サングラスの紫外線カットには寿命がある!効果と正しい使い方

最終更新日:2018/11/04

『サングラスの紫外線カット効果には寿命がある』
そんな話を聞いたことはありませんか?
レンズが壊れるまで半永久的に効果があるものだと思っている方も多いと思いますが、実は寿命があると言われます。

サングラスの紫外線カットのレンズの種類や、カット効果の調べ方、自宅での正しいお手入れ方法などをご紹介します。

女性にとって紫外線カットがあるか、ないかは大きな問題ですよね。肌と目のために正しい知識を学びましょう。

サングラスの紫外線カットの寿命

サングラスの紫外線カットの効果には寿命があるということはご存知ですか?

基本的にサングラスはもちろん、どんなメガネのレンズにも紫外線カットの効果が付与されています。

紫外線カットの効果を引き出すために使用されている方法としては、『レンズに紫外線カットの効果を持つ樹脂を練り込んでいる』ものと、『レンズに紫外線カットの効果を持つコーティングがされている』もののふたつがあります。

練り込んでいるものは『UVカット素材』、コーティングされているものを『UVカット加工製品』と呼んでいたりします。

そうした表示は購入する際にレンズにシールで貼ってあったり、説明書に書いてあったりということで確かめられますが
これらの効果は購入してから約5年ほどまでが限界と言われています。

どのような場所でどのくらいどんな使用をしたのかということに依存してくる部分ではありますが、買い替えを考えるのは購入してから3~5年の間が目安です。

サングラスの紫外線カットの寿命を知りたい時の対処法

では今使っているサングラスの寿命はいつ来るのか、ということを知ることが必要になってきますが、それを知りたいときにはメガネ屋さんにてUVカット率を調べられる測定器を利用してみましょう。

測定器がある店舗とそうでない店舗があるため下調べは必要ですが、測定をするくらいならば視力を測るのと同じように無料でやらせてくれるところがほとんどだと思いますのでメガネ屋さんに行ってみましょう。

測定してみて、もしUVカット率が99%を下回るようであれば買い替え時が来ていますので、新しいお気に入りのサングラスを探してみましょう。

この寿命はレンズが紫外線を吸収できなくなったときの寿命のことを指していますので、他にもフレームに歪みが出ていたり黄ばみがあったり、傷がある場合などには買い替えをするほうがいいと思います。

もし傷があるとその部分だけ紫外線吸収率が悪くなっていたりということもあるため、紫外線のこと以外にも寿命だと言えそうなポイントが有る場合には買い替えを考えましょう。

サングラスの紫外線カットの寿命に影響するNGな使い方

では新しいサングラスを購入したとしても、寿命を短くするような使い方をしていては損です。

そんな状況にしないために気をつけるべきポイントも覚えておきましょう。

サングラスの紫外線吸収率を長持ちさせる使い方

  • レンズ面を下にして置かない。
  • ポケットに直接入れない。
  • 傷が入らないように使用する。
  • 夏場に限らず高温多湿の場所は避けて保管する。
  • クリーニングを行うときは必ず水で。
  • 洗浄には中性洗剤を使用する。

紫外線吸収率を低下させないように使用することは自ずとサングラス自身の長持ちにも繋がるため、アウトドアで使用する場面が多いアイテムではありますが、極力丁寧に扱ったほうが長持ちさせられます。

サングラスの高温多湿の場所での保管は紫外線吸収率を低下させてしまうばかりでなく、フレームの歪みなどの部分にも影響を与えますのでなるべくそういった場所での保管は避けましょう。

サングラスはお湯に弱く、レンズのコーティングなどはそれらでダメージを受けてしまうので必ず水で洗い、傷や変質の恐れのある洗剤は使用しないようにしましょう。

一番安全に洗浄できるのは台所用の中性洗剤です。
メガネ専用の洗剤なども販売されて見るので試してみてはいかがでしょうか。

サングラスの紫外線カット効果と色は関係があるのか

サングラスのレンズの色と紫外線カット効果は全く関係がありません。
薄い色のレンズでも濃い色のレンズよりも紫外線をカットできているものもあります。

紫外線をカットできる能力が下がってしまっている状態の、濃い色のレンズのサングラスを掛けているとかえって目を傷めてしまいます。

濃い色のサングラスであるため、目は光を取り込もうと瞳孔を大きく開きますが、紫外線はカットされていないため多くの紫外線も取り込んでしまうという状況ができてしまうのです。

そうした状況は作らないようにサングラスの寿命をしっかりと確認しておくのが重要です。

サングラスにはもともと紫外線を防ぐ機能が備わっていますので、それが99%を下回っているからといって神経質になる必要はありません。

通勤や買物などの日常生活の範囲であれば、ちょっと寿命を過ぎてしまったものを使っていても何ら問題はありません。

注意したいシーンはスポーツや長時間屋外にいるような状態のときです。
長時間角膜が強い紫外線を浴びていると、健康を害する可能性がありますのでそうした場合にはしっかりと紫外線をカットできているものを使用するよう心がけましょう。

自宅でできるサングラスの正しい汚れの落とし方

サングラスのお手入れは日頃から行っておくと寿命を5年まで伸ばせる可能性が上昇します。

先述しましたがサングラスを洗浄するときは『必ず水で洗い、使用する洗剤は中性洗剤』です。

使用した際の水洗いのときにはしっかりと洗剤成分を落として、吸水性がある柔らかいガーゼやタオル、キッチンペーパーなどで水気を取りましょう。

汚れが少しのときはメガネのクリーナーで拭き取る程度でも大丈夫です。

お手入れにはレンズを取って行うようなものもありますが、ご家庭で行うのが難しいタイプのこともあるため、一度しっかりとクリーニングをしたいと思ったら購入店やメガネ屋さんに持ち込んでクリーニングを依頼してみましょう。

プロの手にかかるとものにもよりますが、分解して洗浄まで行ってくれたりアフターケアまで行ってくれることもあるので、そうしたケアでなるべく長くお気に入りのサングラスをお使いいただけます。

寿命を見極めるポイントと日頃のケア、そして紫外線カットの種類とその影響についてご紹介しました。

寿命が近そうなサングラスはなるべく使わないようにして、買い替えたりなどの対処を行ってドライブやアウトドアでの活動を楽しんでください。