セルロイドのメガネフレームが白くなってきたときが寿命のしるし?大人になって視力が落ち着いてくると、メガネの変え時がいつなのかわからなくなってしまいますがメガネには寿命があります。それは、レンズであったりフレームであったりもちろん視力であったりとさまざまですが、セルロイドフレームの寿命とはどのくらいなのでしょうか?
私も、以前はセルロイドフレームを使っていました。こすったわけではないのに、内側が真っ白に・・・。
セルロイドフレームはなぜ、白く変色してしまうのでしょうか?白くなってしまったフレームはどのように直せばいいのでしょう。
白くなったものを直す方法やメガネを長持ちさせる方法を紹介します。
セルロイドメガネの特徴とは
セルロイドメガネの特徴とはどのようなものなのでしょうか。
セルロイドはべっ甲や象牙の代用品として開発されました。
軽くて丈夫で肌触りも良く、おもちゃや食器、メガネのフレームなどによく使われていました。
しかし、その一方で熱に弱く、また数年使い続けていると独特のニオイを発する事もあります。
そのため、現在ではおもちゃやメガネのフレームに使われる機会は以前より少なくなっています。
とはいえ、使い勝手も良く希少価値もあるセルロイドフレームを大事にしたいですよね。
手の脂や整髪料などの汚れが付いたら拭いて綺麗にするのはもちろんですが、場合によってはメガネ店に研磨を依頼するなどして、綺麗な状態を保つようにしましょう。
寿命がくると白くなる?セルロイドのメガネフレーム
セルロイドのメガネフレームを使用している人の間では、「寿命がくると白くなる」という噂があります。
セルロイドのフレームが白くなった時は、本当に寿命が来たという証拠なのでしょうか?
セルロイドのフレームが白くなる時の多くの場合は、髪につけた整髪料が原因だったり、石鹸などのアルカリ性のものが付着したことで起きます。
ですので白くなった部分は一種の汚れのようなものなので、「白くなる=寿命」というわけではありません。
白くなってしまっても、洗ったり、メガネ店で研磨をお願いしたり、自分で磨いてみると、再び綺麗な状態に戻すことが出来ます。
とはいえ、数年使い続けていると素材に劣化も見られます。
今までは普通に磨けていても、突然ポッキリ折れてしまったり、もろくなってしまった事により、メガネ店から研磨を断られる事もあります。
そういった場合は、やはり寿命が来たと言えますから、新しいメガネのフレームに変えることをおすすめします。
大切なセルロイドメガネの寿命を伸ばしてくれるプロの技術
セルロイドメガネのフレームは自分で研磨することも可能ですが、大切なセルロイドメガネの寿命を伸ばすのなら、プロの技術にお任せしましょう。
専用の研磨の機械はもちろんのこと、そのメガネに合わせた道具で細かなところまで行き届いたケアを行ってくれます。
多くの場合は有料ですが、メガネ店によっては、その店で購入したメガネであれば、無償で行ってくれる場合もあります。
また他店で購入したメガネを持ち込んだ場合は、料金がかかるだけではなく、店によっては研磨や修理などのメンテナンス自体断られてしまうことがありますのでご注意ください。
他にもメガネ店だけではなく、修理やメンテナンス専門のお店もありますので、そういった所に依頼してみるのも良いでしょう。
自分でセルロイドフレームをきれいにする方法
自分でセルロイドフレームをきれいにする方法はいくつか種類があります。
自己責任ではありますが、「ちょっときれいにしたいけど、お店に持ち込むほどじゃない」などといった時に試してみると良いでしょう。
また、どの方法の場合も、くれぐれもレンズまでこすってしまわないように注意しましょう。
- メラミンスポンジ
お掃除によく使われるメラミンスポンジは、セルロイドフレームをきれいにするのにも役立ちます。
使い方は、お掃除するときと同じで、セルロイドフレームを軽く湿らせたメラミンスポンジでこするだけです。 - 歯磨き粉
歯磨き粉に含まれている研磨剤はセルロイドフレームを磨く時にも使うことが出来ます。
やり方は、柔らかい布に少量歯磨き粉をつけ、それでフレームを磨くだけです。
最後は歯磨き粉が残らないように水洗いをしてください。 - 専用クリーナー
メラミンスポンジや歯磨き粉以外にも、セルロイドやアセテート専用のクリーナーを使うという手もあります。
少々高価ですが、きれいに磨けば、新品のような輝きを取り戻すことも可能です。
メガネの寿命を伸ばすのは扱い方
メガネの寿命を伸ばすのは扱い方によって決まります。
汚れがついた時のケアももちろんですが、ツルや鼻当てなどが歪んでしまうような扱いはしないようにしましょう。
メガネをかけたまま寝るのはNG
寝転がって本を読んだまま寝てしまったり、ちょっとした休憩のつもりがグッスリ眠り込んでしまったりなど時々メガネをかけたまま寝てしまうことってありますよね。
しかし、人は寝ている間に寝返りを打ったりしますので、メガネをかけたまま寝てしまうと、フレームなどが歪んでしまう原因になります。
メガネを片手で外す
メガネを片手で外すことってよくあることですし、他の人もやっていますよね。
しかし、実はこれをするとメガネの片側だけに負荷がかかってしまい、フレームを歪ませる原因になってしまいます。
ですので、メガネを外す時は両手で外すようにし、両手が使えない時は、レンズとレンズの間のブリッジをつまんで外すようにしましょう。