メガネの作り方!小さなお子さんや不器用な人でもできる簡単工作

最終更新日:2018/11/02

お子さんが夏休みや冬休みの自由研究で悩んでいたら、工作でメガネを作ることを提案してみてはいかがでしょうか。

一言に「メガネ」といっても、色々なデザインや作り方があります。面白いメガネや可愛いメガネなど、ユーモアに富んだ色々なメガネを作ることができますよ。

ここでは、手先が器用では無い小さなお子さんでも簡単に作ることができるメガネの作り方についてご紹介します。

工作が苦手なお母さんでも、お子さんと一緒に作れる簡単なメガネをご紹介しますので、是非一緒に作ってみてください。

全ての材料を100円ショップで購入できるものや面白い実験ができるメガネなど、 バラエティに富んだ色々なメガネの作り方をご紹介します。

工作が苦手なお子さんでも簡単!3Dメガネの作り方

ちょっとした仮装アイテムとしても主流になってきたメガネ。自分で作ってみたいというお子さんもいるのではないでしょうか。可愛い物や、面白いものが自分で作れたらきっとお子さんも嬉しいはずです。

是非、工作が苦手なお母さんやお子さんも、一緒に楽しんでおもしろメガネを作って見ましょう。オススメなのは、簡単に作れる3Dメガネです。そうです、あの赤と青のメガネです。赤と青のフィルターで左右で見えるものを変えて、立体的に見せるのがこの3Dメガネです。

幼稚園や小学校低学年であっても、お母さんと一緒なら短時間でつくることができます。ハサミやカッターを使うので怪我にはくれぐれも注意して下さい。

用意するものは、厚紙1枚、カラーセロハン(赤・青)一枚ずつ、ハサミとカッター、のりです。フレームを作る厚紙がなければ、牛乳パックなどでも代用できます。3Dの絵を描く、紙と赤ペン、青ペンも用意しましょう。

作り方です。
まずは厚紙を切ってメガネのフレームになる部分をつくります。お子さんの目の形に合わせてメガネのフレーム部分を作りましょう。上の部分を山折りにしてあとでレンズ部分にセロファンを挟み込む為、上になる部分を中心に、上下対称になるように厚紙を切りましょう。

赤いフィルムと青いフィルムをレンズに幅より少し大きめにきります。のりで貼り付ける部分を必ず作って切りましょう。赤いフィルムは左目に、青いフィルム右目のレンズになるようにフレームの内側にのりで貼りつけます。色が薄い場合は、数枚重ねましょう。赤は2枚、青は3枚重ねて貼ると丁度よいレンズの濃さになります。
3Dメガネのフレームを真ん中で折り曲げ、セロハンは挟む込むようにのりで止めましょう。

次に、横の耳にかける部分のつるになる部分も別途、左右分2枚厚紙を使って作ります。フレームの左右にこれを貼り付けて、完成です。

もちろん厚紙で作っているので、オシャレではありませんが、可愛い絵を描いたり色をぬると楽しくなりますよ。

次に3Dの絵を描いてみましょう。どんな絵でも良いですが、簡単なものがお勧めです。下絵を紙の下に置き、赤いペンで写し描きしましょう。下絵を3ミリ程度「左」ずらして、今度は青ペンで下絵をなぞりましょう。これで飛び出す絵の完成です。逆に「右」にずらして書くと、奥に見える絵になります。全く飛び出さない、通常の絵を黒ペンで加えておくと面白いかもしれません。早速作った3Dメガネで絵を見てみましょう。飛び出したり、引っ込んだりしている絵に、お子さんもきっとびっくりするはずです。

小学生であれば、なぜ飛び出すのかなぜ奥に見えるのかなどを調べて自由研究にしてみると面白いかもしれませんね。

工作で可愛いメガネを作りたい!キュートなメガネの作り方

女の子であれば、工作に可愛いメガネを作りたいという人もいるかもしれません。そんなキュートなメガネの作り方をご紹介します。お子さんと一緒に楽しみながら作ってしまいましょう。仮装パーティーなどでもきっと盛り上がるはずですよ。

