどご紹介したように、人それぞれ生活スタイルが違い、どの用途でどの様に使用するかによって合うレンズが違ってきます。
遠くをよく見る仕事なのか書類やパソコンなどが中心なのかでも違ってきます。

例えば付け外しが面倒で付けっぱなしにしたいのに、お手元用のメガネを付けていれば遠くを見る時に目に負担がかかります。

メガネ店の店員さんにしっかりと伝えましょう。

今はどのような時に見えにくくて、どの様に使用したいかを伝えます。

運転をするかどうかや、付け外しが面倒ならそれも伝える事も大切です。

例えば視力は悪くても今までメガネを使用していなかったという人もいます。
そこでいきなり度数の高いものを使用してしまえば歪みが気になるし、なかなか慣れないと思います。

見えればいいというものではないので、生活スタイルなども含めて相談をしっかりしましょう。

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