サングラスケースを手作りしましょう!
どのように持ち運ぶのか、シチュエーションの違いによって、ケースも変わってきますよね?
カバンに入れっぱなしなら、ハードなケースが必要です。
また、お気に入りの布でチクチク縫って愛着のわく1点物を作ることもできます。
クラフトキットを購入すれば、革製のサングラスケースだって手作りしちゃえますよ。
自分の用途にあったサングラスケースを是非、手作りしてみませんか?
身近にあるもので作れるサングラスケースを紹介します。
型紙不要!サングラスケースの作り方
サングラスケースってたくさん流通してはいますが、なかなか自分好みのものを見つけられなかったりということがあります。
サングラスを持ち運ぶようなお出かけですから、ケースもサングラス同様お気に入りのものを使いたいです。
そうお思いでしたら、オリジナルで作ってみてはいかがでしょうか。
まずは型紙いらずでお気に入りの布でできるオリジナルケースの作り方から見ていきましょう。
型紙いらずのサングラスケースの作り方
材料
- お好きながらの布…約22cm×25cmが1枚
- お好きながらの裏地布…約22cm×25cmが1枚
- キルト芯…約22cm×25cmが1枚
- お好きなリボンやひも…約48cm
サングラスの大きさに合わせてケースのサイズも変わってくると思いますので、布の上にサングラスを置いたら左右は5cmずつくらいの余裕をもたせ、布をサングラスの縦幅に合わせて半分に折ったら、フタとなる部分を余分に8cm前後残しておくような形で布のサイズをはかるといいと思います。
材料の準備が出来たら早速作ってみましょう。
- キルト芯を真ん中が真ん中に来るように表生地と裏地の生地を縫い合わせていきます。このとき、表生地と裏地布が『中表』(柄のある部分が内側)になるように重ねます。
そして裏地布側にキルト芯をかぶせて縫っていきます。
裏返したときに角が綺麗になるように三角に落としておくなどの処理をしておくといいですね。
コの字型に縫っていきましょう。 - 縫えたらひっくり返します。
目打ちなどを使って角まできれいに処理します。 - ここからサングラスが入るくらいの袋にしていきます。
縫い合わせた布を裏地が上になるように見て、長方形を縦にしたような状態にして、メガネの入る大きさの袋になるよう手前側に折ります。
フタになる部分の長さを残して両端を縫いましょう。 - サングラスが入るような袋が出来たでしょうか。
出来たらリボンやひもなどを蓋の真ん中部分から出るように縫います。 - 一直線にリボンやひもを巻き込みながら縫い終わったら完成です。
紐をくるくるっと巻き付けて収納できるサングラスケースの完成です!ペンケースなどでも見かける形になったと思います。
工夫次第でいろいろ使えますのでサングラスケース以外にも使えるポーチの完成ですね。
サングラスの持ち運びにはハードケースの眼鏡入れをお気に入りの布で手作りする
さきほどのようなケースだとやわらかい風合いのものなので、ちょっと荷物が多いときの持ち運びには不安だったりという方もいらっしゃると思います。
そう感じた方はハードタイプのケースを手作りしてみましょう。
少しハードルが高く感じるかもしれませんが、使う材料は、
- 100円ショップで購入できるハードタイプのメガネケース
- お好きな柄の布(外側用と内側用)×2枚
- 両面テープ(なるべく厚めのもの)
だけです!
好きながらの布を使ってサングラスケースを手作り
リメイクのような形で作っていくため、まずはハードタイプのメガネケースの分解から始めます。
- メガネケースを内側の部分と外側の部分に分けます。
結構しっかりと接着されているので壊さないようにバリバリと剥がしていきます。
ケースの外側に貼り付ける布が透け感があるときは表の布も剥がしてしまいましょう。 - 分解ができたら、内側の部分にきれいに布を貼っていきましょう。
両面テープを隙間なく貼り、1本分ずつきれいに貼っていくとうまく貼れます。 - 外側のパーツにも同じように両面テープを貼って布を貼っていきます。
どちらのパーツも見える部分をきれいに、内側と外側の接着部分は余分な布を切ってしまったりしてうまく接着できるような処理にしましょう。 - どちらもきれいに布が貼れたら、外側になるケースの内側に隙間なく、そしてケースからははみ出さないように両面テープを貼ります。
- 内側パーツと外側パーツをしっかりと接着して、完成です!
