メガネに付いた傷は自分で研磨できるの?レンズの傷について

最終更新日:2018/11/09

メガネのレンズに付いた傷を自分で研磨して、キレイにしたい!

でも、ちょっと待ってください。

メガネのレンズには、様々な加工が施してありますので、自分で研磨すると傷を修復するどころかレンズを傷めてしまうことになります。

残念ながら、メガネのレンズが傷ついてしまったのなら、その傷を研磨などでキレイに修復する方法はないようです。

では、なぜメガネの傷は修復させることができないのでしょうか?

その理由と、メガネのレンズについてご紹介いたします。

メガネに傷が!小さな傷は自分で研磨してもいいの?

日頃メガネを使っているとちょっとしたことで、メガネのレンズに傷が入ってしまうアクシデントに見舞われることもあります。
その結果、視界が思わしくないことになり、どうしても傷をどうにかしたいと思ってしまうものです。

ですが、メガネのレンズについた傷は研磨してしまうと見え方自体が変わってしまう部分があるため、セルフで研磨を行うなどの行為はなかなかにリスクが高いです。

メガネのレンズはガラスのような風体をしていますが実はプラスチックだったりします。
レンズは見えやすいように工夫をされて作られており、工程の中には目には見えないですがコーティングを施されているため、削ってしまうと皿に傷をひどくする結果となります。

どうしても傷をなくしたいならレンズを交換する他ないでしょう。

結論としては自分で削ってしまってはいけません、ということになります。
理由としては、

  • レンズのコーティングが剥がれて品質を損なってしまう。
  • 無理な研磨により度数が変わり見え方がおかしくなって使い物にならなくなる。
    この2点につきます。

メガネのレンズに付いた傷は自分で研磨してはいけない

傷がついてしまうとメガネをなんとかしなくてはと、お店でプラスチックを磨くためのメガネクロスのようなものを見つけたりということもあるでしょう。

マイクロファイバーの素材に研磨剤が含まれているというものが流通してはいますが、そういった商品は染み込ませてあるワックスで艶出しされたりという効果は得られますが、傷を消すためには作られていません。

そうしたことからもわかるように、『レンズに付いてしまった傷を消すことは無理』なのです。

さきほどお伝えした2点を詳しくいうと、コーティングが剥がれてしまったり、度数が変わってしまったりすると、まず第一に目にとても負担がかかる状態となってしまいます。

レンズの傷は基本的にお店に持ち込んでもレンズ交換となる案件です。
経済的に痛いと思ってもレンズの傷がストレスになるのであれば、それは避けようがない出費となると思います。

交換だけなら、あまりに特殊なレンズでなければ依頼したその日のうちにレンズ交換をして貰える場合もありますので、購入店などに依頼することを考えましょう。

メガネのレンズにも寿命があります

メガネは長年かけ続けていると生活に馴染みすぎて、寿命を気にするようなことがないという状態になりがちですが、実はレンズに傷が入る以外にも寿命となる部分があります。

レンズにはコーティングが施されているというお話をしましたが、そのコーティングが剥がれてしまっているという状態も寿命ということになります。

コーティングはどこでどんなふうに使用していたかということにも依存してきますが、基本的に3~5年でレンズにも寿命が来ているということになります。

開きがあるのは使用方法に依存する部分があるからです。

雑に扱っていれば寿命は自ずと短くなりますし、日頃から正しいお手入れをしていれば5年使うことが出来るような状態となるでしょう。

レンズ以外にも使用していると黄ばみや歪みが出てきたり、鼻あてのネジが緩むようになったり、他の部分にも劣化が現れます。

そうした部分からも寿命を見極めることが出来ると思いますので、よほど新品のメガネのレンズに傷が入ってしまったのでなければ、まるごと交換ということも考えてみるといいと思います。

メガネのレンズに傷がつかないようにするには

メガネのレンズの傷についてはわかったとして、ではどのように使えば傷のないメガネで生活できるのかという疑問が生まれると思います。

知っていることも含まれるかもしれませんが、もしかすると今までやっていたお手入れなどが間違っているかもしれません。

今一度おさらいしておきましょう。

メガネのレンズに傷をつけないために注意したいこと

  • レンズを下に向けて置く
    レンズに傷が入ってしまいやすい状態になりますのでこの置き方はおすすめしません。
  • ポケットに直接入れる
    これも傷がついてしまうので持ち運ぶ際にはケースに入れるか布に包むなどの保護を行いましょう。
  • 無理なかけ方をする
    メガネを掛けるときは必ず両方のつるを持って顔の正面からゆっくりかけましょう。
    片手でメガネを掛けるようなことをすると安定しないので、なにかにぶつけてしまったりすると傷が入ってしまうかもしれません。
  • 中性洗剤以外で洗っている。またお湯を使用している
    メガネはお湯で洗うとコーティングがダメージを受けます。
    さらに台所用の中性洗剤以外の洗剤だと洗浄作用が強すぎたりして、メガネによくありません。

なるべく水で中性洗剤で洗浄するような形にしましょう。

そうしたことを気をつけて傷がついたり増えたりしないように使っていきましょう。

メガネのレンズに傷が付きにくいのはガラスレンズだけど…

メガネのレンズには大まかに『素材』と『設計』の2点を軸に作られています。

素材はプラスチックレンズとガラスレンズの二通り、
設計は様々種類があり球面や非球面、さらには両面費球面設計レンズなどというものもあります。

そうした種類の中でどんな見え方をするレンズを選ぶかということは、普段はメガネ屋さんが私達に相談を交えつつ選定してくれています。

そこで剪定の基準となっているのが、メガネレンズの『薄さ』『重量』『見え方』です。

ガラスのレンズになればフレームと合わさったときの重さはずいぶんなものになりますし、度数によってはメガネがよくずれてしまうなどの弊害が起きます。

その一方でガラスのレンズは傷がつきにくいという利点がありますが、今はプラスチックレンズがメガネ屋さんでおすすめされる主なレンズです。

それはメガネには薄く、軽く、見やすいといった部分の需要がとても高いからです。
先述したとおり度数によってはレンズが重たくなり、メガネを掛けていることがストレスとなることもあるのです。

そのためガラスレンズに比べて軽くて割れにくく、カラーバリエーションなども豊富なプラスチックレンズが流通しはじめ、普及しました。

視力測定で測定された結果だけでなく、メガネをかける人がどこまで見たいか、どういう状況でかけるのかといったことも含めてメガネを作る必要があるため、
それぞれのレンズのメリットとデメリットを理解した上で、メガネのレンズを選定する必要があります。

傷が入ってしまったメガネの寿命も見極めつつ、次に使うレンズをどんなものにするか、どんなふうに使っていくかを考えながら気に入ったものを使っていきたいですね。