気に入って購入した鼈甲の眼鏡。しかし、大切に使っていてもフレームが折れてしまうこともあります。
しかし、普通の眼鏡のフレームと違い、鼈甲であれば修理してまたかけることができます。まずは眼鏡専門店に相談してみましょう。
今回は、鼈甲の眼鏡の修理する場合の手順や修理期間について説明します。修理にかかる費用は素材によっても違います。修理のためのどのくらいお金がかかるのか、見積もりを依頼するようにしましょう。
また、鼈甲は汗などの汚れに弱いので、かけた後に必ずお手入れするようにしましょう。それが鼈甲の眼鏡を長持ちさせるためにも必要です。
鼈甲の眼鏡のフレームが折れても、修理は可能です
鼈甲はタイマイという亀の甲羅から作られる非常に希少価値の高い素材です。
周囲を見回してみるとメガネをかけている人はたくさんいますが、鼈甲のメガネをかけている人はそうそういないでしょう。私も長年メガネをかけていて10本以上のメガネを作ってきましたが、鼈甲は一度もかけたことはありません。鼈甲は単なる眼鏡のフレームではなく骨董品や宝石の部類に入る高級品です。本来は薄い素材で、それを何層も張り合わせて作られています。
鼈甲にはプラスチックのフレームと決定的に異なる点があり、それは折れても修理ができるという点です。
鼈甲は材料を張り合わせたり継ぎ足して加工することができるので、折れたり虫食いで穴が開いたりして修理することができるのです。
もし折れたり虫食いが発生したり曇ってしまった場合には是非とも修理に出して大切に使っていきたいものです。
鼈甲の眼鏡の修理にかかる時間や費用について
鼈甲は亀の甲羅のどの部分を使用しているかによって価格が大きく異なります。
例えばテンプルが折れた場合の修理の方法は、接着剤で付ける簡単な修理方法と、新たな鼈甲を使用して丹念に修理する方法があります。新たな鼈甲を使用する場合には、使用する鼈甲の種類によって価格が変わります。
鼈甲眼鏡はどのように修理することが可能なのか、自分はそのなかでどの修理方法を選ぶのかによって価格が決まります。
修理の期間は、作業を行う期間、それと新たな鼈甲を取り寄せる場合にはその期間も必要なので、2ヶ月程度かかる場合が多いようです。
安いものをどんどん買い換えるという選択もありますが、高価なものを大切に長く使用するというのはこれからの地球環境を考えたうえでも大切なことです。
壊れた眼鏡を自分で修理することはNG!まずは専門店に相談しましょう
鼈甲には、メリットだけではなくデメリットもあることを理解しましょう
鼈甲の愛用者からは、「見かけに反して軽い」「肌に触れた時の感触が何とも言えず心地よい」という声を聞きます。また、硬いながらも弾力性がありプラスチックでは表現できない感触があります。そういった鼈甲の天然素材の魅力に惹かれている方が多いようですが、金属やプラスチックの眼鏡に比べてデメリットもあります。それは、汗に弱いという点です。
金属やプラスチックの眼鏡とは違い、天然素材である事を踏まえて取り扱いには注意が必要です。
鼈甲の眼鏡は正しいお手入れ方法で長持ちさせるようにしましょう
鼈甲は金属やプラスチックとは違い汗や水が付くと曇ったり接着剤が剥がれてしまったりと劣化してしまいます。汗や水が付着した場合にはすぐに拭き取りましょう。
長期間保管する場合には虫に食べられないように防虫剤を使用しましょう。乾燥しすぎるとひび割れてしまいますが、湿度が高すぎてもカビが発生したり接着剤が剥がれてしまう場合があります。
鼈甲は非常にデリケートな素材なので、大切にケアしてあげましょう。
もし虫食いが発生したり接着剤が剥がれたりしても修理して新品同様に復活させることができるので、気張らずに楽しみながらケアしていくと良いでしょう。