眼鏡の度数が合わないときとは?メガネに慣れるまでの期間

最終更新日:2018/11/14

眼鏡の度数が合わないと、頭痛やめまいなどのような体調不良が起きやすくなってしまいます。

買ったばかりのメガネは度数がきつくなり慣れるまでに時間がかかりますよね。この慣れるまでの時間には個人差がありますが、いったいどのくらいかかるものなのでしょうか?
また、度数が合わないままメガネをつけているとどんな影響があるのでしょう。

メガネをかけるといっても、ずっとメガネをかけている人、運転のときだけかける人、仕事のときだけかける人などさまざまです。自分の生活にあったメガネをかけるためにもこのような準備をしてメガネを作りましょう。

眼鏡の度数が合わないと起こる眼精疲労

仕事をしているときだけでなく、普段も偏頭痛に悩まされているあなた。もしかしたらそれは、眼鏡の度数が合っていない事が原因かもしれません。

ただでさえ、パソコンやスマホを使うことが多くなった現代。眼精疲労を感じる人も多いはずです。普段から目を使いすぎているのだから、ちょっとやそっと目が疲れたって当たり前だと諦めてしまっているあなた。その疲れ目や偏頭痛の原因が、度数が合わない眼鏡をかけているせいだったとしたら、どうでしょうか。

自分の視力に合った眼鏡が大切な理由、眼鏡眼精疲労とは

目を使いすぎたり、度の合わない眼鏡やコンタクトの使用、ドライアイ、老眼の進行などのせいで起こります。

人間の目は、遠くのものを見るようにできてきます。しかし、パソコンやスマートホンの普及で、現代人は近くのものを見る時間が多くなっています。目の筋肉が緊張し続けた状態になっているのです。そのため、筋肉の柔軟性が損なわれ、目の周りやまぶたの筋肉のバランスが崩れることになり、眼精疲労が起こります。

また、目に合わない眼鏡やコンタクトを使用したり、老眼だけでなく近視などが進行したりすると、視覚が正常に機能できず、脳はストレスを感じることになります。このストレスが、頭痛や肩こりなどの体調不良の原因を作り出しているのです。

老眼は、30代の後半から始まると言われています。日頃かけていた眼鏡が急に度が合わなくなったり、近くの物が見えづらくなったという人がいたら、それは老眼の初期症状かもしれません。

疲れ目は、眼が疲れるなどの症状です。休んだり、眠ることで改善される場合は疲れ目です。その症状が休んでも改善せず、頭痛や肩こりなどの症状につながります。それが続くことを眼精疲労と言います。眼精疲労がひどくなる前に、その眼鏡の度数、一度確認してはみませんか。

眼鏡の度数が合わないときは検査をしましょう

もちろん目を酷使している場合には、疲労を緩和することも大切ですが、眼鏡の度数が自分に本当に合っているかどうか、検査をすることが必要です。

新しい眼鏡を作った場合

その度数が変わっていたとしたら、慣れるまでに少し時間がかかることもあるでしょう。

近視の場合

今後の進行を考えて、強すぎない度数に合わせる場合があります。ピッタリよりも少し弱い度数です。完全矯正しないのには訳があります。近視の場合は、遠くのものが良く見えるように度数を調整します。しかし、その度数が強すぎると、近くを見るときに、かなり力で目のピントをあわせなければなりません。その場合、ピンとを調整する筋肉が疲れてしまうのです。

遠くを見たり近くを見たり繰り返さなければならず、度数の強い眼鏡をかけると常に目を緊張させなければならなくなります。

遠視の場合

一番強い度数にします。この方が無理な調整をせずに目の負担を軽減させることができます。眼鏡の完全矯正より弱めるか、弱めないかは、近視と遠視で変わってくるのです。

自分にしっかりと合った眼鏡をかけなければ、目に負担をかけてしまいます。ますます視力が悪くなってしまうこともあるかもしれません。学生であれば、半年に1度、学生でなくとも定期的に検査をすることが必要でしょう。

