メガネが必要となる視力はどのくらいなのか理解しよう

最終更新日:2018/11/15

視力が下がってきたと自分でも感じてはいるものの、メガネはかけたくないと感じている人も多いでしょう。

しかし、メガネをかけないとどうなるのか、視力がどのくらいになったらメガネをかけるべきなのか心配になってきますよね。

まず、自分にはメガネが必要なのかどうか基準となる視力について理解しましょう。そして自分の視力と比較してみましょう。

メガネが必要となる視力になっているにもかかわらず、メガネをかけないとどうなるのかについても説明します。メガネをかけるのがいやだと感じるかもしれませんが、早めに対策するようにしましょう。そうしないとどんどん視力が低下する可能性もあります。

どのくらいの視力になるとメガネが必要となるのか

私が子供の頃はメガネを掛けている人も少なかったので、好奇心からメガネを掛けてみたいと思い、わざと目の近くで漫画の本を読んでみたりと色々試行錯誤したものですが、近年では小さい子でもメガネを掛けている子は少なくないと思います。

私は二十歳の頃に視力が低下しメガネを掛け始めました。今では眼鏡が手放せませんが、眼鏡に憧れていた子供の頃とは違いおしゃれにメガネを掛けることができず、メガネの必要のない生活に戻りたいと思ってしまいます。

視力が低下した気がするけれど普段の生活には支障がない場合、メガネの必要性に迷う事もあるかと思います。そんな時は視力検査を受けると判断しやすいと思います。

まず、きっかけの一つとなるのが運転免許を取得する時です。
免許の取得や更新時には必ず視力検査が行われますが、基準を満たしていないと運転免許を取得する事ができません。

私の視力は近視0.7以下です。この視力の場合はメガネをかけた方が良いという結果となります。

一般的には0.7くらいだと必要に応じて装着すれば良いという程度のようです。
現在わたしの視力はどんどん下がり左右0.04位なのですが、メガネを作る時の基準としてレンズの度数は0.7程度にいつも合わせられます。
勿論人それぞれかと思いますが、メガネのレンズを1.0等強めに合わせてしまうとクラクラしてきたり、目の球を動かすたびに違和感が生じる「目が疲れる」といった現象になってしまうためです。
余談になってしまいましたが、メガネの必要性は用途にもよると思います。
わたしのように明らかに目が悪い場合は日常手放せませんが、例えば視力が気になる、少し悪くなってきたような気がする、という方はその時その時必要に応じて装着することをオススメします。

視力が低下する原因はスマホやパソコンの利用だけではありません

よく聞くのは、ゲームを長時間していると目が悪くなる、暗いところで本を読んでいると目が悪くなるという話しですよね。
実は視力低下の原因はゲームや本ではないのです。諸説ありますが、最近になりわかってきたことがあるようです。

「長時間同じ距離を見続けること」が視力低下の原因

ゲームや本を読むこと自体が問題ではなく、その1つの作業を長時間続けることが問題ということのようですね。
なので、この説からお伝えしますと、テレビを長時間見続ける事も視力低下に繋がるとも言えますね。
確かに、パソコンやスマートフォンを利用していると長時間扱う場合が多く、どうしても同じ距離感で見続けてしまう結果になってしまいます。
まして、それが仕事となればたくさんの休憩をいれながらのパソコン作業は難しいですよね。
では、長時間見続ける事に対しての視力低下の対処法とは無いのでしょうか?

視力低下を防ぐアイテム

最近注目されているのは「ブルーライトをカットするレンズ」です。

ブルーライトとは

人の目で見ることのできる光のなかでも最も強いエネルギーをもっていて、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達してしまう光の事をいいます。
この光は、パソコンやスマートフォンなどLED照明の中にも多く含まれているのです。なので、一般的にはブルーライトが強く発せられてしまうパソコンやスマートフォンの作業は1時間行った場合15分休憩をとるように言われていますが、仕事であればそんなに頻繁に休憩が取れないのが現状ですよね。
そこで、ブルーライトをカットするレンズが開発されたようなのです。

最近では、スマートフォン用にブルーライトをカットできるフィルムも販売していますので視力が気になった場合一度利用してみて下さい。
(ちなみにわたしの家の近所では100均一にブルーライトカットフィルムが販売されていました。)

メガネをかけないと視力はどのくらい下がるのか

さて、自分でも視力の変化が見られ「もうメガネをかけなきゃ日常生活に支障が出ている」なんて場合でも「見た目が悪いから」「邪魔だから」と眼鏡をかけずにいたら、その後どうなるのでしょうか?

