サングラスで安物と高価なものとの違いって一体何が違う?

最終更新日:2019/02/05

サングラスで安物と高価なものにはどのような違いがあるのでしょうか?
見た目ではよくわからなくとも、値段の高いものと安いものにはこんな差があると言えるでしょう。

どちらが良い、悪いではなくあなたに必要なものはどちらなのかを見極めなくてはいけません。どうしてサングラスを買おうと思ったのですか?

値段が高いサングラスの理由について紹介します。

サングラスで安物と高いものは性能に違いがある

サングラスをかける主な目的は、「紫外線対策」と「眩しさを軽減すること」にあります。ファッションとして考えるのならば、自分に似合うかどうかだけで判断すれば良いですが、紫外線対策として考えるのでしたら、見た目以上に気にするべきポイントがあります。

サングラスの性能を左右するのは「紫外線透過率」

メガネ店に並んでいるサングラスには、安価なものから高価なものまで幅広くありますが、このサングラスの値段を左右するのが、紫外線透過率です。紫外線透過率とは、日光がレンズを通過する際に、どれだけの紫外線を通すのかとういことを数値として表したもので、この数値が小さければ小さいほど、紫外線を強力にカットしてくれる効果が高くなります。

安物のサングラスと比べると、この紫外線透過率がより小さいレンズを使ったサングラスのほうが、値段的にはより高くなるということです。見た目はさほど変わらなくても、こんなところに大きな違いがあるのですね。

安物と高価なものはレンズに違いがあります

サングラスの中には、レンズに映り込む反射光をカットして、眩しさを軽減してくれるタイプのものもあります。こちらは一般的に「偏光サングラス」と呼ばれ、偏光レンズが使われています。主に釣りや屋外でのスポーツやレジャー、晴天時のドライブなどの際に使われることが多いのですが、こちらもやはり安物から高価なものまで幅広くあります。

偏光サングラスに使われるレンズには、反射光を跳ね返すための偏光フィルムが貼られています。サングラスのレンズは元々カーブしているため、このカーブに合わせて均等にフィルムを貼るのには、とても高度な技術が必要になります。
フィルムがピッタリと均等に貼られていないとどうなるのかわかりますか?
フィルムの歪みが大きいと、目が疲れやすくなったり、それによって頭痛や体調不良を引き起こす恐れがあるのです。
この症状は「偏光酔い」と呼ばれています。

安物の偏光サングラスは工場で大量生産されているため、この歪みが大きいと言われています。あまりに歪みが大きいものだと、ごく短時間の使用でも気分が悪くなってしまうことがあります。高いものとの違いは、やはり実際に使用してみなければわからないかもしれませんね。

サングラスの安物と違いがわかりやすいのはフィット感

サングラスの値段の違いは、レンズだけではありません。数多くのサングラスがある中で、やはり高価なサングラスには、それ相当の良さがあるのです。

安物のサングラスとの違いは、なんと言ってもそのかけ心地にあります。屋外でのレジャーやスポーツを想定して作られている以上、かけた時のフィット感が良いに越したことはありませんよね。大量生産された安物のサングラスは、細かいフレーム調整ができないものも多いのですが、高価なサングラスに関しては、フレームが歪んでいたり、ネジが緩みやすかったりすることもなく、最適なかけ心地を維持できるのです。

また、遮光性や防風性能を考えると、やはり高価なサングラスに軍配が上がると言わざるを得ないでしょう。

サングラスで値段のするものはそれだけの素材を使っています

安物のサングラスのフレームは、ほとんどがプラスチック製です。中には値段の割には高価に見えるサングラスもありますが、実は金メッキ加工が施されているといったものもあるようです。もちろん高価なサングラスのフレームには、同じ金でも18Kなどの本物の金が使われていますので、見る人が見ればその違いはひと目でわかるハズです。

とくに、「◯◯専用」「◯◯対応」といった特定の用途向けのサングラスは、その用途に応じて快適に使用できるように作られているため、やはり使い勝手は格段に違ってきます。スポーツ時の激しい衝撃にも耐えられるように、フレームにも軽くて丈夫な素材が使われている場合は、それなりに値段も高くなってしまうのは仕方がないことかもしれませんね。

「レンズ」と「フレーム」以外にも、サングラスの値段を左右するもの、それはやはり「有名ブランド品であるかどうか」ではないでしょうか?確かに、高級ブランドの手がけたフレームが使われたサングラスであれば、素材にも一流のものが使われていそうですが、値段を左右する一番の理由としては、「ブランドイメージを保つこと」にあります。

高級ブランドとしてのイメージを保つためには、長年に渡って多額の費用がかけられています。ブランドの価値を高めて存続させるためには、価格設定を高くする必要性があるのです。購入する側としても、ブランド品の価値として納得して購入しているのですから、極端に価格を下げる必要性もないと言えるでしょう。

サングラスは安物だからよくないというワケでもない

もちろん、必ずしも高価なサングラスばかりが良いというわけではありません。サングラスをかける本来の目的だけを考えれば、安いサングラスでも十分効果は期待できます。さらに、最近のサングラスは性能が格段に良くなっており、たとえ安物であっても紫外線をカットする効果が高いものもありますので、やはり使うに越したことはないのです。

ただし、安物のサングラスを購入するにあたっては、デザイン以外にもこのような点に注意しましょう。

  • フレームの歪みが少ないものを選ぶ
  • 顔の形に合ったフレームのものを選ぶ

フレームが歪んでいると、実にかけ心地が悪いものです。さらに度入りのサングラスの場合は、見え方にも支障が出てしまいますので、なるべく歪みの少ないものを選びましょう。また、自分の顔の形にあったフレームを選ぶことで、たとえ安くてもお気に入りの1本となるでしょう。

パソコンやスマートフォンの普及により、目が疲れやすい人は増えています。目の健康のためにもサングラスを使って紫外線をカットすることは、今後ますます必要となってくると言えるでしょう。

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