眼鏡の度数が合わないままかけていると不調の原因に

度数が合わないまま、その眼鏡を使い続けていると、体調不良になりかねません。めまいや耳鳴り、目の奥の痛み、吐き気など、その症状は様々です。

あらゆる内科に行ったとしても、体の不調原因が分からない、どうしてだろうとお悩みのあなた。その原因が、眼鏡の度数が合わないことからきている場合があります。

老眼はそのうちもっと進行するからと、度数を強めに老眼鏡をつくっておこうと考える人もいるかも知れません。しかし、そのような老眼鏡は実際より大きく見えてしまい、疲れを感じやすくなってしまいます。老眼の度数は、目の調節力や作業距離、姿勢によって調整されるのです。ですから一気に度数を強く使用とせずに、年齢と共に調整力も変わって来るため、数年ごとに度数を増やして行くのが賢明でしょう。

また、近視の人も同様です。過度に強い矯正をしてしまうと、常に目に負担がかかってしまいます。目の緊張は、眼精疲労の原因になるのです。

なんだか眼が疲れる、体の不調が気になるという人は、一度その眼鏡の度数が今の自分にあっているのか、過矯正ではないか調べることをオススメします。

眼鏡の度数が合わないのは慣れていないから?慣れるまでの期間

新しい眼鏡にしたら、なんだ見え方に違和感があるという人もいるかも知れません。新しい眼鏡に変えたら、周囲が歪んだりぼやけたり、ものが縮んだりするように見えたなどという経験はありませんか。

新しい眼鏡の度数が合わないのではないかとお思いのあなた。それは新しい眼鏡に慣れていないことが要因かもしれません。

違和感は、レンズの度数や前回との度数の差、使用状況によっても様々です。前の眼鏡と見え方が違う部分を、脳がおかしいと感じることで発生します。

特に球面レンズを非球面レンズに変更した場合には、レンズの周辺に歪みが生じます。また、遠近両用の眼鏡を初めて使った場合にも、周辺に歪みを感じることもあります。

場合によっては、眼鏡の度数が同じはずなのに、物が小さく見えるという場合もあるでしょう。そのような場合は、眼鏡フレームの形が影響しています。その新しい眼鏡フレームは、以前かけていたものよりカーブがついてはいませんか。気になるようなら、メガネ店でカーブの角度を変えてもうことで解決できることもあります。

1週間から2週間程度かけていれば、違和感は除々になくなって来るでしょう。その違和感のせいで、頭が痛くなったり、クラクラしたりする場合もあるかもしれませんが、大抵は時間が経てば、脳がすこしずつ慣れてきて解決されます。

しかし、場合に寄っては、解決しないことも考えられます。どうも、その違和感に馴染めない、しっくりこないという場合は、眼科や購入したメガネ店で点検してもらいましょう。

眼鏡の度数が合わないのは視力が問題ではないことも自分に合うメガネの作り方

眼鏡の度数がどうも合わない、合っているのか分からないという人もいるかもしれません。

度数が合わない眼鏡をかけていると?

眼精疲労につながり、目の疲れだけでなく、頭痛や肩こり、めまいを引き起こしてしまいます。自分に合った疲れない眼鏡を作るためには、視力だけではなく、目のピントを合わせる筋肉にも注目してみるとよいでしょう。

人には、このピントを合わせる毛様体筋という筋肉を使わずとも、ピントがあう距離というのがあります。この距離は視力が同じ人でも、異なります。この距離を知ることこそ、自分にあった眼鏡を作る上で大切になるのです。しかし、どこでも検査できる訳ではありません。ですが、楽に物が見えるというの事は、眼鏡を作る上で視力が合うということ同様に大切なことでしょう。

特に、こんなときに目が疲れるという具体的な症状を抱えている人もいるでしょう。
そんな人は、まずはメガネ店に行く前に、眼科に行くのも一つの手です。遠くのものを見るときに疲れを感じる、運転で遠くのものを見るときに疲れるなど、具体的に症状を眼科で伝えてみましょう。

眼科医にしっかりと診断してもらい、眼鏡の処方箋を書いてもらういましょう。眼鏡を普段かけない人でも、手元を見るときに眼鏡が必要、運転するときに眼鏡が必要という人もいるでしょう。どんな作業をするときに眼鏡を使うことが多いのか、それを伝えて相談してみましょう。
診断書もって、眼鏡店へ行けば、自分にあった眼鏡を見つける近道になります。