メガネのレンズにヒビが入ってしまう原因とは?傷をつけない方法

最終更新日:2019/02/28

メガネのレンズにいつのまにかヒビのような傷がついてしまった?メガネをかけている人にありがちなこの細かい傷。

大切に扱っているのに、なぜかついてしまうこのヒビのような細かい傷はこんなことが原因のようです。

レンズにヒビや傷がついてしまったものは直せるのでしょうか?ヒビを作らないようにするメガネの扱い方を紹介します。

メガネのレンズにヒビが入ったら修理はできません

メガネのレンズにヒビが入ってしまったら、ショック以外の何物でもないはずです。気づいた時には、メガネのレンズに細かい線やヒビが入っていたなんて経験がある人もいるでしょう。購入してそれほど経過していないのに、レンズにヒビが入っていたら、一瞬、不良品なのではと思ってしまうのも当然かもしれません。

フレーム部分の破損であれば、修理で直す事ができるかも知れませんが、基本的にレンズの傷やヒビ、破損は、修理不可能です。直すことはできないと考えましょう。

ヒビが入ったレンズは、交換するしかないのです。ちょっとのヒビだからと気にしないで使用していると、身体に悪影響を与えかねません。にじみや乱反射の様な、見え方に不具合が生じることもあるでしょう。逆に、目が疲れる場合は、レンズに小さな傷やヒビが入っていることも合うので、レンズの表面を一度チェックしてみるとよいでしょう。

メガネレンズにヒビ?細かい傷の原因

あなたのレンズにヒビが入っていたり細かい傷が付いてしまったのは、熱の影響かも知れません。

プラスチックのレンズには、光の反射を防ぐためや、傷を防止するためのコーティングが施されています。この様なコーティングは、熱を加えても膨らみませんが、レンズ自体の材質上、熱を加えると、膨らんでしまいます。膨らんだレンズが、膨らまないコーティングを破壊してしまうのです。60度以上の熱が加わると、この様な現象が起こります。これは、熱クラックと呼ばれる現象です。熱クラックが起こると、レンズにヒビの様な細かい線が入ります。

メガネをかけたままドライヤーを使用してはいませんか。ドライヤーは100度に設定されていることが殆どです。それでは、熱クラックだけでなく、レンズも変型しかねません。
温泉やサウナにメガネをかけたまま入ってはいませんか。特にサウナでの使用は適しません。温度が高い事が多いからです。

また、料理をする際の熱にも注意が必要です。夏の焼き肉やバーベキューなどにも十分に注意して下さい。直接レンズが当たらないようにすることが大切になります。

一番注意したい場所が、車内です。運転のときだけ、メガネを使用するという人も少なくないでしょう。しかし、そのメガネ、車内に置きっぱなしではありませんか。炎天下の場合は、車内は50度以上になります。ダッシュボードの上などでは、70度以上になることもあります。熱クラックは、短い時間でも発生します。車内でメガネを置くのは避けるべきです。

メガネのレンズにヒビが入らないように扱いましょう

今まで何気なくしていた行為によって、折角、気に入って使用していたメガネのレンズにヒビが入ってしまっては、たまったものではないでしょう。

ガラスのレンズと比べ、プラスチックレンズは割れにくく軽いため、殆どのメガネのレンズはプラスチックレンズと言えます。しかし、プラスチックレンズは60度以上の熱には耐えることが出来ず、熱に弱いレンズとも言えるのです。

あなたがそのメガネを大切にしているのであれば、高温での使用、または保管をしないことが必須です。

ヒビが入ってしまっては、元に戻すことは不可能です。レンズを交換しなければなりません。日頃の取扱いに充分気をつけることが大切なのです。

メガネのレンズにヒビが入り交換してもらうときの費用とは

その様に、レンズにヒビが入ってしまったメガネをそのまま使用していては、目に負担をかけてしまいます。目の疲れによって、体調不良が引き起こされることも考えられます。今すぐ、レンズを交換するべきです。

とは言え、レンズだけを交換したことがない人も多いのではないでしょうか。まずはメガネ店へ出向いて、メガネのレンズが交換できるかを見てもらいましょう。

メガネ店に、レンズの在庫がある場合は、その場で交換してもらえることもあります。すぐに持ち帰ることも出来るでしょう。しかし、レンズの在庫がない場合は、工場の交換になるため、後日の受け取りになります。

レンズの種類や度数、カラーやコーティングにもよりますが、5千円から2万円程度で交換が可能です。

購入してそれほど日が経っていない場合は、保証期間内であることも考えられます。保証期間内のトラブルは、無償であったり安く交換が可能なこともあります。保証書を持って、メガネ店にいき、保証が使えるのかどうか、まずは相談してみるとよいでしょう。

メガネのレンズを傷つけてしまう乾拭きは止めましょう

上記の様な環境で使用したり保管していない場合でも、メガネレンズにヒビや細かい傷が入ることがあります。それはなぜなのでしょう。

あなたは乾いたハンカチやティッシュ、時には洋服の裾などでレンズを拭いたりしていませんか。
メガネを使用していると、気づかぬうちにホコリや汚れが付いていたり、そのせいで見えにくかったりすることもあります。つい、その辺にあるもので、レンズの汚れを拭いてしまうなんてこともあるかもしれません。メガネ拭きで拭いているから大丈夫と、安心するのも間違いです。

その乾拭きこそが要注意なのです。汚れたレンズには、皮脂や汗だけでなく、硬いホコリなどが付いていることが多くあります。それを乾いた布で拭くことによって、表面で硬い物を引きずることになり、コーティング被膜に傷を付けてしまうのです。

その傷によって、コーティングが剥がれることもあるでしょう。傷が付いたレンズでの視界は、最適とは言えません。一度付いてしまった傷は直すことは出来ないのです。

メガネが汚れている時は、まず、その様なホコリを落とすために、水洗いしましょう。ホコリを洗い流して下さい。但し、お湯を使ってはいけません。レンズにヒビが入ってしまうことも考えられます。あくまでも水を使用しましょう。最後に、水分を押すように拭き取れば終了です。

レンズのヒビや、傷は、普段の何気ない行動によって発生します。この様にヒビの入ったレンズは、到底自分で直すことは不可能です。こうならないためにも、常日頃の取扱には十分な注意が必要なのです。ちょっとした心がけ次第で、少しでも長く、快適なメガネライフを送ることができるのです。

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