メガネにはサイズが書いてあるのを知っていますか?測り方を知っておくのもいいですが、自分の顔のサイズに合っているものを始めから選ぶことができたら迷う時間を短くできますよね。
なんだか顔にしっくりくるフレームというのは、サイズがちょうどよいものと言えるでしょう。
メガネを選ぶときにはサイズやバランスを見ることがポイントなんですね。
メガネサイズの測り方。一番のポイントは瞳孔間距離
自分にピッタリの大きさの洋服を見つける時は、誰しもサイズをチェックしてから試着や購入をしていると思います。顔に合うメガネを見つけたい、そのためにはメガネのサイズもとても重要になってきます。メガネのサイズは、洋服の様に、ざっくりとしたサイズではありません。しっかりとしたサイズを知ることで、自分に合ったメガネを見つけやすくなるでしょう。
メガネのサイズの測り方としては、まず左目と右目の距離である瞳孔間距離を測定することが大切になります。
度数の強い人は、この瞳孔間距離と、レンズの横幅と鼻の幅を合計した値が近くなるように、メガネのサイズを選ぶことが理想的です。
この瞳孔間距離によって、メガネの横幅やレンズの位置、ブリッジの長さなどを合わせていきます。
次に顔の横幅を専用の測定器で測ります。顔の幅にあったフレームを選ぶのに重要になります。メガネの前枠から耳までの長さも専用の測定器で測ります。これがテンプルの長さになります。
これらのサイズを測る事によって、自分にあったメガネのサイズを見つける事ができるのです。
メガネのサイズは測らなくても記載してあります
自分のサイズを測定したのなら、メガネ自体も測定しなければ自分にピッタリサイズのメガネを見つけることはできないのでしょうか。そんな事はありません。メガネのサイズは測らなくても大丈夫。メガネにしっかりと記載されています。
あなたは、メガネのサイズはどこに表記されているのかご存知ですか。
テンプルの内側を見て下さい。「50(四角)20-145」などと言う数字と記号が書かれていると思います。これがメガネのサイズです。
この場合は、レンズの幅は50ミリ、左右のレンズ枠を繋ぐブリッジの幅が20ミリ、テンプルの長さが145ミリと言うことを表しています。
これは、国際規格に基づいて記載されたメガネのサイズになります。この3つは、メガネのサイズの重要な値になります。もし、数字が4つ記載されている場合は、最後の数字は、レンズの縦の幅を表しています。
レンズの幅と、ブリッジの幅の二つの値さえ分かれば、大抵は自分にあったサイズのメガネを見つける事ができるはずです。
メガネのサイズの測り方で確認したい顔の横幅
サイズの測り方として確認したいのは、顔の横幅です。顔の横幅も専用の測定器で測ったと思います。そこで気になるのが、自分の顔の横幅が一般的な日本人に比べて、大きいのか小さいのかということだと思います。
日本人の一般的な顔の横幅は、男性では148ミリ弱、女性は138ミリ前後と言われています。
扱われているメガネフレームも、一般的な顔の横幅に合わせて、男性であれば、レンズの幅が56ミリ程度、鼻の幅は18ミリ、テンプルの長さは145ミリくらいが多いでしょう。女性は54ミリ弱、鼻の幅は16ミリ、テンプルは140ミリ程度のものが多く流通しています。
とは言え、一般的な日本人の顔の横幅とは違う人も、大勢います。豊富にいろいろなサイズのメガネを扱っているメガネ店であれば、自分の顔が平均より小さくても、大きくても、問題なくピッタリ来るサイズのメガネフレームを見つけることができます。
どうしてもぴったり来るものが見つからない、若干サイズが違うという場合でも、メガネ店で、ブリッジやテンプルをフィッティング調整してもらうことができれば、違和感なくかけることができるでしょう。
メガネのサイズはバランスで決めると失敗しにくい
メガネサイズの測り方を知り、測定することで、ピッタリサイズのメガネを見つけようとしても、なかなかその値から、メガネを見つけるのは難しいという人もいるはずです。
豊富なサイズを扱っているメガネ店でなければ、自分のサイズに巡り会えないという人もいると思います。
そんなときでも、自分にピッタリサイズのメガネを選ぶ方法はあります。バランスを考えて選ぶことで、失敗せずに自分にあったメガネを見つけることができるのです。
まずは、自分の顔を鏡で良く見てみましょう。
あなたの顔の形は長いですか、短いですか。ほっそりした顔ですか、それともふっくらとしていますか。眉の形はどんな形ですか。
この3つの要素を踏まえて、メガネを選べば、自分に合ったメガネを見つけることができます。
- 小顔
顔の長さが短くほっそりとした小さい顔であれば、レンズの上下の幅があまりなく、曲線的なフレームで細いリム、ブリッジは高めの、オーバル型のメガネがおすすめです。軽快な印象でスッキリと顔を見せてくれます。 - 丸顔
顔が短くてふっくらとした丸顔の人であれば、上下の幅があまりなく太くてはっきりしたフレームで、リムは角ばっていてブリッジの位置が高めの、太フレームのスクエア型のメガネが似合います。細くシャープに見せてくれるでしょう。 - 大きい顔
長くてふっくらしている大きめの顔であれば、上下の幅があり太く濃い色のフレームで、トップリムは水平的なもの、ブリッジの位置が低い、ウェリントン型やスクエア型のメガネが良く似合います。顔を小さく引き締めて見せてくれる効果が期待できます。 - 面長顔
長くほっそりとした面長の顔であれば、レンズの上下の幅があり、曲線的で柔らかい印象のフレームでリムは全体に細め、ブリッジの位置が低い、ボストン型のメガネが良いでしょう。ソフトに見せるだけでなく、顔の長さを上手く緩和してくれます。
サイズの測り方を知らなくてもお店なら安心
メガネを選ぶに当たってテンプルの長さの測り方も重要になるのではと、考える人もいるでしょう。テンプルの長さとは、フレームの前部分から耳の先のセルまでの長さになります。
しかし、横幅のサイズに合わせてメガネを選ぶことで、テンプルの長さもあう場合は多いのです。もともと、モダン部分の関係から、耳の後ろでいくらか余る様にテンプルは作られています。横幅ほど神経を使って選ぶ必要はありません。
一番重要なのは、フィッティング調整です。このフィッティングが合っていなければ、折角サイズがぴったりのメガネに巡り会えたとしても、意味はないと言えるでしょう。フィッティングの合わないメガネを使用する事で、疲れ目になったり、目に痛みに繋がることも考えられます。メガネがずり落ちてくることもあるかもしれません。
購入時にフィッティング調整してもらったっきり、フィッティングしていないという人もいるかもしれません。使用しているうちに、徐々に鼻パッドが広がったり、メガネ自体も歪んだりすることは良くあることです。
メガネがズレてきたり、目が疲れたり、肩こりや、鼻や耳の辺りに痛みを感じる場合、再びメガネ店に出向き、フィッティング調整してもらうべきです。
しっくりくるメガネを選ぶには、サイズの測り方や、メガネのバランスはとても重要です。しかし、それ以上に重要になるのはフィッティングです。このフィッティングが上手くいっていなければ、あなたに合ったメガネとは言えません。
快適なかけ心地を得るためにも、定期的なフィッティング調整はとても重要と言えるでしょう。