視力が悪い中での生活は、見えないことを見ようとする働きを目が行ってしまうため、疲れ目になり涙がとまらなくなってしまう、目が痛い、頭痛がするなど様々な症状を引き起こしてしまう可能性があります。
他には、見えないままの生活に目が慣れてしまうため「物を見る」という機能自体衰えてしまう場合も考えられます。

現在の視力と生活面でどのくらい目に負担がかかっているのか人それぞれなので正確な事は断言できませんが、明らかに目が悪くなってきているにも関わらず放っておくことで視力が上がるより下がる可能性の方が高いということだけはお伝えしておきたい事です。

それでも、どうしてもメガネをかけるのは避けたいという人にオススメできるのが、コンタクトやレーシック手術です。
ただ、この2つには大きな欠点がありますのでそこをお伝えしたいと思います。

コンタクトレンズ
1日着用8時間と時間に定めがあり、直接目に装着するので目にばい菌が入りやすく眼病にかかりやすくなります。
眼病の種類にもよりますが、毎日コンタクトレンズを捨てる(ワンデイタイプ)や取るときには専用の装着液につけてこすり洗い、又は保管しなければ目が痒くてまぶたが腫れるという例も報告されています。

レーシック手術
最近とても人気の高いこの手術は、簡単に説明するとしたら「角膜にレーザーを照射し、屈折力を調節することで視力を矯正する手術」というイメージです。
目に直接メスを入れるわけですからリスクは伴うものです。

メガネに無い生活に戻りたい!視力を回復するためにどのくらいの時間がかかるのか

では、一度悪くなってしまった視力を回復することは可能なのでしょうか?
最近医療系のテレビ番組が増えていてあらゆる体の体操なども紹介されていますが、ここではプロスポーツ選手も取り入れている「ナンバータッチ」というトレーニング方法や「ブロックストリングス」方法をお伝えしたいと思います。

ナンバータッチで視力をアップさせる

大きいテレビ画面に数字の1~50まで書かれた紙をランダムに添付します。
その数字を1分間順番に指で追いながらどのくらい早く数えることができるかというトレーニング方法です。時間はストップウォッチで自分で操作します。

この方法は、様々な目の筋肉に対応していると言われています。

  • 眼球運動の速さ
  • 周辺視野の拡大
  • 瞬間で見る能力向上
  • 目と手の動作能力の向上
    こちらをこなしていくことで、視力回復につながっていくことでしょう。

視力を鍛えるブロックストリングス

2mほどの一本の紐に3色のビーズを通し、両手で眉間部分に紐の端をもってきてビーズ一つ一つをそれぞれ両目で追っていきます。こうすることで両目のバランス感覚をより整えることができるというわけです。

様々な意見もありますが、1日10分程度3ヶ月位実践していけば視力回復につながったという実例もあるようですので、視力が気になる人、どうしてもメガネをかけたくない人は是非試してみて下さい。

視力が落ちてきたと感じたら、早めに眼科へ行こう

視力低下を感じてきたら、1番先に眼科へ受診して下さい。
勿論視力を計ってもらうことも可能ですし、眼鏡が必要なのかどうなのか的確なアドバイスをくれます。
勿論、人によってはメガネをかけると視力が下がってしまうという心配をしている人だったり単におしゃれに邪魔だからメガネを装着したくないという人もいるでしょうが、放っておくことでさらに悪化する事を考えると眼科受診は問題解決の糸口になってくれます。

最近ではオシャレとしてわざと大きい眼鏡をする人もいますが、基本的には雨が降ったら水滴で前が見えない、鼻の付け根にあとが付くから嫌、など様々な理由でメガネを嫌がる人が多くいるように思います。
ただ、今後の長い人生、一生目が悪いままでいいのか、日々の生活に不自由してもいいのかということも考えなくてはなりません。
わたしの知人でこんな人がいました。

「メガネが邪魔だからと装着せずに買い物に出かけ、近所の人にすれ違ったにも関わらず見えていないので無視してしまい、後日その事を触れられて恥ずかしい思いをした」という話しです。
こういったように社会生活にも影響してくる視力です。

見た目で判断するのではなく、今の自分にどれほど必要なものなのかを十分考えて是非視力が悪くなった場合はメガネを装着することをオススメしたいと思います。