メガネの傷を修理したい。自己流がオススメ出来ない理由とは

最終更新日:2018/11/09

2・3年使っていると愛用のメガネが曇ったように感じませんか?
実はそれには、細かな傷がついてしまっているのかもしれません。

私達が普段何気なく使っているメガネは、毎日の使い方によってどうしても傷がついてしまいます。
よくみると私のメガネもいつの間にか、小さなキズが何本もついています。

小さな傷くらいなら研磨したら何とかならないか。自分で修理出来ないか。と思ってしまいますよね。
ですが自分で研磨するなどの修復作業はおすすめできません。気になるその理由を解説します。

ではメガネ専門店に持って行くとどうなるのでしょうか。修理?交換?費用についても紹介します。

メガネは意外にデリケート。寿命を延ばす使い方も知っておくと良いですね。

メガネについた傷は自分で修理したいけれど

IT社会と言われる現代の日本人は、メガネを掛けている人がたくさんいます。
そんなわたしもメガネをかけているのですが、1つや2つ違う種類のフレームで持っている人は少なくないと思います。
ただ、日々の生活に溶け込みすぎてレンズが割れてしまったり傷をつけてしまったりなんてこと多く無いですか?
最近では販売自体安くなってますが、では修理費用はどのくらいかかるのでしょうか?
預けなければならない、費用がとてもかかりそう、というイメージから自分で修理することはできないのでしょうか?

レンズを何度擦ってみても取れない汚れ、それは傷の可能性が高いです。
かといって自分で修理したなどという話しは聞いたことがなく、私の場合は安い眼鏡を購入するので2年3年と毎日使用していたので傷がたくさん入ってしまい、とうとう落としてフレームが割れてしまい、捨ててしまいました。
その時の感覚は、修理すると購入料金より高くなるんじゃないだろうか?という事です。
色々な意見があるかと思いますが、自分で修理することはあまりオススメできないようです。
メガネ販売店に行くと研磨剤入りのメガネクリーナーなどを見かけますが、それを使用することで傷が取れた、消えたなんて事も実際あります。
ただ、それをすることでレンズを変形させてしまい視力に大きく影響を及ぼす結果となってしまうパターンもあるのです。

基本的には、購入元のメガネショップに相談することをオススメします。

メガネ店では、メガネの傷は修理なのか交換なのか

では、眼鏡の傷は修理で簡単にすむのでしょうか?それとも交換しなくてはいけないのでしょうか?

私が確認した結果は、交換でした。
そもそもメガネのレンズはその人に合った形で制作されています。
その一部でも傷ついてしまったら、増やすことはできず削ることしかできませんよね?

分かりづらい場合、例えば消しゴムを想像してみて下さい。
消しゴムは字を消してしまうと減っていきますが、やっぱり増やしたいと思っても削ってしまったところはもとに戻らないですよね。
原理はそれと同じで、傷がついたことによって削り取られた傷部分は修正することは難しいのです。
少しの浅い傷ならなんとかなるんじゃないかと思いますが、浅い傷でも深い傷でもレンズは視力にとても大きな影響を及ぼしますので、一般的には交換となります。

では、交換料金はどのくらいかかるのでしょうか?
この問題はレンズの種類、度数や販売店によっても様々なのでハッキリと断言はできないのですが、一般的には5000円位~のようです。
購入時もとっても安く購入したのであれば、今ならレンズ・フレーム込みで5000円位のメガネも販売されていますので安い眼鏡自体を購入した方が得のような気もしてしまいます。
わたしの経験上、乱視の入っているレンズは通常のレンズより高くなる傾向があるようです。
なので、予めメガネ販売店に「レンズに傷が入ってしまった」と電話で金額等の相談しておくのも1つかもしれませんね。

