サングラスのサイズを確認するときにはここの表記を見ましょう。サングラスをかける前に自分の顔にはまるかどうかがわかると探すときに役立ちますよね。
ひとつひとつかけてみて、似合う似合わないを見つけるのも楽しいですがサッと似合うものを決めたいときやネットで購入を考えているのなら表記をきちんと確認しましょう。
また、かけてみてなんだかしっくりこないとならないように似合うサングラスを探すポイントも紹介します。
サングラスのサイズはココに表記されています
サングラスや眼鏡にはテンプル(つる)の内側部分にサイズ表記があります。
物によってないものもありますが、ブランド物などであれば基本的についています。
その表記は「55 □ 20-143」などの四角記号の混じったものです。
これは左側から「レンズ幅 □ ブリッジ(鼻の部分)幅 テンプルの長さ」という表記になっています。
まれに「55 □ 20 143 30」のような表記で最後に天地幅(レンズの縦幅)を示しているものもあります。
どちらも単位はmm。
この表記はボクシングシステムといい、国際規格です。
もとはドイツの国家規格であるこのシステムは、国際標準化機構規格として採用され国内外問わず多くの眼鏡に、このシステムでサイズ表記がなされています。
このほかにもデータムラインシステムという表記がありますが、現在は国際規格となったボクシングシステムが主流となりデータムラインシステムは見かけなくなりました。
眼鏡やサングラスのサイズを知りたくなったら、まずテンプルの内側を確認してみましょう。
四角記号がついていればボクシングシステム表記です。
サングラスのサイズは表記を見て決めると失敗しにくい
サイズ表記はありますが、サングラスを選ぶときにそれを頼りに選んでいくのは禁物です。
サングラスのサイズを決めるときには、レンズ幅とブリッジ幅を足した数字を頼りにサイズを決めます。
先ほどの表記「55 □ 20-143」であれば、55+20=75となります。
これはフレームを前から見た時の幅となるため、自分の顔の幅と比較してみて、どれくらいか、ということを比較できますね。
実際に目の前にあるは実際にかけて大きさが適切か試すことができますが、通販などでサイズを確認しにくい時などにはこれがとても役に立ちます。
実際にサングラスを選ぶときにも、サングラスをかけた時の印象が自然になるよう、顔の幅とこのフレーム幅を近づけておくことが、スマートに似合うサングラスを選ぶコツです。
サングラスをかけてカッコよく決めたいなら、アンバランスにならないよう、こうした細かいところも細心の注意を払っておくのもおしゃれには重要ですね。
サングラスはサイズによって印象が大きく変わります
サングラスのサイズは、ちょっと違うだけでも印象を大きく左右します。
似合うサングラスは輪郭の形やサイズ感で、ポイントを押さえて選んでいくことをおすすめします。
サングラスを選ぶときのポイント
顔の形、大きさをよく確認する
顔の形や大きさによって、似合うフレームの形や大きさは違います。
なるべく輪郭とは正反対の形を選び、コンプレックスを魅力として引き出せるものを探します。
眉毛とフレームの距離
眉毛が隠れることが理想的ではありますが、このとき眉の形とフレームのトップライン(フレームの上側)の形が似ているかどうかをチェックしましょう。
眉とフレームが離れすぎず、なおかつ形の似ているものを探します。
レンズのサイズ感
理想的なサングラスのレンズ縦幅は顔を縦に諮った時の3分の1の長さです。
よく観察しながら絶妙なバランスを探し出しましょう。
フレームの太さ
フレームは太さでかなり印象が変わります。
太く色の濃いものであれば引き締め効果と視線集中を、逆に細く華奢なものだとすっきりとしてサングラスのレンズを邪魔しないものなります。
レンズの形
輪郭が四角いと感じるなら丸みの強いものを、丸顔だなと感じるなら四角いものを試してみてください。
丸みは四角い顔のシャープで強めな印象を丸く優しく、角ばったフレームは丸いお顔をシャープにきりっと見せてくれます。
いろいろな組み合わせでハードルが高く感じる形のフレームも似合ったり、サングラスはこのポイントの他にも素材などで印象を変化させられます。
好みと自分の特徴を合わせて考えて、似合うサングラスがどんなものかということを見極めていきましょう。
サングラスサイズの表記をチェックして似合うものを探しましょう
輪郭と正反対なフレームを選ぶようにと戦術しましたが、例えばどんなフレームがあるの?ということと、どんな輪郭にはどのタイプのフレームが似合いやすいかということを知っておくとサングラスを選びやすいです。
ここで少し自分の輪郭とどんなフレームの相性がいいのか予習しておきましょう。
顔型と似合うサングラスフレーム
丸顔
スクエアやフォックスなど、顔をすっきりとシャープに見せてくれる形のフレームが似合う輪郭です。
丸みの強いものはより顔の丸さを強調してしまうため、天地幅などを確かめつつ四角に近いフレームを試してみてください。
四角顔
直線的でメリハリのある輪郭は、丸みのある曲線的なフレームで優しい印象をプラスします。ボストンタイプやラウンドたいぷが似合います。その中でも小顔効果や引き締め効果のある大きめで、フレームが太目なデザインのものに挑戦してみましょう。
面長
ウェリントンやティアドロップのフレームが似合います。
トップラインが直線的で、反対に下に丸みのあるフレームであるこれらは、面長な方の顔全体のバランスをとり、長さをカバーしてくれるアイテムとなります。
吊り上がっているフォックスタイプのフレームなど、長さが強調されてしまうフレームは避けましょう。
自分の顔の特徴と似合うフレームについて、何となく想像できましたか?
実際にお店でかけてみて、バランスを見ながらどんなものが似合うのか試してみると、しっくりくるのは顔型に合うとされているフレームがほぼ大半を占めると思います。
ただ好みだけで選ぶよりも、似合うものを選んで使っていけるといいですね。
サングラスのサイズを確認したのにズレル…そんなときは
海外サイトで気に入ったサングラスを見つけた!というとき、サイズを確認して購入してもなんだか思っていたのと違う、フィットしない…という結果に終わるのはなかなか悲しいです。
サイズと、ボクシングシステム表記であることを確認していてもこのような事態は起きてしまうことがあります。
それはなぜかというと、「海外のサングラスは日本人向けに作られていないから」です。
日本人の骨格と欧米人では骨格が大きく異なる部分があります。
骨格はどうにもなりませんから、購入をあきらめざるを得ない、もう購入してしまっていたら箪笥の肥やしにするしかない…というわけてはありません。
骨格に合わないからと言ってあきらめてはもったいないです。
なんだかフィットしない、というサングラスは「フィッティング」を行い自分の骨格に合わせて使用すればいいのです。
フィッティングは他店で購入した眼鏡やサングラスを扱ってくれる眼鏡店であれば、行ってくれるところがほとんどです。
例外もありますが、その際にそのサングラスを使ってみた時の悩みも相談してみましょう。
すると鼻パッドの交換でより使いやすくなったり、耳当て部分に使う眼鏡用の便利アイテムでサングラスが使いやすくなるなど具体的なアドバイスと交換などを行ってもらえる場合もあります。
施工代などの料金が数千円前後はかかる場合もありますが、快適に使えるなら安いものですね。
メガネ屋さんではサングラスももちろん扱っていますので、他店で購入したものを持ち込めるところであれば、どんどん利用しましょう。
サングラスのサイズとその表記、似合う顔型とフィッティングについてご紹介しました。細かな微調整も行ってしっかりとフィットする状態でサングラスが使えるといいですね。