メガネの細部まで綺麗に洗浄したいときは、超音波で洗浄をする方法があります。メガネ屋さんに置いてある、超音波洗浄機をみたことがある人もいますよね。
超音波洗浄機を使えば、拭き取ることができない汚れや、細部に入りこんでしまったほこりやゴミを、超音波の振動で綺麗にすることができますよ。
ですが、実際に使ったことがないと、どうやって洗浄機を使用すれば良いのかわからないですよね。
ここでは、超音波洗浄機を使ってメガネを洗浄する方法や、超音波洗浄機で洗浄することができないメガネ、超音波洗浄機のメリット・デメリットについてご紹介します。
使い方や注意点を知って、メガネを綺麗に洗浄しましょう。
メガネの洗浄をする超音波洗浄機の使い方
メガネを手洗いよりも綺麗にしたいと考える人におすすめなのが超音波洗浄機です。
超音波洗浄は、超音波の振動により、メガネの表面の汚れを落としてくれるものです。
メガネを簡単に洗浄をしてくれる超音波洗浄機の使い方をご紹介します。
まず超音波洗浄機に水を入れます。
目盛りがあるはずですので、その位置まで水を入れましょう。
この時くれぐれもお湯は入れないでください。
お湯を使用しますと、レンズやフレームの劣化の原因になってしまいます。
このままメガネを入れてスタートさせても良いですが、油汚れなどが気になるという方は、水の中に中性洗剤を1~2滴入れて溶かしましょう。
次に時間ですが基本は3分(180秒)にすると良いでしょう。
初めて使うのでちょっと心配という人は、少ない時間から始めるようにしましょう。
時間が来て終了したら、次は水洗いです。
水道水ですすいだら、柔らかい布やメガネ拭きで拭いて完了です。
超音波で洗浄できないメガネについて
メガネの汚れを効率的に落としてくれる超音波洗浄機ですが、メガネの種類によっては、超音波で洗浄できないメガネもあります。
そのメガネの種類についてご紹介します。
フレームが特殊なもの
超音波洗浄機で洗うことを推奨されているフレームは基本的には金属のみです。
ですので、セルロイドやアセテートのようなプラスチック素材のものはあまりおすすめは出来ません。
とはいえ、絶対というわけではありませんので、メガネ店の人に聞いてみる良いでしょう。
また、べっ甲や象牙などの動物を使ったものや、木や竹などといった植物を使った特殊なフレームはメガネ店からも超音波洗浄は使わないようにと言われますのでご注意ください。
メガネが劣化している
メガネのレンズやフレームに傷があったり、歪むなど劣化が見られる場合は、超音波洗浄機にかけることはやめておきましょう。
傷がさらに大きくなったり、歪みがひどくなる場合があります。
装飾がついている
装飾といっても、金属を使ったものの場合は、溶接されていますから問題ありません。
しかし、クリスタルやジュエリー等の装飾が施されているものは、超音波の振動によってそれらが外れてしまうこともありますので、おすすめできません。
超音波でメガネを洗浄するメリット
超音波でメガネを洗浄するメリットとは、どういったものがあるのでしょうか?
それはなんといっても、「手では落としきれない汚れが落とせる」です。
メガネの鼻当て部分などの細かい箇所はブラシで擦る必要がありますが、上手く落とせないこともあります。
しかし、超音波洗浄でしたら、そういった落としづらい汚れも落としてくれますのでメガネを綺麗に保ちたいという人に取って強い味方です。
基本的にはフレームが金属でレンズがガラスのものを使うように推奨されていますが、プラスチックが一切使えないというわけではありません。
使用頻度を少なめにすれば問題ありませんので、月に1回を目安に使いましょう。
メガネ店でメンテナンスをする時だけ洗うというのも良いでしょう。
超音波でメガネを洗浄するデメリット
便利な超音波洗浄機ですが、メガネを洗浄する時にデメリットもあります。
それは、「メガネを劣化させる恐れがある」という事です。
超音波洗浄機はメガネを振動によって綺麗にしますので、メガネに傷があった場合はそこから変色したり、ひどい場合は割れる可能性もあります。
また、あまりにも頻繁に使用しているとレンズのコーティングが剥がれることもありますのでご注意ください。
他にもセルロイドのフレームを超音波洗浄機にかけた時に中に溜まっていた油汚れが浮き出て白く変わってくることもあります。
そのような時は、セルフレーム専用の磨き剤を使うか、メラミンスポンジで擦ると白汚れを落とすことが出来ます。
また、フレームの研磨を行っているところもありますので、そこで依頼をしてみるのも良いでしょう。
自宅用の超音波洗浄機もあります
メガネは綺麗にしたいけど、わざわざメガネ店に持っていくのは面倒という人は、自宅用の超音波洗浄機の購入をおすすめします。
自宅用でしたら、好きな時にいつでも使えますし、「他の人が使って汚いかも」なんていう心配もありません。
お値段も5千円前後くらいのものが多いので、それほど費用をかけずに購入することが出来ます。
プラスチックのレンズやフレームの方は、毎日の使用や長時間の洗浄はおすすめしませんが、メガネ以外にもアクセサリーの洗浄を行いたいという方はより有効に活用出来るのではないでしょうか。
また、数回使用しているうちにフレームのネジが緩むこともありますので、その時は精密ドライバーなどでネジを締め直すようにしましょう。
このように、超音波洗浄機は使用に注意事項や、メリット・デメリットもありますが、上手に使えばメガネを綺麗で清潔に保つことができますので、自分のメガネに合ったメンテナンスを行っていきましょう。