太陽の眩しさを抑えてくれるサングラスは、スポーツなどのアウトドアシーンで活躍しますよね。
しかし、視力が悪い人は通常のものではなく、度付きにする必要があります。
さらにそれが偏光サングラスだった場合の価格などはどのようになるのでしょうか?
また、偏光サングラスと混同されやすい調光サングラスのことなどついてもご紹介いたしますので、購入をする際の参考になさってください。
度付きの偏光サングラスを買う前に調光サングラスについても知ろう
偏光サングラスには偏光レンズが、調光サングラスには調光レンズが使用されています。偏光レンズと調光レンズについてご案内します。
偏光レンズ
光の反射をカットするフィルムが挟まれたレンズです。晴れた日の水面の反射や自動車などの金属やガラスの反射を防ぐ事ができます。眩しさがなくなるだけではなく、景色もはっきりと見る事ができます。
偏光レンズ自体に紫外線を防ぐ効果はありません
調光レンズ
紫外線の当たる量によってレンズの色が変化します。
室内で紫外線が少ない時はレンズの色は殆ど無色
屋外に出て紫外線の量が多くなるとレンズの色も濃くなり、紫外線の量とレンズの色の濃さは比例します。
色が濃くなると紫外線を防ぐ効果も発揮されます
色が変化するのに時間がかかるので、ドライブやサイクリングなどには向きません。トンネルや日陰に入った時にサングラスの色の変化が追いつきません。
度付きの偏光サングラスの価格はどのくらいなのか
レンズとフレームをそれぞれ選んで作る事になるので、価格は選ぶレンズとフレームによって異なってきます。
価格は店舗によってかなり差があります。
2枚セットで1万2千円から4万円程度のレンズ多い
レンズの厚さや球面か非球面か、フレームに合わせてカーブしたレンズか、ミラータイプかどうかなど様々な要素で価格は異なります。
度付きのサングラスはメガネと同様にメガネ屋さんで度数に合わせて作る事になるので価格が高くなり、複数のサングラスを持つにはお金がかなりかかってしまいます。普段メガネを使用している身ではサングラス購入は高いハードルです。
アウトドアスポーツ用に度付きの偏光サングラスが欲しいなら
アウトドアやスポーツにはハイカーブタイプの偏光サングラスがお勧めです。
ハイカーブサングラスはフレームとレンズが顔の形にフィットするようにカーブしており、顔とサングラスとの隙間が少ないのが特徴です。そのことにより次のメリットが得られます。
視界が広くなる
通常のサングラスよりもレンズが顔の側面に張り出しているので視界が広くなります。
紫外線を多くカットできる
レンズは紫外線カットの加工がされていても、レンズと顔の隙間からは紫外線が入って来ます。顔とレンズの隙間が少ないとそれだけ多く隙間からの紫外線を防ぐ事ができます。・ 隙間かさの眩しさもカットできる
顔とレンズの隙間から入ってくる光も少なくなるので、隙間からの光による眩しさも防ぐ事ができます。
砂やほこりが入りづらい
顔とレンズの隙間が少ないと砂やほこりも入りづらくなります。
これらの事によりハイカーブタイプのサングラスは野外でアクティブに活動する場合には高い機能を発揮します。ハイカーブタイプのサングラスにもオーバーサングラスがあります。オーバーサングラスをシーンに合わせて使い分けられるように複数購入するのも良いでしょう。
偏光サングラスには寿命があります
偏光レンズにはアクリル系の素材で作られているレンズとガラスで作られているレンズがあります。
アクリル系レンズ
- 熱や湿気に弱いが軽くて衝撃には強い
- 寿命は2年程度
- 軽くて扱いやすいので販売されている偏光レンズの9割を占める
ガラス系レンズ
- 強い衝撃を与えると破損し重たい
- 視界はゆがみが無くきれい
- 寿命は6年前後
偏光サングラスのレンズは、かけたいシーンに合わせた色を選ぼう
レンズの色は沢山ありあます。色によって印象が変わるだけでなく見え方が変わる場合もあります。
黒系 | 本来の景色に近く見えます。眩しさを一番よく防ぐ事ができます。 |
茶系 | 明暗の差がはっきりとするので輪郭がクリアーに見えます。やわらかい印象になります。 |
緑系 | 緑色にはリラックス効果があります。 |
ミラー系 | 外から目が一番見えずらいです。 |
青系 | 黄色や赤系の色を抑えるので自動車のライトが見やすくなります。ドライブやサイクリングに適しています。 |