買ってから何年も使っているサングラスの場合、紫外線カットができているのかどうか気になりますよね。紫外線カットができているのかどうかを調べたいときにはどんな確認方法があるのでしょうか?
いくつか確認方法がありますが、家で調べることもできるようなので自宅にこのアイテムがある人はぜひチェックしてみてください。
メガネに寿命があるようにサングラスの紫外線カットにも、寿命があります。その紫外線カット効果は雑に扱ってしまうとせっかくの効果を短くしてしまうことに・・・。サングラスの扱い方、正しい保管方法を紹介します。
サングラスが紫外線カットできているかの確認方法
サングラスは太陽の眩しさを押さえるだけではなく、紫外線から瞳を守るという役割も必要です。
ですので、ただレンズに色がついているだけのものですと、視界の暗さによって広がった瞳孔の中に紫外線が入ってしまい、何もかけていない目よりもダメージを受けてしまうのです。
そうならないように、紫外線がカット出来るサングラスを選びましょう。
とはいえ、店頭で売られているサングラスにUVカット機能があるかどうかは、見ただけではわかりませんよね。
そういった方のために、そのサングラスが紫外線をカットできるかどうかの確認方法をお伝えします。
それは、「レンズにUVの表示があるか」という事を確認してください。
UVカット機能のついているサングラスには通常「UV380」や「UV400」という表示のシールが張られています。
その数字が高いほど紫外線カットの効果が高くなります。
ですから、出来れば「UV400」のものを購入しましょう。
ちなみにサングラスのUVカットの効果は、長くても5年ほどで効果がなくなってしまいます。
紫外線カットの効果のあるサングラスだからと安心せず、購入してからどのくらい年数が経ったのかも考えて使用するようにしましょう。
家でできるサングラスの紫外線カットの確認方法
サングラスの紫外線カットの効果が5年保つと言われても、いつ購入したのか覚えていなかったり、誰かから貰ったものですとその効果がまだあるのかわかりませんよね。
そんな時に家でできるサングラスの紫外線カットの確認方法をご紹介します。
その方法とは、「ブラックライトの光を当てる」です。
ブラックライトは紫外線が含まれる光を発するライトで、ホームセンターや雑貨屋、それから100円ショップの文房具のコーナーなどにも置かれています。
とはいえ、ただサングラスにブラックライトを当てただけでは紫外線がカットされているのかはわかりません。
もうひとつ必要なのが、「ブラックライトに反応するもの」です。
それは、お札やカード、また100円ショップなどで売られているブラックライトに反応するペン、それから栄養ドリンクなどもブラックライトを当てると色が変化します。
具体的な確認方法は、まずテーブルの上にブラックライトに反応するものを置き、部屋を暗くします。
それから対象物にサングラスを通してブラックライトを当てます。
その時に対象物の色が変化しなければ紫外線がカット出来ていると言えます。
サングラスを通しても対象物に変化がなければ、そのサングラスは紫外線カットの効果が無いまたは低くなっているということがわかります。
サングラスの紫外線カットの確認方法はお店でしてもらえることも
サングラスの紫外線カットの確認方法は、紫外線測定器を使うことでも出来ます。
お値段は3千円ほどのものから数万円を超えるようなものまであります。
ブラックライトを使った確認だけでは不安だという方は、機械を購入してみてはいかがでしょうか。
しかし、サングラスひとつのために高価な機械を買うというのは、中々勇気のいることです。
そのような場合は、「メガネ店で計ってもらう」という方法もあります。
それでしたらわざわざ機械を購入しなくても、自分のサングラスに紫外線カットの効果があるのかどうかを確認することが出来ます。
ちなみにその機械は、メガネ店のすべてに置かれているわけではありませんので、必ず電話などで確認してから行くようにしましょう。
そうではないと、その機械が無かった場合は無駄足になってしまいますので、ご注意ください。
サングラスの紫外線カットを長持ちさせる方法
サングラスの紫外線カットの効果は5年が目安ですが、その扱いが悪いと5年を待たずにサングラスがダメに成ってしまう可能性があります。
そうならないように、サングラスの紫外線カット機能を長持ちさせる方法をご紹介します。
- 乾拭きしない
「あ、サングラスのレンズが汚れている」と思ったら、即座にティッシュやメガネ拭きで拭くことがあるかと思いますが、それをすると、レンズの表面についたホコリや小さな砂粒を押し付けながら拭くことになってしまい、レンズに細かな傷をつけてしまいます。
そうならないように、水で表面の汚れをサッと落としてから拭き取るようにしましょう。 - メガネ拭きで拭く
手元にメガネ拭きが無い時に、ハンカチやタオル、それから服の袖や裾を使ってサングラスを拭いていませんか?
それをすると、生地の硬い繊維によってレンズに傷をつけてしまいます。
ティッシュは使っても良いという意見もありますが、柔らかさで言うと、やはりメガネ拭きの方が安心です。 - 水に濡れたままにしない
水洗いをした後や、雨などで濡れた時に水分を拭き取らずに置いたままにするのはやめましょう。
レンズに水滴の跡がついてしまい、そこから劣化したりレンズの傷の原因になる可能性があります。
水気は必ず綺麗に拭き取るようにしましょう。 - お湯で洗わない
実はサングラスは、熱に弱いという欠点があります。
ですので、汚れがよく落ちそうと思ってサングラスをお湯で洗うとレンズが劣化してしまいます。
お風呂場に持っていくのも、もちろんダメです。 - 中性洗剤で洗う
サングラスに顔や手の脂がついてしまった時は、水洗いでは充分に綺麗にならないこともあります。
その時に石鹸やハンドソープなどのアルカリ性の洗剤を使うとその時は綺麗になったように見えても、後でレンズやフレームが白くなってしまいます。
それは酸性の洗剤でも同様です。
必ずメガネ用の洗剤や台所用洗剤に使用される中性洗剤で洗うようにしましょう。
サングラスは正しく保管してあげましょう
正しいお手入れをして、サングラスを綺麗に保つことも大切ですが、サングラスを正しく保管することも心がけましょう。
- 暑い場所に置かない
サングラスは基本的に暑い場所に対応して作られていません。
そのため夏などの暑い日に車内に放置しますと、レンズが熱によって劣化してしまいます。
車から降りる時は、サングラスも一緒に持ち出しましょう。 - ツルは左からたたむ
サングラスやメガネはほぼ全てツルを左からたたむように作られています。
ですので右からたたむと少し浮いたような感じになります。
その状態で無理にケースに入れたりするとフレームが歪んでしまいますので、気をつけるようにしましょう。 - レンズにメガネ拭きを当てるようにしてしまう
サングラスをケースにしまう時は、レンズを下にしてしまうタイプのものと、レンズを上にしてしまうタイプのものがあります。
どちらの場合もそのままですとカバンに入れて持ち歩いた時に中でサングラスが動いてケースにぶつかって傷になってしまいます。
そうならないように、レンズにメガネ拭きをクッションのように当てて、傷がつかないようにしましょう。
このようにサングラスの紫外線カットの効果の確認方法を知るだけではなく、正しい取り扱い方も学んで、サングラスと上手に付き合っていきましょう。