眼鏡のレンズが外れたときには、すぐ直したいために自分で無理にはめてしまいたくなってしまいますが、それは間違った対処方法となります。
では、どうするのが正解なのでしょうか。レンズが外れたときに、してはいけない事とは?
そもそもなぜレンズが外れてしまうのでしょうか?
ぶつけてしまったり、落としたりといったことがなくても日頃のメガネの扱い方が雑だとフレームが歪んでしまい、レンズの外れてしまう原因となってしまうようです。
レンズが外れたときの対処方法や正しいメガネの扱い方を紹介します。
眼鏡のレンズが外れてしまう原因とは
きちんとメガネを扱っているつもりでも、ふとした拍子に運悪くレンズが外れてしまうこともあるかも知れません。
眼鏡のレンズが外れてしまう原因とはどのようなものがあるのでしょうか?
- ぶつかる、落とす
眼鏡のレンズが外れてしまう原因の多くはこのパターンですよね。
ある程度しっかり作られたメガネでも、強い衝撃でぶつかったり、高いところから落下すると、さすがにレンズが外れるなどのアクシデントに見舞われてしまいます。 - ネジが緩む、外れる
金属フレームの場合、フレームを留めるネジが外れたり緩んだことでレンズも外れてしまう事があります。
応急処置として自分でネジを締めて直しても良いですが、眼鏡にどこか不具合が出ている可能性が高いので、メガネ屋さんに持っていくようにしましょう。 - フレームの歪み
眼鏡をケースに入れずに持ち歩いたり、夏の車内に置くなど高温にさらすと、フレームに歪みが生じてしまいます。
そうすると、買った時はピッタリハマっていたレンズでも、ふとした拍子に外れてしまうこともあります。 - 加工時のミス
滅多に無いことですが、眼鏡を作る際にレンズがフレームよりも小さく作られてしまった場合、わずかな衝撃で外れるようになることもあります。
速やかにメガネ屋さんに持っていきましょう。
眼鏡のレンズが外れたときこうしてお店に持っていきましょう
「眼鏡のレンズ外れただけだから、自分でなんとか直そう」なんて考える人は結構います。
しかし、素人が無理に直そうとすると、レンズを割ってしまったり、フレームを折ったり、歪ませてしまうなどの危険があります。
ですので、眼鏡のレンズが外れたときは、柔らかい布やティッシュなどに包んでお店に持っていきましょう。
出来ればその眼鏡を購入したお店にお願いしたいところですが、外出先などで簡単には行くことが出来ないという場合は、最寄りのメガネ店にお願いしましょう。
多くの場合は、有料になりますが、対応してくれるはずです。
ただし、レンズ外れと一緒にフレームの破損等の場合は、すぐには直りませんので、購入も検討したほうが良いかも知れません。
直すことはできる?眼鏡のレンズが外れたとき
眼鏡のレンズが外れてしまったとき、直すことはできるのでしょうか?
多くの場合は直すことが出来ます。
セルフレームや金属フレームで眼鏡の周囲がグルっと囲まれている「フルリム」と呼ばれているものであれば、フレームにレンズをはめ込む方法になります。
また、フレームが半分だけある「ハーフリム」の場合は、レンズに「ナイロール」という糸でレンズを支えています。
ハーフリムのレンズが外れた場合は、このナイロールが伸びたり切れている可能性が高いので、新しいものに交換となります。
外れたレンズを直すだけでしたら、時間は数分から数十分ほどで完了しますので、即日受け取ることが出来ますので、安心ですね。
その眼鏡を購入したお店でしたら、無料で直してくれることもありますので、無理に自分で直さず、まずはメガネ店に持っていきましょう。
眼鏡のレンズが外れたときに自分で直してはいけない理由
眼鏡のレンズが外れたときに自分で直してはいけない理由には、こういったものがあります。
くれぐれも気をつけましょう。
- 眼鏡を壊してしまう
これが一番自分で直した時に、起こり得ることですよね。
本来はメガネ店で簡単に直して、再びかけ続ける事が出来たはずの眼鏡が、自分で無理に直そうとしたことで、二度と使えなくなってしまうかも知れないのです。 - 状態を悪化させてしまう
「レンズが外れたら、接着剤でくっつければいいや」なんてことは、絶対にやめてください。
自分は応急処置のつもりでも、きちんと修理をする時に付着した接着剤が邪魔になったり、剥がすために余計に時間がかかってしまいます。
また、接着剤の成分でレンズやフレームが傷んで、買い換えなくてはいけなくなってしまうかも知れません。
眼鏡のレンズは意外とこんなことで外れてしまいます
眼鏡のレンズは意外とこんなことで外れてしまいますので、ご注意ください。
- 眼鏡を片手でかける、外す
眼鏡をかけたり外したりする時に、片手で行うことはよくありますよね。
実はこれはフレームを歪ませてしまったり、ネジが緩んでしまう原因になるのです。
出来るだけ両手でかけたり外したりするようにしましょう。
どうしても片手で行わなくては行けない時は、レンズとレンズの間のブリッジをつまんで扱うようにすると、フレームの歪みを軽減させることが出来ます。 - 眼鏡を拭く
眼鏡を拭く時に、力を入れすぎたりしても、フレームの歪みや、レンズ外れの原因になってしまいます。
眼鏡を拭く時は優しい力で拭くようにしましょう。 - 高温の場所に置く
眼鏡を運転時にだけかけている人で、車内に置きっぱなしにしている人がいます。
レンズもフレームも高温には弱いですから、特に真夏の車内ですと、気温が上昇して、眼鏡に悪影響を及ぼしてしまいます。
出来るだけ車内に置きっぱなしにしないようにしましょう。
また、サウナのような暑くなる場所にも眼鏡はかけないようにしましょう。
古い眼鏡をかけたり、お風呂専用の眼鏡を買うことをおすすめします。