スポーツをするときに、サングラスをかける理由とはいったいなんでしょうか?
ただ単純に眩しいからという理由だけではなく、以下のような効果があり、かけている人が増えているそうです。
とくにジョギングやマラソンをするときには、偏光サングラスが向いています。偏光サングラスにはどのような特徴があるのでしょうか?
また、スポーツ用として偏光サングラスを選ぶときにはどのようなことに気をつけたらいいのでしょう。
スポーツサングラスの選び方や偏光サングラスをかけるときの注意点などを紹介します。
偏光サングラスがスポーツにおすすめな理由
まず初めにサングラスの種類の中で、「偏光サングラス」というものがあるのをご存知でしょうか?
偏光サングラスは、ただ視界を暗くして眩しさを抑えるのではなく、反射した光を抑えながら、周囲のものを見えやすくしてくれるものです。
ですので、通常のレンズに色をつけたカラーレンズとは、仕組みが異なるのです。
そんな偏光サングラスがスポーツにおすすめな理由をご紹介します。
スポーツをしていて、ボールや対戦相手、景色など特定のものが見たいだけなのに、太陽の光が周囲の木々の葉や路面などに反射して、視界を邪魔してしまうことってよくありますよね。
かといって、色の濃いサングラスをかけると、見たいものまで見えづらくなってしまうこともあります。
そのような時に偏光サングラスでしたら、光に視界を邪魔されること無く、見たいものをきちんと見られるようになるのです。
ですので、スポーツ用にサングラスの購入を考えている人や、普段使っているサングラスの見え方に不満のある人は、一度偏光サングラスを試してみてはいかがでしょうか。
スポーツ用の偏光サングラスの選び方とは
眩しさを軽減させるために偏光サングラスを買おうと思っても、ただ自分に似合うものを選ぶだけでは、その効果が充分に得られないことも考えられます。
スポーツ用の偏光サングラスの選び方とは、どんなものなのでしょうか?
- レンズにカーブが掛かっているか
スポーツをする時に、サングラスやメガネをかけた時に困るのが、フレームが視界を邪魔することです。
スポーツ用に作られたサングラスでしたら、顔のカーブに沿ってレンズやフレームが曲がっていますから、フレームのフチが視界を遮ることがほぼなくなります。
また、顔に沿うように作られているサングラスは、サングラスと顔の間に日差しが入ることも少なくなりますので、そういった点でもおすすめです。 - レンズは大きいものか
見た目の格好良さでサングラスを決めてもいいですが、縦幅の狭いものですと、それだけ目に光が入ってしまう確率が増えてしまいます。
出来れば横幅だけではなく、縦幅もある、レンズの大きいものを選ぶようにしましょう。 - レンズのカラーは用途に合っているか
レンズのカラーを決める時に、自分の着るスポーツウェアに合った色を選ぶ人もいるかと思いますが、そうすると、足元の水たまりなどがよく見えなくなったり、競技のボールが見えづらくなってしまうなんてことも考えられます。
自分がなんのスポーツをして、その時にどんな色のサングラスをかければ見やすくなるかを考えて選びましょう。
よくわからない時は、メガネ店の店員さんに相談してみると良いです。
スポーツ用の偏光サングラスの値段の相場
スポーツ用の偏光サングラスの値段の相場とは、どれくらいのものなのでしょうか?
そのサングラスの素材やブランドなどによっても値段が異なりますが、2千円程度の安いものから、10万円を超えるような効果なものもあります。
その違いの理由の主なものとしては、このようなものがあります。
- 素材の違い
安い偏光サングラスは、レンズに偏光フィルムを簡単に張ったものが多いです。
無いよりはマシですが、レンズの位置によって物が歪んで見えたり、ちょっとぶつかったり強く拭いただけでも、フィルムが簡単に剥がれてしまうなどの欠点があります。 - 度付きかどうか
サングラスをかけたくても、視力の悪い人は度付きのものではないと、眩しさを軽減したところで周りの物が見えません。
そのためメガネ店で自分の視力に合わせたサングラスを購入することになりますが、レンズはオーダーメイドとなりますので、それだけ価格も効果なものになってしまいます。
ちなみに、普段から使っているメガネの上からかけることの出来るサングラスもありますので、予算によっては、そちらを選択してみるのも良いでしょう。 - ブランドの有無
サングラスのブランドにはさまざまなものがありますが、ひとつのサングラスを作るにもデザイナーへのデザイン料や高級素材が使われるなど、その費用は決して安くありません。ですので、ブランド物が欲しいと言う方は、それだけの対価が必要となるのです。
偏光サングラスのデメリットとは
一見便利に思える偏光サングラスですが、デメリットもあるようです。
その偏光サングラスのデメリットとは一体何でしょうか?
- モニターの画面が見づらくなる
スマホやパソコン、それからカーナビにも使われるモニターは、画面から光が出て、それを目で見ます。
偏光サングラスは照り返しのような一部の光を遮断するサングラスですから、運転をしながらカーナビのモニターを見たり、ジョギングの合間にスマホを見ようとしても、画面が見づらくなってしまいます。
ジョギングなどの場合は、立ち止まってサングラスを外せば良いですが、運転をしながら道順を画面で確認するカーナビは、画面が見えなくなると、困ってしまいますよね。
ただし、同じカーナビでも、偏光サングラスに対応しているものもありますので、一概にすべて画面が真っ暗に見えるということは無いそうです。 - 熱に弱い
これは、他の種類のサングラスやメガネにも言えることですが、偏光サングラスは熱に弱く、夏の車内など、高温になる場所に置いておくと、フィルムが剥がれてしまったり、視界がゆがむなどの不具合を起こす原因になってしまいます。
ですので、高温になるような場所には置かないようにしましょう。
スポーツ用の偏光サングラスを選ぶときにはココもチェック
スポーツ用の偏光サングラスを選ぶときにはココもチェックしましょう。
- 衝撃耐性
スポーツによっては、ボールや人などにぶつかる可能性が高いものもあります。
例えば、ビーチバレーやロードレースに使うときなどです。
衝撃や落下に備えて物を選ぶようにしましょう。
逆にゴルフやジョギングなど、人やものにぶつかる可能性の低いものでしたら、衝撃耐性の高い高価なものを買う必要がないと言えます。 - かけ心地
見た目も機能もバッチリでも、自分にフィットしていなければ意味がありません。
かけてみて、自分の鼻や耳に合うものを選ぶようにしましょう。
特に激しい動きでサングラスがズレやすくなるスポーツをする人は、ズレづらい構造のものを選んだり、場合によっては、バンドをつけてみるのも良いでしょう。
偏光サングラスは、車の運転や、釣り、スポーツなどに役立ちます。
まずはメガネ店に行って、自分の好みや使う状況に合った偏光サングラスを選ぶようにしましょう。