サングラスのフレーム修理ができる場合とできない場合

最終更新日:2018/11/14

サングラスのフレームが曲がってしまったときには修理できるものなのでしょうか?メガネのフレームは修理ができる壊れ方とできない壊れ方があります。

どんな壊れ方であれば修理ができるのでしょう。度付きのものでなければ、自分で修理ができるかも・・と挑戦しようとしているなら買い換えることを前提として行ったほうがいいかもしれません。

自分で修理をしてはいけない理由とは?

普通のメガネであれば、眼鏡屋さんに持っていきやすいですがサングラスの場合なかなか持っていきにくいこともあるでしょう。しかし、気に入っているものであれば値段に関係なく相談してみるのもひとつの方法です。

サングラスの寿命や長持ちする扱い方を紹介します。

サングラスのフレーム修理が可能なものと不可能なもの

サングラスが壊れたら、メガネ屋さんに持っていけば100%直してもらえると思っていませんか?
実は、壊れた場所やフレームの種類によっては、修理が可能なものと不可能なものあるのです。
その具体的な例をご紹介します。

丁番(ちょうばん)の修理

丁番とは、メガネのツルを折りたたむ箇所のことです。
ここのネジが取れてしまったり、パーツが曲がってしまった場合は、部品の交換で済むことが多いので、ほとんどの場合は直すことが容易に出来ます。

金属のフレームの修理

金属は曲げたり溶接が可能ですので、フレームが曲がってしまったり、ポッキリと折れてしまった場合でも、少々時間がかかることもありますが、多くの場合は直してもらうことが出来ます。

セルフレームの修理

プラスチック製のセルフレームは一見修理が簡単そうに見えて、かなり修理の難しいフレームです。
くっつけてはみたものの、継ぎ目がヒビのように見えたり、古いセルフレームの場合は、接着しようとしてもボロボロと崩れてしまう可能性があるため、修理に出しても元の状態に戻る可能性はかなり低いです。

サングラスのフレーム修理にかかる料金の目安

サングラスのフレーム修理にかかる料金の目安についてご紹介します。

お店や修理の内容にもよりますが、3千円ほどで安く修理できる場合もあれば、ものによっては、1万円を超えるような値段がかかってしまうこともあります。
「こんなに修理費用がかかるなら、新しいサングラスを買った方が良いかも」と考えてしまいますよね。
確かに、高額な修理費を払うくらいなら新しいサングラスを買ったほうが安いこともあります。
しかしそのサングラスが大切な人から貰ったものだったり、思い出の詰まったものでしたら、少々費用はかかっても修理に出したほうが良いこともあります。

とはいえ、その中でもセルフレームはメガネ屋からも修理を拒否されることもありますので、その時は覚悟したほうが良さそうです。

サングラスフレームの修理を自分で直してはいけない理由

「これくらいの感じだったら、自分で直せるかも」と思って、自分で壊れたサングラスを直そうとしている人はいませんか?
きちんと直したいと思うのであれば、自己流で直すのはやめておきましょう。
サングラスフレームの修理を自分で直してはいけない理由には、こういったものがあるのです。

サングラスのレンズに接着剤をつけてしまう

直したいのはフレームだけのつもりでも、関係ないレンズに接着剤を垂らしてしまったり、接着剤がついた手でうっかりレンズを触ってしまったら、レンズに接着剤がついてしまいます。
拭いてすぐに綺麗になれば良いのですが、跡が残ったり、接着剤の溶剤によってレンズのコーティングが剥がれてしまう恐れがあります。

フレームに上手く付けられない

接着剤の質が良くても、フレームのような細い場所をつけたところで、再びぶつかるなどしてしまえば、フレームはそこからまた折れてしまいます。
折れた金属パーツをくっつけるのであれば、溶接が一番ですが、素人でそれを出来る人は殆どいないでしょう。
きちんとメガネのプロに直してもらいましょう。

自己流の修理で綺麗に仕上げられない

一応くっつけたり、曲がった部分を直すことが出来たとしても、素人がやると、仕上げが上手く行かず、直した感じが思いっきり出てしまい、返ってみすぼらしくなってしまうこともあります。

サングラスの買い替え時とは

サングラスの買い替え時とはいつくらいなのでしょうか?お気に入りのサングラスを5年や10年など長年使っている人が時々いますが、残念ながらそのサングラスはサングラスとしての機能を果たしていないかも知れません。

サングラスの効果を確かめる方法

サングラスはレンズにUVカットをしてくれるコーティングを施したものと、レンズの素材自体にUVカットの成分を練り込んでいるものがあります。
コーティングの場合は、「コーティングが剥がれたら買い替える」といったようにわかりやすいものではありますが、実はコーティングが剥がれていなくても5年ほどでUVカットの効果が弱まってしまいます。

では、レンズの素材にUVカットの成分を練り込んでいるものの場合はどうでしょうか。
こちらはコーティングと違い摩擦で剥がれる心配はありませんが、実はこのタイプも5年ほどでUVカットの効果が下がってしまうのです。
ですので、サングラスの買い替え時は購入してから5年経った時と考えると良いでしょう。
とはいえ、自分の持っているサングラスの購入した時期がわからないと、それがいつなのかわかりませんよね。
そんな時は、メガネ店にあるUV測定器にかけてもらうと、自分の持っているサングラスがどれだけUVカットしてくれるのか計ることが出来ます。
その機械は全てのメガネ店にあるわけではありませんので、事前に確認してから行くようにしましょう。

サングラスの寿命を延ばす方法

先ほどサングラスの寿命は5年と申し上げましたが、使い方によっては、2年や3年で買い替えが必要になってしまうこともあります。
せっかくのお気に入りのサングラスでしたら、出来るだけ長く使いたいですよね。
そんなサングラスの寿命を延ばす方法をご紹介します。

サングラスを使わない時はケースに入れる

使わないサングラスをケースに入れる理由は、傷から守るためだけではなく、光から守るためでもあります。
サングラスのレンズは熱や日の光で劣化していきますから、かけていなくても、テーブルなどの上に置いて直射日光が当たり続けると、サングラスの寿命はどんどん縮んでしまいます。

サングラスは車内に置かない

サングラスをかける時で多いのは、運転中に日差しが眩しく感じられた時などです。
そのため車内のダッシュボードなどにサングラスを常備しているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、夏の車内は高温になってしまうと、いくらケースに入れて直射日光から守れたとしても、今度は車内の熱によってサングラスを劣化させてしまいます。
出来れば出かける都度サングラスを車内に持ち込んで、車から降りる時は、サングラスも一緒に持ち出すようにしましょう。