傷などのメガネの修理が自分で出来る場合と出来ない場合

上記で自分で傷を修理することはオススメできないとお伝えしていますが、実は例外もあります。

メガネについた傷の色々なパターンを紹介します

レンズ自体がなにかしらの拍子に外れてしまった場合

これは、レンズ自体ではなくフレーム部分からカッポリ外れてしまった場合の事をお伝えしています。取り付ける時には気をつけたいポイントが何点かあります。

  1. 汚い手でレンズを直接触らない
    取り付ける前に手を洗いましょう。
  2. 外れたレンズも水洗いしておく
    取り付ける時にいくら手にゴミが付いていなくても、レンズ側にゴミが付着していた場合傷になってしまう可能性があるからです。
  3. 丁番(レンズとフレームを接続している部分)が取れてしまった場合
    フレームの種類にもよりますが、精密ドライバーのマイナス側のようなもので丁番のネジ部分をクルクルまわせば接続できます。
    この時、丁番のネジ山部分を無理に回してなめってしまわないようサイズのあったドライバーを使用して下さいね。

自分で修理できないパターンを紹介したいと思います

  1. レンズ自体に傷が入った、レンズが割れてしまった
    上記でもお伝えしている通りレンズ自体の損傷は修復できません。
  2. フレームが割れてしまった
    耳に掛ける部分がポキっと折れてしまった場合など、応急処置としてガムテープでくつけてみたりボンドで接着してみた事があるかもしれませんが、レンズと目との距離感が変わってしまうことがあります。想像したとおり、視力に悪影響を及ぼしますので使用することは危険です。

メガネはとてもデリケート。こんな使い方はNG

知っている人もいるかと思いますが、メガネはとても繊細な商品です。
最近では「フレーム部分をどんなに曲げても折れません」などとうたっている商品も販売していますが、基本的には折れやすく曲がりやすく、壊れやすい物なので、取扱には十分注意したいものです。

日常のメンテナンスとして、「え?実はそれはだめなの?」と意外と知られていないNG行為があるので紹介しておきたいと思います。

  • レンズは熱に弱い
    実はとっても熱に弱いのが弱点。種類によっては少し温度が高いだけで変形してしまうこともあります。洗浄は、「水」といわれているのはこのためかと思われます。
    保管場所も直射日光が当たるような場所を避けて保管して下さい。
  • 薬品に弱い
    レンズを傷つけないよう、色々な方法を使いレンズの清潔を維持したいと思われる方もいるかと思いますが、自己流での薬品使用はオススメできません。
    レンズの種類によって歪んでしまったり膜がはってしまう(溶けてしまう?)なんて事もありますので、規定の使用方法、メンテナンスで保管して下さい。

メガネは大切に扱って長く使いたいもの

ここまでメガネはとてもデリケートで、1番傷つきやすいレンズ部分はは自分で修理することすら困難とお伝えしましたが、どうでしょうか?

最後にメガネを長く使用する為にも、必要なメンテナンス方法などを紹介していきたいと思います。

基本的な作業の日常に必要なメンテナンス、守るべきこと

ゴミ、汚れを発見したら水洗いをする

これは、メガネ購入時に店員さんからも言われていると思います。
お湯での洗浄は控えて下さい。

置く時にレンズ側を下にしない

何度もお伝えしてますがレンズ部分はとても繊細で一度傷ついたら修理ができません。
かならずフレーム部分(たたんだ場合耳にかける部分)が下にくるようおいて下さい。

ケースにいれて保管する

車など、直射日光の当たりやすい場所でメガネを使用することもよくあると思いますが、基本的にはケースを持ち歩くよう心がけて下さい。
直射日光を避けられるとともに、空中に浮いてるホコリやゴミからレンズを守ります。
購入する時にケースをプレゼントしてくれる販売店もたくさんありますし。100円均一でもケースは販売していますので、是非ケースも一緒に持ち歩いて下さい。

「眼鏡は顔の一部です」なんていうCMも昔ありましたが、目の悪い人にとってメガネは一時も手放せないほど大切な存在です。
かといって、安価で購入できる商品でもありませんので、大切に長く使用していきたいですよね。
私が思うに、予算もあるとは思いますが安価なメガネを購入するとより雑に扱ってしまいがちなので、少し値ははってもフレームにこだわった自分特別なメガネにすることでより大切にする気持ちはますかもしれませんね。