老眼鏡と遠近両用の違いとは?遠近両用メガネの選び方をご紹介

最終更新日:2019/01/14

老眼鏡と遠近両用メガネにはどどのような違いがあるのでしょうか?どちらも同じものではないの?と思ってしまいますが、このような違いがあるんです。

では、あなたに合うのは老眼鏡?それとも遠近両用メガネ?値段にはどんな違いがあるのでしょうか?

初めて老眼鏡が必要となったときには、どんなメガネにしたらいいのか迷ってしまいますよね。老眼鏡の選ぶ時のポイントを紹介します。

遠近両用メガネとは?老眼鏡との違い

遠近両用メガネとは、老眼のためにふたつの焦点に合わせられるよう作られたレンズを搭載したメガネです。

遠近両用とはレンズの種類のひとつ

1枚のレンズのなかで遠くにピントを合わせている部分と近くにピントを合わせている部分があるレンズのことを指します。

遠近両用にも種類があり、見た目で遠近両用だとわからないタイプの『累進多焦点レンズ』とレンズ内に境目がはっきりと見える『二重焦点』『三重焦点』のものがあります。

これらが必要になるかどうかということはその人の視力やどんなふうに老眼鏡を使っていきたいかということで変化します。

老眼になるとピントを合わせる力が低下する

ピントの合う位置が手元よりも遠くになっていきます。
それを解消してくれるのが老眼鏡ですが、本来単焦点のレンズ(通常の眼鏡のように一枚のレンズに対してひとつの見え方をするレンズ)では見たい箇所の距離によってレンズの種類を変える必要があるのです。

お店などで中近、近々など三種類ほどに分けられて老眼鏡が並んでいるのを見たことはありませんか?
これは人によってピントの合う部分が違うことと、見たいものとの距離によってレンズを使い分ける必要があるためです。

1本の老眼鏡で解消されるのが遠近両用レンズ

さらにもともと視力が低いところに老眼が入ってきた、という方の場合は原因の異なる近視や遠視、老視に遠近両用レンズで対応することが出来るのであらゆる距離が見えやすくなるという利点もあります。

このことから比較的、もともと視力の低かった人が老眼になると遠近両用レンズが必要になりやすいといえますね。

老眼鏡と遠近両用レンズの値段の違い

単焦点レンズの老眼鏡と遠近両用のレンズの違いはさきほどの機能面でも大きく違いますが、価格にも変動が出てきます。

単焦点レンズを搭載しているものだとこれはリーディンググラスとも呼ばれる手元のピントを合わせる手助けをしてくれる老眼鏡となりますが、このタイプだともともと度のついたレンズが入っているものも多いため価格相場は4000円~ほどで購入できます。

遠近両用レンズを搭載しているものだと、パーツのグレード等に左右される部分もありますが価格相場は2万円~3万円が平均の値段です。

フレームなどにもこだわると値段は変動しますが、遠近両用レンズのほうが1枚で色々な焦点を作るという機能面を考えると技術力に対する妥当な対価ではないかと思います。

しっかりと視力に補正を加えてくれるレンズを選ぶことで、これから先、快適に老眼鏡を使っていけるならお手軽なことも大事ですが、どんな使い方がしたいのかどんな見え方がいいのかということも含めて考えて選んでいくのがいいのではないかと思います。

老眼鏡か遠近両用か、違いがわからないときにはまず測定

どちらのレンズを選べばいいのかということで悩んだときにはまずご自分の視力を測定してから、見え方によって選んでいくのがいいのではないかと思います。

メガネ店以外でも購入できる老眼鏡ですが、これらは使い分けが必要になったり、見えるようにはなってもその度数に疲れてしまうようならあまり使わなくなってしまいます。

使いやすい老眼鏡を選ぶポイント

目が疲れる、度が合わないなどがないように、できれば視力測定をしてメガネ店で選ぶことがおすすめです。
老眼鏡を作るにしても、遠近両用レンズを使うにしてもどんなふうに見えるのかということを試せるということは大きい利点です。

試してみないと何事もわからないと思いますので、まずは店舗で試してみる。
それから判断するほうがいいのではないかと思います。

遠近両用レンズはもともとメガネを掛けていた人でも少し戸惑うこともあるくらい、単焦点レンズのメガネとは見え方が異なります。

慣れると使いこなせるようになるのですがそういった点も含めて、気軽に相談できる店員さんのいるメガネ屋さんで悩むことをおすすめします。

老眼鏡と遠近両用はレンズの違い、遠近両用を選ぶ時のポイント

遠近両用レンズを使ってメガネを作るときには、必ず楽に見えるレンズを選ぶようにしてください。

店舗で試したときにストレスのある見え方をするようであれば、長時間そのメガネを掛けての生活は辛くなると思われます。

遠近両用レンズは一枚のレンズでいくつかの見え方をする焦点を持っているレンズですから、ひとつの焦点に目を向けているときは他の焦点に沿って作られている視野の部分がぼやけたり滲んだりします。

メガネをもともとかけている人は、メガネのレンズから外れた景色を見たときのような感覚を思い出すと想像しやすいと思いますが、その状態がレンズの中で起こるということです。

それでも慣れれば使いやすいという方もいらっしゃいますので、とにかくモノは試しです。

老眼鏡を作るならお店が安心!自分に合ったものを選びましょう

老眼鏡を作るならまず店舗へ向かいましょう。

店舗で視力測定を済ませたらフレーム選びをします。
視力検査の際には瞳孔間距離も測定して心地よくかけられる老眼鏡を作っていきます。

フレームを選ぶ際は、掛け心地がよくなおかつ自分に似合う、自分の好きなデザインのものを選びます。

毎日使っていくものになりますので、お気に入りを見つけられるといいですね。

レンズを入れて貰う前にしっかりとフレームをフィッティングしてもらって、より心地よい状態にしてもらいます。
フィッティングとは顔を動かしたときなどにずれないためにも必要なメガネの調整作業です。
これを行っておくと、似合う眼鏡がより素敵に見えるようになるので、店員さんに頼んでみましょう。

店舗での購入を勧めるのは、保障がしっかりしていることやアフターケアも行ってもらえる部分も理由のひとつです。

老眼は誰にでも起こりうることで、目を大事にしていなかったから起きるというものではありません。
これから先も矯正すれば見える状態を整えるためにも、老眼鏡は是非店舗でお作りください。

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