意外と手間もかからず簡単にできたのではないかと思います。
接着に不安があるときはパーツ同士をくっつけるときに、万能ボンドなどでの接着を行ってもいいかもしれません。
がま口を使ってサングラスケースを手作りしましょう
最近ではがま口タイプのメガネケースなども流通しています。
既成品を見ると難しく感じるかもしれませんが、意外と簡単に作れてしまいますのでお持ちのサングラスに合わせて布とパーツを合わせて作ってみてはいかがでしょうか。
がま口サングラスケースの作りかた
材料
- お好きな布(表布と裏布それぞれ1枚ずつ)
- 接着芯
- 口金
- ボンド
- 目打ち
- ペンチ
作り方
- 型紙を起こします。
サングラスの大きさを確認し、どのような形のどれくらいの大きさのものにするかを決めます。
がま口は丸くぽってりとした形になると可愛らしいので、なるべくマチを付けて考えてみましょう。
必要なパーツはボディ部分とマチ部分。ボディの部分は半分に折ってサングラスが入る大きさです。
半分に折ったらその両端にマチのスペースが入るようなイメージですね。 - 布の裁断
布に型紙を移したら、縫い合わせるぶんを考えて実際に作りたいものの大きさよりも3cmほど余裕を持って裁断します。
ボディの部分は表布と裏布で1枚ずつ、マチの部分は表布2枚、裏布2枚が必要です。 - 縫い始めます。
まずはマチ部分とボディの部分を中表の状態にして縫い合わせます。
裏布のみで作る袋と表布のみで作るふたつのパーツが出来上がります。 - 両端とも縫い合わせたら表に来るパーツのみひっくり返します。
裏布はそのままの状態にしておいてください。 - 表布の中に裏布のパーツを中表になるようにかぶせます。
- マチの部分を縫い合わせて、ひっくり返します。
完成が見えてきたでしょうか。 - 口の部分となる断ち切りのままの布を、断ち切り部分から2mmほど下のところで縫い、処理をします。
- がま口の本体が完成したら、金口をつけていきます。
金口をつけるときは、金口の溝部分に接着剤を流し込み、そこに目打ちで布をきれいに押し込んでいくという作業をします。
布が全て入ったら、端の部分からあて布をした上から四隅をペンチで閉じます。 - 取り付けられたらしばらく乾かし、乾いたことを確認してから閉じてみましょう。
工程は多いですが大まかな作り方を覚えてしまえば、意外と簡単に作れてしまえるのではないでしょうか。
手芸がお好きな方だとあまり苦がなく作れると思います。
サングラスケースをレザークラフトで手作りする
サングラスをちょっと高級なものにしたから、ケースもオリジナルで高級感を出したいという方にはレザークラフトをおすすめします。
レザークラフトと聞くとハードルが高いどころか専門的な知識を持たないと行けない気がしますが、今は材料を通販でも購入できますし、ちょっとした作り方やお手入れの仕方なども様々な形で紹介されています。
さらに初心者さんにおすすめなのが、レザークラフトをはじめたい人向けのパーツがセットになった簡単なクラフトの製作キットです。
値段も作るものにより安価なものもあり、手軽に始められるとあって手を出しやすいですし、難しい専門用語なども簡単に解説してくれているわかりやすい手順書がセットになっていたりします。
基本的なことから順に教えてもらえますので、サングラスケースくらいの小さなものならレザークラフトで制作してみてもいいかもしれません。
オリジナルで作るため人とかぶるということもまずありませんし、レザークラフトに興味があるなら新たな趣味が増えるかもしれませんのでこれを機にチャレンジしてみましょう。
サングラスケースをチクチク手縫いで手作りしましょう
サングラスケースをチクチク手縫いで作るのに向いているのはファスナー付きのケースです。
ミシンがあれば布製品もあっという間に作れますが、パーツが多いとミシンがないご家庭ではなかなか難しいです。
そんなときは一周グルッと縫うだけの簡単なパーツだけで出来ているケースを作ってみましょう。
一周ぐるっと手縫いでサングラスケース
材料
- 表布
- 裏布
- キルト芯
- ファスナー…20cm
- バイアステープ…60cm
作り方
- 型紙を作ります。
サングラスによって変化すると思いますが、縦16cm×横18cmほどの四角の角を丸くしたような図形を書いてみましょう。
それのちょうど半分の位置から上に2cm、下に2cm、この幅だとマチが4cmということになります。
角のアールの角度なども全て合わせて、この形で布を裁断します。 - 表布、裏布、キルト芯の3つを裁断します。
キルト芯が真ん中になり、それぞれ表布と裏布が外側に向くように重ねます。
そのままずれないようにしつけをしておきましょう。
外周を縫い合わせます。 - 布の周囲をバイアステープで囲みます。
バイアステープで布を囲ったら縫い合わせましょう。 - バイアステープがついたらファスナーを取り付けます。
半分に折り、裏布を表に向けながらやると作業がしやすいです。 - ファスナーを付けたらマチの部分を繕い、表に返して完成です。
ファスナーを取り付ける際に、向きなどに注意しつつ縫い幅を同じくらいにすることを気をつけて作りましょう。
手縫いでチクチクと作るサングラスケース、いかがでしたでしょうか。
グルッと縫うだけ、というほど簡単ではなかったかもしれませんが、思っていたより簡単に立派なケースが作れたのではないかと思います。
工夫次第でいろいろなものがオリジナルで作れたり、リメイクできますので試してみましょう。