用意するものは、段ボール、絵の具やペン、ボンド、ガムテープ、飾り用のシールなど、あとはカッターとハサミ、穴あけパンチです。

作り方です。ダンボ-ルにメガネの丸い輪2つを下書きします。直径は、目の幅に合わせて決めてください。7センチ程度がよいでしょう。レンズの橋渡しをする鼻の部分1つと、フロント横のつるの部分2つも下書きしておきましょう。下書きが完成したら、ハサミやカッターで切り取ります。

ポイントは、ここからです。絵の具で可愛い絵をかきましょう。動物やお気に入りの模様を書いてもよいですし、シールをペタペタ貼っても構いません。折角フレームがリング状なのですから、ドーナツや輪切りのパイナップルなどを描いても面白くなります。可愛くキュートなメガネになりますよ。

フレームとレンズの橋渡しをするブリッジ部分、そして、横のつる部分をボンドで裏から貼りつけましょう。つるの部分は、ガムテープで補強するとよいでしょう。あくまで後からです。更にオシャレにキュートにしたい場合は、つるのこめかみ部分に可愛いチェーンをつけてしまいましょう。お子さんのお気に入りの紐やリボンなんかをつかっても良いかもしれません。キュートなメガネの完成です。

全ての材料が100円ショップで揃うメガネの作り方

子供はメガネが大好きです。ちょっと工作で作ってあげるだけで、すぐに喜んでつけてくれます。気に入りすぎて毎日つけていると、遊んでいる間に壊れてしまうなんてことも。思い切って、安い材料でメガネを新しく作ってあげませんか。子供でも簡単に作ることができるので、一緒に作ったり、作り方を教えてお子さんの思うように作らせてあげるのも楽しいかもしれません。独創的なメガネが出来るかもしれませんよ。

材料は全部100円ショップで揃います。使う材料は、工作用の厚紙(牛乳パックでもよいでしょう)、セロハン、モール、輪ゴムです。

作り方です。厚紙をメガネの形に切り取りましょう。女の子ならハート型や星型など、男の子なら、車の形にしたりしても面白いでしょう。どんな形でも、レンズになる部分が空いていればOKです。真ん中のレンズが入る部分は、カッターを使って切り取りましょう。カッターにお子さんが慣れていない場合は、お母さんが切り取って下さい。

穴あけパンチを使って、メガネフレームに横にモールを通す穴を開けます。モールで横のつるの部分を作りましょう。モールは半分に折って、間に輪ゴムを通しましょう。輪ゴムは頭の大きさに合わせて3本程度つなげたものを通し、モールに通します。モールで挟み込む感じです。モールをねじって強度を高めます。そして、フレームの穴に通して取れないようにしましょう。テープなどで固定すると取れづらくなります。

後は、お子さんの好きなようにフレームに模様を描かせてください。シールを貼ってもよいかもしれませんね。気に入った色のセロファンをレンズ部分に貼れば完成です。色フィルムを使うと、かけたときにいつもと違う風景が楽しめますよ。

好きな戦隊ヒーローがあれば、それをもとに、似たような雰囲気で作ってあげると、メガネをかけるだけでいつでもヒーローに変身できちゃいます。お気に入りになること間違いないしです。

メガネといえども、ゴムを使って頭の後ろでメガネを止めているだけなので、子供の頭のサイズにあわせて長さを調整が可能です。ピッタリサイズにすることができるのもこのメガネの良い所です。耳にかけている訳ではないので、ちょっとやそっと動いてもずれません。メガネをかけたまま、戦隊ポーズも格好良くキマるはずですよ。

