耳にあたるメガネのつる部分が気になる、痛いときにはメガネが歪んでいることが原因かもしれません。
なんとなく違和感があるときにはつる部分がどのようになっているか確認してみましょう。我慢できるくらいの痛さだからと放っておかずにきちんと対処することが大切です。
一時的に対処する方法、痛くならないメガネの特徴、歪ませない扱い方などを紹介します。
メガネのつる部分が耳にあたって痛いときはココを確認
メガネのつるの部分が耳にあたって痛いという人もいるかも知れません。ずり落ちを直したりしているうちに擦れて更に耳が痛くなってしまったという人もいるでしょう。
そのメガネのフィッティング、あなたに合っていますか。合っているかどうかは自分で確認することができます。どちらかの耳を後ろから指で押さえて、鏡で見てみましょう。つるの先端は、耳の付け根に沿って曲がっていますか?
曲がっていれば、正常な状態です。耳より手前で曲がっていたり、しっかりと耳にかかっていないかったり、耳より後ろで曲がっている場合は、フィッティングが合っていない証拠です。
手前で曲がっていると、つるが耳を前の方向に無理に押してしまいます。耳の付け根が痛くなってしまうでしょう。鼻部分も痛くなることがあるかもしれません。
また、随分と手前で曲がっている場合は、メガネのつる自体が上手く耳にかからない為、メガネが常時下がってきたり、レンズが上に傾斜して正しい視力を得られない場合があります。
耳より後ろで曲がっている場合は、メガネが耳に引っかかろうとしてメガネ自体が下がってしまうため、見た目にも格好悪く、耳が痛くなってしまう要因になります。正しい視力も勿論、得られません。
両方の耳に正しくメガネのつるがかかっているか、まずは、片側ずつしっかりとチェックしてみましょう。
メガネのつる部分が痛いのを自分で直す方法
メガネをかけた時につるの部分が痛いとなると、仕事に集中出来なくなるのも当然のことです。耳の上が痛い場合は、殆どはメガネのつるが変形している事が原因でしょう。
あなたは、両方のつるを持って、メガネをかけたり外したりしていますか。片手でメガネを外したりかけたりしていると、そのうち左右のつるの部分が変形し、耳の上に負担をかけてしまうことに成りかねません。
メガネ店に行ってつるの歪みを調整してもらう時間がないという人は、自宅でも簡単に調整することができるので行ってみてもよいでしょう。
メガネのつるの耳にかかる部分を、ドライヤーの熱で温め、優しくゆっくりと曲げていきましょう。温めると、動かしやすくなります。つるの先端の部分と耳の形が丁度良くフィットすれば、掛け心地は改善されるでしょう。
しかし、調整はとても難しくかなりの技術が必要になります。自分でつるを調整することで、メガネを破損させてしまう可能性も考えられます。あくまで自宅で行う場合は、自己責任で行ってください。
できれば、時間をつくってメガネ店で調整してもらう方が無難です。自分で調整したとしても、まだ耳が痛いような場合は、メガネ店でフィッティング調整してもらいましょう。あまりにも痛い場合はフレームを変えたりするのも、良いかもしれません。まずは、メガネ店で相談してみましょう。
メガネのつる部分のかけ心地をよくする方法
メガネのつる部分の痛みを改善して、掛け心地を良くする為には、化粧用パフのような素材で作られたつるの先端の耳掛け部分につけるカバーを使用してみるのも手です。柔らかい素材でクッション性に優れ、やさしく耳にフィットしてくれます。メガネがずり落ちるのも防ぐことができるでしょう。これをつけるだけで、簡単に耳の付け根の痛みを軽減することができます。
また、その傷みの原因が別のところにある場合も考えられます。メガネの掛け心地の問題ではなく、耳の後ろの皮膚の問題かもしれません。特に金属アレルギーの人は、つる部分の素材が、あなたの皮膚に合わない素材である場合、皮膚炎を起こしてしまう事もあるでしょう。チタン製であったしても、ニッケルなどが混ざっている場合は、皮膚炎になってしまう人います。
まずは、メガネ店に相談することです。シリコンのカバーを付けてくれたりするお店もあります。メガネのフレームを変えるというのも良いでしょう。
メガネをかけて痛い場所があるときにはお店へ
メガネが度々ずれることで、つるのあたる耳の後ろが痛くなることもあるかもしれません。その様なズレによって耳の後ろが痛い場合は、鼻あて部分にも負担がかかり、鼻も痛くなります。
このズレを防止するためには、鼻あてにも工夫が必要です。大抵のメガネには、元から耐久性や透明度に優れたハードパッドがついています。しかし、この様なハードパッドの場合、汗をかくとメガネがずれたり、鼻パッドのあたる部分が痛くなったりすることもあります。そんなときは、鼻パッドをシリコンパッドにかえてみましょう。
吸着性のよいシリコンパッドに変えると、肌にフィットして、メガネがずり落ちにくくなります。また、セルフレームには鼻パッドがついていないものや、高さが足りない硬い鼻パッドが付いているものもあるでしょう。この様なメガネはかけているとだんだんずれてしまうこともあります。ずれてしまう場合は、シリコン素材の鼻あてシールで対応することもできます。
メガネを固定するるために、つるの先端にシリコン製の滑り止めグッズをつけて、ずり落ちを防止するのもよいでしょう。
耳が痛い場合は、メガネそのものが重たい可能性も考えられます。レンズやフレームの重さが、耳が痛い原因になっている可能性もあるのです。
最近は薄いレンズや、軽いフレームも増えています。耳に負担のかからないメガネを選ぶのも耳への負担をへらす方法の一つです。
まずはメガネ店へ出向いて、フィッティング調整してもらうことが一番です。その上で、今後どの様な方法で耳の痛みを軽減できるか、相談してみるとよいでしょう。日々の使用に違和感を感じたときは、自分で滑らないように対策するのも勿論良いとは思いますが、まずはメガネ店で相談するのが賢明です。
メガネは歪みやすいもの!優しく扱いましょう
メガネは歪みやすいものです。正しく外したり、置いたり、たたんだりしまったりしなければ、メガネは尚の事すぐに歪んでしまいます。また優しく取り扱うことが必要になります。メガネの歪みは、つるのかかる耳が痛い事の原因になります。
かけるときは、つるの部分を両手で持ち、静かに顔の幅に合わせて差し込みましょう。固定できたかどうか、必ず確認してください。逆に外すときは両手でつるを持ちましょう。メガネを置く際には、フレームを開いたままで、レンズ上部を下にしてキズがつかない様におくことがベストです。
つるをたたむ場合は、左側から先に次に右側をたたみましょう。つるの部分を持ってたたまず、フレームをしっかりと手で支えた状態でたたみましょう。
ケースにしまう場合、メガネ拭きを折ってケースの底に敷き、レンズを下向きにして入れるとキズがつかず歪みが少なくなります。
この様に、正しくそして優しくメガネを扱うことで、メガネの歪みを極力防ぐことができるのです。しかし、メガネというのは、必ずしも使用しているうちに歪んで来ます。定期的にメガネ店へ出向き、フィッティング調整してもらうのが良いでしょう。