牛乳パックで工作!水中メガネの作り方

家にある身近な牛乳パックは、工作にピッタリな材料です。
牛乳パックは水にも強い素材です。ですから、この牛乳パックを使って、水中メガネを工作するのも良いかもしれません。夏休みにの自由研究に、自分で作った水中メガネを持って、川へ行って生き物や川の中を観察するなんてのも面白いと思います。

材料は家に在るもので殆ど出来てしまいます。牛乳パック、ラップ、ビニールテープ、紐、輪ゴム、あとはハサミと穴を開けるキリや穴あけパンチなどです。

作り方です。牛乳パックの上部分と底をカットして筒の状態にします。底になる部分を覆うようにラップをかけます。シワが寄らないように丁寧に覆ってください。次に輪ゴムでラップをしっかりと固定します。
水に潜らせなければならないため、水圧でラップが押しこまれてしまわないように、しっかりと輪ゴムの上からビニールテープで固定しましょう。ラップを少し大きめに切って使うことで、深くまで牛乳パックを水に入れても大丈夫になります。牛乳パックの縁付近のラップの付けていない箇所に2つ穴を開け、首からかけられるようにしましょう。紐を穴に通して結び、結び目をビニールテープで牛乳パックに固定したら完成です。

作った水中メガネを持参して、早速川や池へ出かけて見ませんか。この水中メガネを使うと、普段、濁っていて見えにくい場所や、なかなか覗くことのできない水中の世界も、楽しむことができます。川底の様子もハッキリとみることができますよ。魚や面白い植物に会えたり、新しい発見もあるかもしれませんね。

ただし、川や池は危険なこともあるので、水の中に入ってしまったりしないよう、親御さんが必ず付き添って観察に出かけましょう。

前を見ているのに後ろが見える!おもしろメガネの作り方

また、自由研究にピッタリなのが、マジックミラーの仕組みを利用した、スパイメガネです。前を見ているはずなのに、なぜが後ろの様子が分かるこの不思議なメガネは、なんと100円ショップなどにある材料で、簡単に工作することができるのです。
お子さんと一緒に作って、マジックミラーの仕組みを学んでしまいましょう。

材料は、半透明のなるべく色の濃い下敷き、曲がるストロー2本、後は、定規とカッター、セロハンテープです。半透明の下敷きは100円ショップなどでも購入できます。

作り方です。カッターを使うので必ず保護者がついて行いましょう。下敷きをメガネの形に切ります。通常のメガネより横部分をすこし長めにして、後ろを見やすくするのがポイントです。上部のサイドに1センチ程度のストローを差し込む切り込みを入れましょう。切り込みは顔の幅に合わせて下さい。

曲がるストローの折り曲がる部分が耳にかかるように長さを調整し、ストローの曲がらない部分の切り口に5ミリ程度の切り込みを入れてストローに差し、切り込みを開いて前から動かないようにセロハンテープで止めましょう。
これで完成です。

作り方は至って簡単です。早速メガネをかけて後ろを見てみましょう。明るさの違いで、見え方が変わると思います。マジックミラーの原理は、入る光の強さによって反射する場合と透視できる場合に変化するのが特徴です。ですから、前がとても明るい場合は、スパイメガネに後ろが映らない可能性もあります。

マジックミラーは、外から中をみると昼は外の景色が映って中がみえないのに対して、夜は中の方が明るいため、室内が良く見えてしまうこともあるでしょう。昼と夜では、明るさが逆になるので、見え方も反対になるのです。

また、スパイメガネをかけた時、端の部分だけ後ろが見やすい場合も在るでしょう。それは光の屈折する角度によるものです。端は真ん中に比べると、目に届く光の角度が大きくなるため、後ろがより映りやすくなるのです。

この面白いスパイメガネを工作して、ものを見ることによって、マジックミラーの原理や仕組みを知るキッカケにもなります。構造がわかれば、どんなものにマジックミラーが使われているのか調べてみるのもよいいかもしれません。学習や自由研究に是非活用してみてくださいね。